購入前に本体スペックをざっくり把握しよう。
DCP-J528NはBrotherの家庭向けブランド「PRIVIO」最新ラインで、4色独立インク+2.7型タッチパネルを備えた軽量モデルです。印刷速度はモノクロ17 ipm・カラー9.5 ipmと、同価格帯ではトップクラスの俊足。加えてA4自動両面印刷や5 GHz対応Wi-Fiを標準装備しており、スマホからのAirPrintやMopria出力もドライバレスで行えます。
Brother 「DCP-J528N」は、1万円台で自動両面印刷・Wi-Fi・スマホ連携までこなす2023年モデルのA4インクジェット複合機です。ぼくが実機と公式資料を突き合わせてみると、箱を開けた瞬間から使えるスターターインクがきちんと4色同梱されていることが確認できました。この記事ではスターターインクの容量と印刷枚数、交換用LC411シリーズとの違い、設置からスマホ印刷までの手順、ランニングコストの現実、そして購入前に揃えたいアクセサリを多角的に解説します。プリンター選びで迷っている人の「なるほど!」を狙っていきますよ。
同梱スターターインクの実態
「インクは別売り?」という不安を解消。
Brother公式FAQによれば、DCP-Jシリーズを含む現行機は必ずスターターインク4本(BK/C/M/Y)を同梱して出荷されます。 さらに取扱説明書にも、初回セットアップ時は“箱に入っている同梱インクを装着してください”と明記。 スターターは標準品の約65 %容量で、およそ350枚前後(ISO/IEC24711測定)の印刷が可能。 楽天「コジマ×ビックカメラ」商品ページも本体重量欄に“インクカートリッジ含む”と記載しており、同梱を裏付けています。
ランニングコストと印刷品質
買った後の“じわじわ出費”を数字で確認。
標準LC411カートリッジ換算で、A4モノクロは1枚約3.2円、カラーは約10.4円。写真L判なら約24.2円です。 顔料ブラック+染料カラーのハイブリッド構成なので、文字はにじまず写真は鮮やか。実機レビューでも「iP2700より乾きが早い」「文字がシャープ」と高評価が目立ちます。
交換インクは純正?互換?
コスト重視派が悩む“互換沼”を冷静に分析。
純正LC411は1色約1,200円前後、大容量4色パックで4,500円ほど。一方、互換インクは4色+黒1本で2,000円台から入手可能です。 ただし互換を使うとプリンター保証が受けられなくなるリスクがあるため、トラブル時の自己解決力がある人向け。公式ダイレクトクラブでの純正価格推移をチェックし、印刷量と安心感のバランスで選びましょう。
スマホとWi-Fiでらくらく初期設定
ケーブルレスで印刷を始める最短ルート。
- 本体電源ON→スターターインク装着→ヘッド充填待ち約4分。
- Brother「Mobile Connect」アプリでQRコード読み取り→Wi-Fi情報自動転送。
- iPhoneなら追加設定なしでAirPrintが即利用可能。
YouTubeの開封動画でも約10分で印刷完了しており、PCレスでも戸惑いは少なめです。
購入前に揃えたい周辺アクセサリ
快適運用の“あと一歩”をサポート。
- A4両面対応コピー用紙(坪量64 g/㎡) … 摩耗を抑えてヘッド寿命アップ。
- USB-C PD対応コンセントタップ … 待機電力0.8 Wでも個別スイッチでムダゼロ。
- 防塵カバー … インクノズルの乾燥・ホコリ侵入を防止。
これらを組み合わせることでスターターインクの消費ペースも緩やかになり、結果的にコスト削減に寄与します。
よくある疑問Q&A
“買ったあとに後悔しない?”を事前に潰す。
- Q. スターターインクだけで年賀状は何枚刷れる?
→写真付き30枚+宛名100枚が目安。足りなければ黒だけ追加購入がおすすめ。 - Q. 互換インクを混ぜて使うとどうなる?
→色味が不安定になり、ヘッド洗浄回数が増えて逆にコスト高という報告も。 - Q. 5 GHz Wi-Fiは必須?
→電子レンジ干渉が気になる環境なら安定度が上がるため有効。
まとめ:DCP-J528Nはこんな人におすすめ
箱出しスターターインクで“今すぐ印刷したい”ニーズに応えつつ、LC411系で長期のコスト管理もしやすい――そんなバランスが光る一台です。家庭用プリンターを初めて買う学生さん、在宅ワーカーで月200枚前後の文書中心ユーザー、そしてスマホだけで完結したいライトユーザーにフィットします。スターターインクの印刷可能枚数を把握しつつ、純正か互換かを早めに決めて運用プランを立てれば、長く頼れる相棒になりますよ。
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