11月3日公開の『ゴジラ-0.0』を、公開日に観に行きます。せっかくなら映画館の音響にもこだわりたくて、狭山から行ける範囲の映画館を調べてみました。
きっかけは、前作『ゴジラ-1.0』です。同じ映画なのに、観た映画館によって迫力が違うように感じたことがありました。公開日に観るなら、いい環境で観たいと思ったんです。
調べたのは、狭山の近くにある7つの映画館の通常のシアター※と、少しの追加料金で選べるドルビーアトモスのシアターです。公式サイトの音の説明、画面の大きさ、観た人の感想をたどって、ぼくなりに並べてみました。クリアな音で観たいのか、迫力を味わいたいのかで選び方が変わるので、それぞれ分けて書いています。
※「通常のシアター」は、基本の料金(一般2,000円など)で観られて、3D・4DX・ScreenX・IMAXのような特別な上映ではないシアターのことです。決まった呼び方は公式サイトに無さそうなので、この記事での言い方です(TOHOシネマズも、TCXという大きなスクリーンを「通常スクリーンのワンランク上」と紹介しています。TOHOシネマズ ららぽーと富士見の施設紹介より)。今回は音質を比べたいので、追加料金はかかりますが、ドルビーアトモスのシアター(+100円・+200円)も一緒に並べました。
ファイナル予告を見て思ったことは、こちらの記事に書きました。

ゴジラは映画館の音響で選ぶ?
ゴジラ-1.0の迫力は映画館しだい?
前作は、イオンシネマむさし村山で観て感動しました。もう一度観たくなって、翌週はイオンシネマ大井へ行ったんです。ところが大井では、観はじめてすぐに「あれ?」と思いました。シアターの大きさがむさし村山の半分くらいに見えて、音の迫力も違って聞こえたんです。だいぶ前のことですが、感じたことは今もうっすら残っています。
何番のシアターで観たのかは、むさし村山も大井も思い出せません。今回調べた7つの映画館のうち、エミテラス所沢以外の6つには行ったことがありますが、番号まで覚えている映画館はありません。
大井では、「どうして違うんだろう」とちらっと思ったくらいでした。ただ、映画館で印象が変わるなら、公開日の前に音を比べておきたいと思いました。
前作を映画館で2回観た話は、別の記事にもあります。

前作は、家で観返せるBlu-rayも出ています。
山崎貴監督が書いた小説版(集英社オレンジ文庫)もあります。
追加料金の上映も、比べる?
今回は音質を比べる記事なので、料金が上がる上映を比べるかどうかは、音のための追加料金かどうかで分けました。
比べるのは、ドルビーアトモス(天井にもスピーカーを足した音響)です。ららぽーと富士見の1番は+100円(対応作品のみ)、T・ジョイ エミテラス所沢の1番は+200円です。
比べないのは、見た目や座席が変わる上映です。
- IMAXレーザー(大きな専用スクリーン):所沢の2番で+700円。音のチャンネル数(12ch)もうたう方式ですが、画面の形と大きさも変わるので、3Dと同じように今回は比べないことにしました
- ScreenX(左右の壁にも映像が広がる上映):所沢の3番で+700円
- 4DX(座席が動いたり、風や雨が出たりする上映):入間の1番、わかばの5番
- 3D:3D上映のときだけ3D料金がかかります(2Dで観るなら関係ありません)
- ゆったりした席など、席ごとの追加料金
席ごとの追加料金は、映画館によって違います。
- イオンシネマむさし村山:ゴールドクラスとアップグレードシートは、どちらも+600円(ワンドリンク代)
- TOHOシネマズ ららぽーと富士見:プレミアシートは+700円、ワイドコンフォートシートは+300円
- T・ジョイ エミテラス所沢(11番・12番):プレミアシートは+500円、カウンターシートは+200円
IMAXの、公開日の午前0時からの最速上映は、こちらの記事で触れています。

『ゴジラ-0.0』がどのシアターで上映されるかは、上映スケジュールが出てから決まります。ドルビーアトモスで上映されるのかも気になって公式サイトを見てみたんですが、まだ出ていないようでした。ご存じの方がいたら教えてください。
何をもとに比べる?
見るところは4つです。公式サイトに書かれている音の設備、画面の大きさ、観た人の感想、そして前作でぼくが観て感じたこと。映画館を選ぶときも、この4つを重ねて見ると決めやすいと思います。
7つの映画館の音響と画面
2026年10月21日に、7つの映画館の公式サイトを見て回りました。映画館は、所沢、富士見、入間、むさし村山、大井、わかば、南古谷の順に並べています。同じ映画館のなかは、シアター番号の小さい順です。
表で「情報みつからず」と書いたところは、公式の施設案内に載っていなかった、という意味です。イオンシネマは、全99の映画館の施設案内を見ましたが、画面の大きさを載せているのは17の映画館だけで、むさし村山と大井は載せていませんでした。T・ジョイも、公式サイトに出ている映画館の通常のシアターは、所沢を含めて、どこも寸法が載っていませんでした(どちらも2026年10月21日に確認)。映画館に聞けば、分かるかもしれません。
| 映画館 | シアター | 音の設備(公式の表記) | 画面の大きさ(横×縦) | 追加料金 |
|---|---|---|---|---|
| T・ジョイ エミテラス所沢 | 1番 | ドルビーアトモス | 情報みつからず | +200円 |
| 4〜12番 | 情報みつからず※公式の施設案内に書かれているのは、映像の「4Kレーザー」まで | 情報みつからず | なし | |
| TOHOシネマズ ららぽーと富士見 | 1番 | ドルビーアトモス※対応作品のみ | 18.7×7.8m※TOHOシネマズ独自の大きなスクリーン「TCX」 | +100円※アトモスの追加料金 |
| 2〜9番 | デジタル5.1ch/7.1ch※ヴィヴ・オーディオは「全てのスクリーンに導入」と注記あり | 8.6×3.6m〜 11.8×5.0m | なし | |
| 入間 ユナイテッドシネマ | 2〜9番 | 5.1ch※紹介文にTHX認定の文言あり。どのシアターかは情報みつからず | 6.5×3.5m〜 12.5×5.2m | なし |
| イオンシネマ むさし村山 | 1〜12番 | 情報みつからず※映画館情報サイトに、1〜3・7〜12番は「SRD」(ドルビーデジタルの5.1ch)、4〜6番は「SRD-EX」(6.1ch)の表記あり。座席数が今の公式と合わないので、古い情報かもしれません | 情報みつからず | なし |
| イオンシネマ 大井 | 1〜7番 | 情報みつからず※映画館情報サイトに「デジタル5.1ch」の表記あり。座席数は今の公式と一致しますが、いつの情報かは不明 | 情報みつからず | なし |
| ユナイテッド・ シネマわかば | 1番 | 5.1ch・HDCS | 15.4×6.4m | なし |
| 6番 | 5.1ch・HDCS | 13.8×5.8m | なし | |
| 2〜4・7〜9番 | 5.1ch | 8.7×4.7m〜 9.9×4.2m | なし | |
| ユナイテッド・ シネマ南古谷 | 1番 | 5.1ch | 18.0×7.4m | なし |
| 2〜9番 | 5.1ch | 7.9×3.3m〜 14.0×5.8m | なし |
画面の大きさは、すべて横×縦(m)にそろえて書いています(公式の書き方が映画館によってそろっていないためです)。
音の設備の説明が公式サイトに載っていないようなのは、所沢の4〜12番、むさし村山、大井です。書かれていないからといって音が悪いとは限らないので、この3つは観た人の感想が頼りになります。むさし村山と大井には、前作で観たときの記憶もあります。
この表は、次の公式サイトと、映画館情報サイトのMovie Walkerで見た内容です。
- T・ジョイ エミテラス所沢 施設案内
- TOHOシネマズ ららぽーと富士見 施設紹介
- ローソン・ユナイテッドシネマ入間 劇場案内
- イオンシネマ むさし村山 施設案内(Movie Walker)
- イオンシネマ 大井 施設案内(Movie Walker)
- ユナイテッド・シネマわかば 劇場案内
- ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷 劇場案内
HDCSやTHXって、どんなもの?
映画館によって、5.1ch、ドルビーアトモス、ヴィヴ・オーディオ、HDCS、THXと、音の設備の名前が出てきます。名前だけでは何が違うのか分かりにくいですよね。
5.1chとアトモスは音の出し方、ヴィヴ・オーディオはスピーカーの製品名、THXはシアターの認定、HDCSはユナイテッド・シネマが付けた名前と、中身の種類がばらばらなので、同じ並びでは比べられません。
メーカーも映画館も、自分の設備を良く書くのは当然だと思います。ただ、世の中ではどのくらいの設備として見られているのかも知りたくて、公式以外の説明も探してみました。
5.1ch・7.1ch・アトモスの違い
この3つは、映画館の音の出し方の種類です。動く図で、スピーカーがどこにあって、どこから音が出るかを見てください(2chのステレオも、比べるために並べました)。
Dolby公式の家庭向けのスピーカー配置を参考に、この記事用に作った模式図です。映画館の実際の配置とは違います。
5.1ch(ドルビーデジタル)は、前に左・中央・右の3つ、サラウンド(横から後ろ)の左右2つ、それに低音専用の0.1を足したものです。映画館向けは1992年からあり、今の映画館のいちばん基本の形です。ここで気をつけたいのは、「ch」はスピーカーの個数ではなく、信号の数だということです。ドルビーの説明では、映画館のサラウンドは、壁に並ぶ複数のスピーカーを左右2つのまとまり(ゾーン)にして、まとまりの中は同じ音を鳴らします(ドルビー公式より)。
7.1chは、5.1に信号を2つ足して、サラウンドを4つのまとまり(横の左右と後ろの左右)に分けたものです。2010年からで、映画館では『トイ・ストーリー3』が最初とされています。ドルビーは、いちばんよく聞こえる場所(スイートスポット)を広げるためと説明しています(ドルビー公式より)。
ドルビーアトモスは、天井にもスピーカーを足して、最大64台のスピーカーに1台ずつ別の信号を送る方式です。音を「ここ」と置いて、シアターのスピーカーの数に合わせて割り振るので、必要な台数はシアターの大きさで決まります(ドルビー公式より)。5.1・7.1・アトモスのなかでは、いちばん新しい方式で、2012年に登場しました。数字だと、こうなっています。
- 国内の最初の導入は、2013年11月の船橋とされています。報道では、スピーカーは船橋が49台、幕張新都心が47台でした(AV Watchの記事より)
- ドルビー自身の仕様書にある最低限の条件:画面の裏に最低3台、音圧は画面側の各スピーカーが105dB、サラウンドの各スピーカーが99dB
つまり、方式が新しいほど、音を置ける場所が細かくなる仕組みです。5.1は2つのまとまり、7.1は4つ、アトモスは1台ずつです。ここまでは、ドルビーの説明です。実際にどう聞こえるかは、観た人の感想がほしいところです。
アトモスは、天井からも音が来て、まわり中から音に包まれる方式です。大きな音が苦手な方と観るときは、迫力が強すぎないか気になることもあると思います。そんなときのために、ライブ用の耳栓もあります。
富士見のヴィヴ・オーディオって何?
ヴィヴ・オーディオ(Vive Audio)は、方式ではなく、アメリカのクリスティ社が作るスピーカーの製品名です。TOHOシネマズ ららぽーと富士見の公式サイトには、音響の紹介として「米国クリスティ社製「ヴィヴ・オーディオ」日本初上陸」という説明があります。公式サイトの音響の紹介の見出しは「1番スクリーンに最高級の音響体験を」なので1番の話に見えますが、説明の最後に「※全てのスクリーンに導入」と添えられています。
説明によると、複数のスピーカーを直線状に並べた作りで、音が上下に広がりにくくなり、客席の前から後ろまで均一に音が届くそうです。席によって聞こえ方が変わりにくくする狙いなのだと思います。高い音を細かく再現するスピーカーだとも書かれていて、ドルビーアトモスを鳴らすのに最適、という言い方もあります。
ヴィヴ・オーディオの良さは、TOHOシネマズ自身の説明によるものです。格付けする規格は探しても見当たらず、ほかの人が詳しく説明した文章も見つけられなかったので、いい音かどうかは、今のところ宣伝を頼りにするしかありません。日本初上陸は富士見で2015年です。イオンシネマでは、公式の一覧で6つの映画館に入っていて、むさし村山と大井は入っていません。
2番から9番にもヴィヴ・オーディオが入っているのかは、「※全てのスクリーンに導入」という注記だけでは決まりません。1番の紹介のあとに付いた一文だからです。富士見で観るなら、映画館に問い合わせれば分かるはずです。
1番には、TOHOシネマズ独自の大きなスクリーンの規格「TCX」もあります。TCXは画面と内装の規格で、音のための規格とは書かれていないようです。
1番は、公式の施設紹介に「DOLBY ATMOS (対応作品のみ)」とあり、アトモスの追加料金が+100円です。アトモスで上映される回なら+100円で、順位に入れました。アトモスでない回の料金は、上映スケジュールが出たら確かめてみてください。
わかばのHDCSは、どんな設備?
HDCSは、ユナイテッド・シネマが付けた名前で、わかばでは1番・5番・6番が「5.1ch・HDCS」と書かれています。追加料金なしで観られる通常の2Dは、このうち1番と6番です(5番は4DX)。
ユナイテッド・シネマわかばの公式サイトの「劇場案内」には、こう書かれています。
HDCSは最高級のスピーカーシステムとパワーアンプを組み合わせ、さらに映画館では世界初の使用となる、特殊な楔形の吸音設備を設置することにより、想像を超えた大迫力の音響と、透き通るような繊細な音響を皆様に提供します。
吸音設備は、壁などに当たって跳ね返る音を吸い取って、部屋の響きを抑えるためのものです。公式は、この吸音設備で「透き通るような繊細な音響」を、スピーカーとアンプで「大迫力」を目指している、と説明しています。
チャンネル数は5.1chのままで、スピーカー・アンプ・吸音設備を組み合わせたユナイテッド・シネマの自社の呼び名です。公式サイトの見出しは「独自のエキサイティングサウンドの追求」で、ユナイテッド・シネマの8つの映画館のページに同じように出てきます。格付けする規格は見当たらず、規格団体や業界紙の説明も出てこなかったので、頼れるのは観た人の感想くらいです。
わかばと同じHDCSを入れている幕張と枚方の映画館には、観た人の感想がありました(Xの投稿より)。低音がほとんど感じられなかったという声もあれば、周りから聞こえる音の存在感がかなりあったという声もあって、分かれていました。わかばで観た人の感想は探してみても見つからなかったのですが、同じHDCSでも幕張と枚方で感想が分かれていたので、わかばも、名前だけで音がいいと決めつけないほうがよさそうです。
THX認定は、入間にある?
THX(ティー・エイチ・エックス)は、方式ではなく、シアターと機材の認定です。音の出し方(5.1chやアトモス)とは別の話で、どの方式でも、基準を満たしたシアターなら認定を受けられます。始まりは1983年で、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』の音をどの映画館でも正しく再現するために、ルーカスフィルムで作られました。
イオンシネマの公式ページによると、認定の基準には、たとえば次のようなものがあります。
- 空調の音がどの帯域でもNC-30(騒音の目安の数値。小さいほど静か)を超えないこと
- 音の響く時間(残響)の調整
- スピーカーの正確な配置と調整
- 最前列からスクリーンの上の端を見上げる角度が35度以下であること
イオンの公式は、THX認定を、単なる大音量ではなく、制作者の意図を忠実に伝える完成形の証だと説明しています。イオンシネマの公式の一覧でTHXの表示がある映画館は5つで、むさし村山と大井は入っていません。
ウィキペディア日本語版の「THX」によると、段階の格付けではなく、合格か不合格かの認定で、年に1回の点検があり、守れなければ取り消されます。2000年代から、認定をやめる映画館が増えたそうです。
ローソン・ユナイテッドシネマ入間(入間市)の公式サイトのトップページには、検索したときに出る紹介文に「THX認定を受けた迫力のサウンドでご鑑賞いただけます」とあります。ただ、劇場案内の表にはどのスクリーンにもTHXの印がなく、全スクリーン「5.1ch」とだけ書かれています。どのシアターが認定なのか、今も認定が続いているのかは、公式の案内だけでは分からないようです。入間で観るなら、映画館の窓口で聞けば分かりそうです。
エミテラス所沢の音
T・ジョイ エミテラス所沢は、新しめの映画館です。1番は、公式の施設案内に、ドルビーアトモスが「これまでにないリアルなサウンドでシアター内を満たし」と説明されていて、追加料金は+200円です。
ほかの4番から12番は、公式の案内を見ると、音の設備も画面の大きさも出ていないようです。4番から12番で頼りになるのは、観た人の感想1件です。4番で音楽ライブ系の映画を観た人が、音響を5段階の4と付けて、音が横から飛んでくるように聞こえたと書いていました(noteの記事より)。作品はゴジラとは違うので、音の位置の感じ方を知る参考くらいに見てください。1番の感想は、音がクリアで、前の席だとときどきビリビリ来る、というものがありました(noteの記事より。こちらも別の作品です)。所沢で観るなら、音の情報があるのは1番なので、まず1番を見ておくといいと思います。
ちなみに、『ゴジラ-0.0』のサウンドトラックのCDは、公開日の翌日の11月4日に発売される予定です。
スピーカーが多いほど、いい音?
ここまで読むと、「スピーカーが多いほど、迫力も臨場感も上」と考える方は多いと思います。ぼくもそう考えています。たとえば、ステレオ(2ch)より5.1chのほうが、音を置ける場所が多いぶん、一般に臨場感は増すはずです。家で使う5.1chのセットなら、スピーカーはちょうど6個です。ただ映画館では、5.1chの説明で書いたとおり、壁に並ぶ何台ものスピーカーで鳴らすので、chの数とスピーカーの台数は同じではありません。
方式が新しいほど、音を置ける場所が細かくなるのは、ドルビーの説明のとおりです。ただ、チャンネルを増やすと実際にいい音に聞こえる、とまでは、研究では言えないようです。2022年に音響の学会誌に出た研究の要約によると、音に包まれる感じは増えた一方で、映画に入り込む感じは、スピーカーの置き場所の違いだけでは差が出なかったそうです。家庭向けの部屋で24人が参加した実験で、映画館の結果でもありません。
ただ、ぼくの感覚では、たとえばスピーカー6個で1万円の5.1chのセットより、スピーカー2個で500万円の2chのセットのほうが、いい音のはずです。THXとドルビーの基準も、チャンネル数のほかに、部屋の静かさ、響き、スピーカーの出力が聞こえ方を左右すると書いています。ここは、ぼくの感覚と同じ向きです。ただ、チャンネルの少ないシアターのほうが良く聞こえた、という測定や実例は、探してみても出てこなかったので、機材の質で聞こえ方が逆になることがあるのかは、確かめようがありません。
順位を付けるときは、5.1chやアトモスの違いは方式の新しさと細かさで見て、ヴィヴ・オーディオやHDCS、THXは、公式の説明と観た人の感想で見ています。
どのシアターがよさそう?
音のための追加料金も含めて、6つのシアターを並べてみます。『ゴジラ-0.0』が、この6つのシアターで上映されたら、という前提です。番号が分からない感想は、その映画館の行に「番号は不明」と書いてあります。観た人の感想の欄には、note、X、Yahoo!マップの口コミを探して、見つかった感想だけを書いています。「情報みつからず」は、探しても感想が見つからなかったところです。
| 順位 | 映画館 | シアター | 音の設備(公式) | 画面(横×縦) | 観た人の感想・体験 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | TOHOシネマズ ららぽーと富士見 | 1番 | ドルビーアトモス※対応作品のみ。追加料金+100円※公式の音響の紹介は「1番スクリーン」の話 | 18.7×7.8m※TCX | 情報みつからず |
| 2位 | T・ジョイ エミテラス所沢 | 1番 | ドルビーアトモス※追加料金+200円 | 情報みつからず | 音がクリア、 前の席だとビリビリ 来る、という声※別の作品の感想 |
| 3位 | イオンシネマ むさし村山 | 番号は不明 (前作を 観た映画館) | 情報みつからず | 情報みつからず | ぼくが前作で感動した 歌声や細かい音が はっきり、という声※番号は不明。歌ものの映画の感想 |
| 4位 | ユナイテッド・ シネマわかば | 1番 | 5.1ch・HDCS※高級スピーカー・アンプと吸音設備 | 15.4×6.4m | 情報みつからず※幕張・枚方のHDCSの感想は賛否あり |
| 5位 | TOHOシネマズ ららぽーと富士見 | 4番・9番 | デジタル5.1ch/7.1ch※ヴィヴ・オーディオは「全てのスクリーンに導入」と注記あり | 11.8×5.0m 11.8×4.9m | 情報みつからず |
| 6位 | ユナイテッド・ シネマわかば | 6番 | 5.1ch・HDCS | 13.8×5.8m | 情報みつからず |
音の良さを測った数字は探してみても見つからなかったので、この表は聞き比べた結果ではなく、公式の説明や感想から並べた予想です。行ってみたら印象が違う、ということもあるはずです。1位と2位は、どちらもアトモスです。富士見の1番は画面がいちばん大きく、公式の音響の紹介も1番の話なので上にしましたが、所沢の1番にも観た人の感想があり、ほぼ互角です。入れ替えても不思議ではありません。ただ、富士見の1番は「対応作品のみ」なので、アトモスでない回になったら、この順位は崩れます。
4位のわかばの1番と5位の富士見の4番・9番も、どちらを上にするか迷いました。富士見の4番と9番は、公式の表記で7.1chとされていて、「全てのスクリーンに導入」という注記もあります。わかばの1番は、画面が大きく、公式に「大迫力」の説明があります。決め手は弱く、ほぼ互角です。
表に入れなかった次点は、入間と所沢の4番です。入間は、公式サイトの紹介文にTHX認定の文言があり、音響がとても良いという声もあります(どのシアターかは不明。Yahoo!マップの口コミより)。所沢の4番は、音が横から飛んでくるように聞こえたという声があります。入間も所沢の4番も、設備の説明が薄いので、6位までには入れませんでした。南古谷は5.1chの表記と画面の大きさしか、大井は音の設備も画面の大きさも出ていないので、順位には入れていません。
むさし村山を3位にした理由
3位のむさし村山は、公式には音の設備も画面の大きさも出ていないようです。それでも3位に置いたのは、ぼくが前作を観て感動したことと、歌声や細かい音がはっきり聞こえたという感想(シアターの番号は不明で、ゴジラとは別の作品を観た人のものです)があるからです。公式の説明だけで観た人の声がないわかばの1番・6番や、富士見の4番・9番より、観た側の声がある分、少し上にしました。
大井は、前作で「あれ?」と感じた印象が残っています。何番のシアターだったかは思い出せないので、大井の別のシアターなら違うのかもしれません。
聴きどころ別の五つ星予想
ここからは、聴きどころ別に、6つのシアターを五つ星で予想してみます。聴きどころは、次の4つです。
- 分離:セリフや細かい音が聞き分けられるか
- 定位:音がどこから聞こえるか
- つながり:横や後ろの音が途切れずに、体のまわりを動いて聞こえるか
- 音圧:音の大きさや重みで、迫力が出るか
星は、聞いた結果ではなく予想です。聴きどころごとの付け方は、こうしました。
- 定位とつながり:5.1chより7.1ch、7.1chよりアトモスのほうが、音を置ける場所が細かい、というドルビーの説明(方式の新しさと細かさ)から付けました
- 分離:公式の説明(高い音の細かい再現、響きを抑える設備)と、観た人の感想(クリア、細かい音がはっきり)から付けました。アトモスの回の富士見の1番は、高い音を細かく再現するスピーカーの説明がこの1番の紹介にあるので★5、ほかは説明か感想のどちらかなので★4です
- 音圧:公式の「大迫力」の説明と前作の体験から付け、画面の大きさも参考にしました
- 「?」:星を付けられるほどの情報が無かった欄です
- 遮音(外の音や隣のシアターの音をどれだけ通さないか):星を付けられる情報が見当たらなかったので、付けていません
あんちゃんの予想です(聞いた結果ではありません)
行は、上の順位の表と同じ順(1位から6位)に並べています。
| 映画館 | シアター | 分離 (予想) |
定位 (予想) |
つながり (予想) |
音圧 (予想) |
星の付け方 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TOHOシネマズ ららぽーと富士見 | 1番 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | アトモスで上映された場合。画面は18.7mで最大※高い音を細かく再現するスピーカーとTOHOは説明 |
| T・ジョイ エミテラス所沢 | 1番 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | アトモスで上映された場合。「クリア」という声あり。画面の大きさは情報みつからず |
| イオンシネマ むさし村山 | 番号は不明 | ★★★★☆ | ? | ? | ★★★★☆ | 細かい音がはっきり、という声と、前作で感動した体験から。設備は情報みつからず。 ?は情報が無い欄 |
| ユナイテッド・ シネマわかば | 1番 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 吸音設備で響きを抑える説明と、公式の「大迫力」、画面15.4m。方式は5.1ch |
| TOHOシネマズ ららぽーと富士見 | 4番・9番 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ヴィヴ・オーディオが注記どおり入っているなら分離は★4。7.1chの表記があるので定位は★4。画面は11.8m |
| ユナイテッド・ シネマわかば | 6番 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | HDCSはわかばの1番と同じ。画面は13.8mで、わかばの1番より小さい |
クリアな音で観たいなら
セリフや細かい音の聞き取りやすさ、音のバランスを大事にするなら、アトモスで上映される回なら富士見の1番です(+100円)。アトモスでなければ、富士見の4番か9番がよさそうです。ヴィヴ・オーディオが「全てのスクリーンに導入」という注記どおりこの2つにも入っているなら、公式の説明では、音が客席の前から後ろまで均一に届き、高い音を細かく再現するスピーカーとされているので、クリアな音に向いていそうです。
わかばの6番も、クリアな音で観たい方の候補です。公式の説明に「透き通るような繊細な音響」とあり、響きを抑える吸音設備も入っているからです。
迫力を味わいたいなら
重低音や大きな音の迫力がほしいなら、アトモスの回の富士見の1番がいちばんよさそうです。アトモスで、画面も18.7×7.8mといちばん大きいからです。アトモスでなければ、わかばの1番です。公式の説明に「想像を超えた大迫力の音響」とあり、画面も15.4×6.4mと大きいからです。低音の量そのものは、公式を見ても書かれていないようなので、画面の大きさと「大迫力」の説明が手がかりになります。
迫力がほしいなら、前作で感動したむさし村山も候補に入れています。何番のシアターかは分からないので、映画館としてだけ挙げます。
画面の大きさは音そのものではありませんが、公式に大きさが載っているスクリーンのなかでは、広い順に、富士見の1番(18.7m)、南古谷の1番(18.0m)、わかばの1番(15.4m)です。南古谷の1番は、音の設備が5.1chと書かれているだけなので順位には入れていませんが、大きな画面で観たいなら、候補になります。
公開日の上映スケジュール
10月21日に公式サイトを見ると、入間、わかば、南古谷には、11月3日の上映スケジュールは出ていませんでした。T・ジョイ エミテラス所沢は、IMAX(2番)の公開日0時の回だけが載っていました。富士見、むさし村山、大井は、予約の画面で11月3日のスケジュールを見てみてください。
11月9日頃には、山崎貴監督が書いた小説版『ゴジラ-0.0』(集英社オレンジ文庫)が発売される予定です。予約はもう始まっています。
順位に載せたシアターが、公開日に『ゴジラ-0.0』の上映に使われるかどうかは、上映スケジュールが出ないと決まりません。富士見の1番と所沢の1番は、アトモスで上映される回かどうかも、上映スケジュールが出たら見てみてください。
この記事のまとめ
- 7つの映画館を調べて、6つのシアターを並べました。公式の音の説明・画面の大きさ・観た人の感想・前作で観て感じたことを見て、音のための追加料金のアトモス(+100円・+200円)も入れています。聞き比べた結果ではなく、予想です
- 並べた順は、1位が富士見の1番、2位が所沢の1番、3位がむさし村山、4位がわかばの1番、5位が富士見の4番・9番、6位がわかばの6番です(上映されたら、という前提です)
- 設備の名前は、5.1chとアトモスが音の出し方、ヴィヴ・オーディオがスピーカーの製品名、THXがシアターの認定、HDCSがユナイテッド・シネマが付けた名前です。同じ並びでは比べられません
- クリアな音で観たいなら、アトモスで上映されれば富士見の1番、そうでなければ富士見の4番か9番。迫力がほしいなら、アトモスの富士見の1番か、わかばの1番。むさし村山も候補です
- むさし村山は、ぼくが前作で感動した映画館です。シアターの番号は分からないので、表では映画館として3位に入れました。公開日が近づいたら、上映スケジュールも見てみてください。

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