War Robots(ウォーロボット)をプレイしていて、思わず「今の、ずるくない!?」と叫んでしまった経験はありませんか? 最高の攻撃チャンスだと思った瞬間、敵はヒュンと無敵状態で姿を消し、残されたタレットに返り討ちにされる…。その理不尽な体験の元凶、それがロボット「Samjok(サムジョク)」です。あの神出鬼没の動きと一方的な攻撃に、多くのコマンダーが悔しい思いをしてきました。でも、もう大丈夫です。この記事では、なぜSamjokがこれほど厄介なのか、そのメカニズムを徹底的に解剖し、あなたが考え抜いた素晴らしい戦略を基に、あの”むかつく”アビリティを完璧に無力化するための具体的で実践的な方法を網羅的に解説します。この記事を読めば、明日からSamjokは恐怖の対象ではなく、格好のターゲットに変わるはず。さあ、リベンジの時間です!
なぜSamjokはこれほどムカつかれるのか?
まずは、ぼくたちの頭を悩ませる元凶、Samjokがどんなロボットなのかを正確に見ていきましょう。敵を知ることが、攻略の第一歩ですからね。

このセクションでは、Samjokの基本情報とそのコンセプトについて深掘りしていきます。Icarusのエンジニアたちが「火力と時間」という戦略的優位性を詰め込んで生み出したこの機体は、まさに奇襲とサディスティックなサプライズのために設計されました。そのコンセプトを理解するだけで、なぜあんなに意地悪な動きをするのか、少しだけ納得できるかもしれません。
Icarusが生んだヒット&アウェイのスペシャリスト
Samjokは、テクノロジーファクション「Icarus」によって開発されました。彼らの機体は、しばしば高度なエネルギー技術や奇抜なアビリティを特徴としており、Samjokもその例に漏れません。公式の説明によると、その設計思想は「敵を翻弄し、予測不能な攻撃でサプライズを与えること」。つまり、正々堂々撃ち合うのではなく、相手が最も嫌がるタイミングで現れ、最も安全な方法で離脱するという、極めて狡猾な戦術に特化しているんです。
ぼくたちが「むかつく!」と感じるのは、まさに開発者の狙い通りというわけですね。飛行能力を活かして有利なポジションを取り、アビリティ発動後は自動攻撃ステーション(タレット)に攻撃を任せて自分は安全圏へ。この一連の流れは、Samjokという機体のコンセプトそのものを体現しています。しかし、この特化しすぎた性能こそが、ぼくたちが付け入るべき弱点にも繋がっていくんですよ。

Samjokの基本スペックとポテンシャル
次に、具体的な数値を見ていきましょう。ここにSamjokの強さと弱さのヒントが隠されています。
このパートでは、Samjokの耐久値や移動速度、推奨装備などのカタログスペックをチェックします。一見すると、特別に頑丈なわけでも、足が速いわけでもないこの機体が、なぜ戦場でこれほどの脅威となるのか。その秘密は、やはりあのアビリティにありました。
項目 | スペック | 備考 |
耐久値 | 約270,000~350,000 | 再バランスで低下傾向。決して高くはない。 |
最高速度 | 45 km/時 | アビリティ未使用時は標準的な速度。 |
推奨装備 | 2x Kirin + 1x Gangil | 高火力のショットガン系武器。 |
自動武器の稼働時間 | 最大15秒 | タレットが攻撃を続ける時間。 |
射程 | 350 m | タレットの有効射程。 |
こうして見ると、Samjokの素の耐久性はチャンピオンリーグで戦う機体としては、むしろ低い部類に入ります。つまり、アビリティを使っていない状態のSamjokは、非常に脆いということ。これが最大のポイントです。ぼくたちがSamjokを倒せないのは、この脆い本体に攻撃するチャンスを、アビリティによって完璧に消されてしまうからなんですね。逆に言えば、アビリティさえ攻略できれば、撃破は決して難しくないのです。
“理不尽”の正体:アビリティ「Sunstorm」完全解剖
Samjokのすべてを定義しているのが、このアビリティ「Sunstorm(サンストーム)」です。このメカニズムを100%理解することが、Samjok攻略の鍵となります。

このセクションでは、「Sunstorm」が発動した際に何が起こっているのかを、ステップバイステップで詳しく解説します。多くの人が勘違いしがちな「本体」と「キャビン」の役割、そして残されるタレットの性質を正確に把握しましょう。
ステップ1:分離とフェーズシフト
Sunstormを発動した瞬間、Samjokの機体は2つに分離します。
- キャビン(操縦席): パイロットが乗っている頭の部分です。これがメインボディから分離し、フェーズシフト(Phase Shift)状態、つまり完全な無敵状態になります。同時に移動速度が大幅にアップ(MK3時で最大40%)し、戦場を高速で離脱、または有利なポジションへ移動します。ぼくたちが攻撃してもダメージが通らないのは、この飛び去っていくキャビンです。
- メインボディ(本体): 操縦席が離脱した後の胴体部分。これがその場に残り、自動攻撃ステーション(タレット)と化します。こちらには攻撃が通りますが、非常に強力な攻撃を仕掛けてきます。
この「無敵で逃げる部分」と「その場に残って攻撃する部分」が別々であるという点を、まずはしっかりと頭に叩き込むことが重要です。
ステップ2:自動タレットによる猛攻
その場に残されたメインボディ、つまりタレットは、最大15秒間もの間、自動で攻撃を続けます。
このタレットの攻撃がまた厄介で、ただダメージが大きいだけではありません。着弾した相手に特殊な弱体効果(デバフ)を与えます。
- Rust(錆): 耐久値の回復効果を減少させます。1スタック(1回蓄積)あたり0.66%(※)と効果は小さいですが、連続で受けるとリペアユニットや味方からの回復がほとんど効かなくなってしまいます。
- Crumble(崩壊): グレーダメージ(時間経過で回復するダメージ)の修復を減少させます。これも1スタックあたり0.66%(※)と微量ですが、じわじわと効いてきて、継戦能力を大きく削いできます。
(※これらの効果率は、ゲームのバランス調整によって変更されることがあります。以前はもっと効果が高かった時期もありました。)

ステップ3:アビリティの終了とクールダウン
Sunstormは無敵のアビリティですが、永遠には続きません。ここがぼくたちの最大のチャンスです。
- 持続時間: アビリティは燃料制で、最大6秒間持続します。これは相手プレイヤーが手動でキャンセルすることも可能です。
- クールダウン: アビリティが終了した後、Samjokは8秒間のクールダウンに入ります。この8秒間は、Sunstormを再発動することができません。
つまり、Samjokが最も輝くのはアビリティ中の6秒間であり、その後の8秒間はただの少し脆いロボットになる、ということです。この攻守が逆転するサイクルを理解し、8秒間のチャンスをいかに活かすかが、Samjok対策のすべてと言っても過言ではありません。
【最重要】Samjokカウンターの基本原則
アビリティの仕組みを理解したところで、いよいよ具体的な対策に入っていきましょう。まずは、どんな状況でも意識すべき、最も基本的な原則から解説します。
このセクションでは、複雑な戦術の前に、まず大前提として頭に入れておくべき考え方を説明します。これを意識するだけで、Samjokとの遭遇時の生存率は劇的に向上するはずです。
原則①:タレットは攻撃するな!「隠れる」か「自壊させる」が鉄則
Sunstormが発動したら、絶対にやってはいけないことがあります。それは、その場に残されたタレットへ攻撃することです。繰り返しますが、このタレットは無敵であり、一切の攻撃を受け付けません。 あなたの貴重な弾薬と時間を無駄にするだけなので、絶対に攻撃してはいけません。
では、破壊不能なタレットをどうすればいいのか?答えは2つしかありません。
- 徹底的に隠れる: タレットは移動できません。一番確実で安全なのは、壁や障害物の裏に隠れて、15秒間の攻撃時間を完全にやり過ごすことです。射線を切ってしまえば、タレットはただのうるさい置物です。
- 350m以上離れて自壊させる: タレットは、Samjok本体との距離が350m以上離れると自動的に消滅します。Samjok本体を追いかけるふりをして遠くへ誘導したり、あるいは自分が大きく距離を取ったりして、タレットを強制的に破壊させましょう。
「タレットは無視する」のではなく、「積極的に対処し、無力化しにいく」という意識が重要です。
原則②:唯一のチャンス!8秒間のボーナスタイムを逃すな
タレットが破壊できない以上、ぼくたちがSamjok本体にダメージを与えられるのは、アビリティ終了後の8秒間のクールダウン中のみです。この時間を「ゴールデンタイム」と呼び、意識を最大限に集中させましょう。
相手がSunstormを使い、無敵のタレットを置いたら、それは戦闘開始の合図ではありません。むしろ「あと最大6秒で、8秒間のボーナスタイムが始まるぞ」というカウントダウンの開始です。この8秒間にすべての火力を叩き込むため、隠れている間もリロードを済ませ、味方と攻撃のタイミングを合わせる準備をしておくのです。この唯一のチャンスを逃さないこと。それがSamjokをスクラップにするための絶対条件です。

状況別・超実践的カウンター戦術
基本原則をマスターしたら、次はより高度で実践的な戦術を身につけて、Samjokを完全に支配しましょう。
このセクションでは、あなたが考案してくれた素晴らしい戦略を基に、具体的な状況に応じたカウンター戦術を深掘りしていきます。これらを使いこなせば、あなたはもう立派なSamjokハンターです。
戦術①:最強の対策「EMP」でアビリティを封殺する
Samjokにとって、これ以上ない天敵。それが**EMP(Electro-Magnetic Pulse:電磁パルス)**です。EMPは、一定時間ロボットのアビリティ使用を完全に封じる効果があります。
アビリティに100%依存しているSamjokは、EMPを食らうとSunstormを発動できなくなり、ただの的になってしまいます。ドローン「Whiteout」は、まさにこの戦術のために存在すると言ってもいいでしょう。また、KirinやGangilといった武器にもEMP効果が付与されている場合があります。ビーコン周辺など、Samjokが来そうな場所にEMPを準備して待ち伏せ、アビリティを使われる前に封殺する。これがSamjokに対する最も確実で、最も残酷なカウンター戦術です。
参考リンク: Redditのプレイヤーたちも、EMPの有効性について議論しています。(英語)How do you beat these kind of robots? – Reddit
戦術②:アンチ・ロボットで有利なジャンケンを仕掛ける
Samjokの特性を考えると、カウンターとして特に有効なロボットが存在します。相性の良い機体を選んで、有利な状況を作り出しましょう。
- Shenlou: 高い耐久性と、標準装備としてEMP効果を持つ武器を搭載できるため、Samjokのカウンターとして非常に優秀です。相手のアビリティを封じながら、がっぷり四つで戦えます。
- Scorpion: アビリティで敵の背後に瞬間移動できるアサシン。Samjokがアビリティを使い終わったクールダウンの隙を狙って背後から現れ、必殺の一撃を叩き込むという、まさにカウンターのための機体です。
- Raptor: 高い機動力と瞬間火力を両立しており、Samjokの脆い装甲をこじ開けるのに最適です。アビリティの隙を突くヒット&アウェイ戦で優位に立てます。
- Skyros: ボール形態での高い防御力とスピードで、Samjokのアビリティをやり過ごしたり、タレットの攻撃を無視してビーコンを奪ったりできます。戦況をかき乱すトリックスターとして有効です。
これらの機体を使いこなし、Samjokに「ぼくと戦うのは相性が悪い」と思わせましょう。
戦術③:タレットの性質を逆手に取るクレバーな戦術
破壊不能なタレットですが、その性質を逆手に取れば、こちらが有利になる情報源にもなります。
- 自壊誘導: 前述の通り、Samjok本体を350m以上遠ざけてタレットを自壊させる戦術は、最も能動的な対処法です。隠れる場所がない開けた場所では、この戦術を積極的に狙いましょう。
- リフレクター: FenrirやUltimate Haechiなどが持つリフレクターシールドは、受けたダメージを相手に跳ね返します。タレットの攻撃をSamjok本体に跳ね返せば、アビリティ後のクールダウン中に、すでに相手は手負いの状態になっている、という有利な状況を作り出せます。
- 位置特定: 熟練のプレイヤーは、残されたタレットを「Samjokがクールダウン後に戻ってくる可能性が高い場所の目印」として利用します。タレットの近くに先回りして待ち伏せたり、味方と連携して包囲網を敷いたり、戦略の幅が広がります。
参考リンク: War Robots Fandom Wikiでは、Samjokのアビリティに関する詳細なメカニクスが解説されています。
参考リンク: War Robots Fandom Wikiでは、Samjokのアビリティに関する詳細なメカニクスが解説されています。(英語)Samjok – War Robots Fandom Wiki
戦術④:中〜長距離から安全に料理する
Samjokが最も輝くのは、100m以内の超近接戦闘です。ならば、その土俵で戦わなければいい、というシンプルな答えもあります。
射程600m以上のスナイパー武器(Gauss, Volt, Weberなど)を装備した機体で、遠距離から安全にSamjokの体力を削りましょう。耐久性の低いSamjokにとって、遠距離からの継続的な攻撃は非常に厄介です。相手がしびれを切らしてSunstormで接近してきたとしても、すでに体力は大きく削れており、返り討ちにするのは容易なはず。常に相手の得意な距離を避け、自分の得意な距離で戦うことを意識しましょう。
Samjok対策 おすすめ装備(ビルド)リスト
最後に、これまで解説してきた戦術を実践するために、具体的な装備の組み合わせ(ビルド)を紹介します。自分のプレイスタイルに合ったものを見つけて、Samjokハンティングに出かけましょう。
このセクションでは、武器、ドローン、モジュール、パイロットスキルといった要素を組み合わせた、具体的なビルド例を提示します。なぜその組み合わせが有効なのか、理由も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
対Samjok用ビルド例
役割 | ロボット | 武器 | ドローン | モジュール | パイロットスキル |
アビリティ封殺型 | Shenlou | Kirin, Gangil (EMP武器) | Whiteout | Immune Amplifier, Repair Amplifier | EMP効果延長、武器ダメージUP |
アサシン型 | Scorpion | Devastator, Scatter | Kestrel | Nuclear Amplifier | Backstab(背後攻撃UP)、移動速度UP |
遠距離狙撃型 | Behemoth | Gauss, Weber | Paralysis | Nuclear Amplifier, Overdrive Unit | 武器ダメージUP、リロード速度UP |
耐久カウンター型 | Fenrir (Bernadette Wolff) | Puncher, Mace | Reviver | Repair Amplifier, Fortifier | Durability UP、リフレクター強化 |
もちろん、これが唯一の正解ではありません。大切なのは、**「アビリティの隙を突く高火力」と「EMPなどによるアビリティ対策」**という2つの軸を意識することです。あなたが普段使っているロボットや武器でも、この2点を満たす組み合わせを考えることで、立派なSamjokカウンタービルドを組むことができるはずですよ。
参考リンク: 実際のプレイヤーたちがどんなビルドを試しているか、Redditの議論は非常に参考になります。(英語)Samjok Builds – Reddit

これでSamjok対策は万全です。これまで悔しい思いをしてきた分、これからはあなたがSamjokを狩る番です。戦場でSamjokを見かけたら、恐怖ではなくチャンスと感じられるようになっているはず。冷静に、そして大胆に、この記事で学んだ戦術を実践して、勝利を掴んでください!
https://warrobots.com/ja/robots/112: こちらはWar Robots公式サイトのSamjok紹介ページです。上記で分析した情報が公式情報として掲載されています。
https://warrobots.com/ja/posts/393: こちらは公式サイトのアップデート情報で、Samjokがいつ、どのような背景でゲームに登場したかが記されています。
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