新しいルーター選びって、本当に悩ましいよね。たくさんの専門用語が並んでいて、どれが自分に合っているのか、どこを見れば良いのか、正直よくわからないって思うぼくもいるんだ。でも、安心してほしい。この記事では、ぼくが実際にTP-Linkの最新Wi-Fi 6ルーター「Archer AX23V」を検討し、最終的に購入するまでのリアルな対話を通じて、Wi-Fi 6の本当のすごさや、家族とのつながりを深めるための「見守り機能」について、わかりやすく解説していくよ。高性能ルーター「Archer AX73」を使っているぼくが、なぜ「AX23V」を選んだのか、その決め手となった”ある機能”の魅力にも迫るから、きっとあなたのルーター選びのヒントになるはずだ。遠く離れた実家のWi-Fi環境を整えたい、あるいは自宅のネットワークをもっと快適にしたいと考えているなら、ぜひ最後まで読んでほしいな。
最新Wi-Fi 6ルーター「Archer AX23V」ってどんな子？
ぼくが今回購入を決めたのは、TP-LinkのWi-Fi 6対応ルーター「Archer AX23V」という機種なんだ。まず、この子がどんなルーターなのか、ざっくりと説明させてほしい。この子は、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6（ハチマルニテンイチイチエーエックス、つまり802.11axのことね）に対応していて、たくさんのスマホやパソコンが同時にインターネットに繋がっても、安定して快適な通信を提供してくれるんだ。公式サイトやAmazonの商品ページを見ると、そのコンパクトな見た目からは想像できないほどの高性能を持っていることがわかるよ。一般的な家庭での利用であれば、動画を見たり、オンラインゲームをしたり、複数の人が同時にインターネットを使ったりしても、サクサクと動いてくれる頼もしい子なんだ。
なぜ今、Wi-Fi 6ルーターを選ぶべきなの？
「Wi-Fi 6ってよく聞くけど、結局何がすごいの？」って思う人もいるかもしれないね。Wi-Fi 6は、これまでのWi-Fi規格と比べて、いくつかの大きな進化を遂げているんだ。一番のポイントは、たくさんのデバイスを同時に接続したときの効率が格段に上がったこと。これは、例えるなら、一本道だった道路が複数車線の高速道路になったようなものなんだ。家族みんながスマホやタブレット、ゲーム機、スマート家電など、たくさんのデバイスを同時にWi-Fiに繋いでいる家庭では、Wi-Fi 6ルーターにすることで、回線が混雑して遅くなるというストレスを大幅に減らすことができるんだよ。特に、高画質の動画ストリーミングや、ラグ（通信遅延）が命取りになるオンラインゲームを楽しむなら、Wi-Fi 6は必須の選択肢だと言えるんだ。
Archer AX23Vの具体的な性能を見てみよう
さて、Archer AX23Vの具体的なスペックを見ていくと、この子の実力がよくわかるよ。まず、Wi-Fiの速度だけど、5GHz帯で最大1201Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsという高速通信に対応しているんだ。これは、ごく一般的な家庭のインターネット利用なら全く問題ない速度だね。さらに、最新のセキュリティ規格であるWPA3にも対応しているから、安心してインターネットを使えるんだ。そして、この子は「EasyMesh（イージーメッシュ）」という機能にも対応しているんだ。これは、複数のルーターや中継機を連携させて、家全体をまるごとWi-Fiエリアにする「メッシュWi-Fi」を簡単に構築できる機能のこと。例えば、広い家で「この部屋だけ電波が弱いんだよな…」みたいな悩みがある場合でも、AX23Vと対応する中継機を組み合わせれば、家中のどこにいても快適なWi-Fi環境が手に入るんだ。
コンパクトなのにパワフル！デザインと設置の自由度
Archer AX23Vは、見た目もすごくスマートなんだ。小型でスリムなデザインだから、部屋のどこに置いても邪魔にならないし、インテリアにも馴染みやすいのが嬉しいポイントだね。添付してもらった画像を見ると、文庫本くらいのサイズ感で、とてもコンパクトなことがわかるよ。さらに、このルーターは「縦置き」と「壁掛け」の両方に対応しているんだ。設置場所の選択肢が広がるから、例えば棚の隙間や壁のちょっとしたスペースにも設置できて、より効率的に電波を飛ばせる場所を選べるのは大きなメリットだね。小さくても内部には高性能なCPUが搭載されていて、たくさんのデバイスを繋いでも処理落ちすることなく、安定した通信を維持してくれるんだ。この堅実なハードウェア設計が、長期的な安定稼働を支えているんだよ。
細かいけど重要！知っておきたい技術的アピールポイント
さっき、ぼくが「これで全部？」って聞いた時に、販売員さん（AIさんね）がさらに詳しく教えてくれた技術的なアピールポイントについて、改めて深掘りしていくよ。これらは、日々の使い心地に直結する、見逃せないポイントなんだ。
OFDMAで多数のデバイスも快適
まず、OFDMA（オーエフディーエムエー、Orthogonal Frequency-Division Multiple Accessの略）という技術だね。これはWi-Fi 6の核となる技術の一つで、簡単に言うと、Wi-Fiの電波の「道」を、細かく区切って複数のデバイスで同時に使えるようにする技術なんだ。従来のWi-Fiが「一台ずつ順番にデータを受け取る」方式だったのに対して、OFDMAは「複数台が同時に少しずつデータを受け取る」ことができるようになるんだ。これにより、スマート家電やスマートフォンなど、たくさんのデバイスが同時にネットワークに繋がっていても、それぞれがスムーズに通信できるようになる。特に、ご実家のように、家族それぞれのスマホやタブレット、スマートテレビなどが同時に動く環境では、この技術が通信の混雑を解消し、快適さを保ってくれるんだよ。
TWTでバッテリー長持ち
次に、TWT（ティーダブリューティー、Target Wake Timeの略）だね。これは、接続されているデバイスのバッテリー消費を抑えるための、賢い省電力技術なんだ。ルーターが各デバイスの通信タイミングをコントロールして、「今は寝てていいよ、次に通信するのはこの時間だよ」と指示してくれるイメージだね。デバイスは、必要な時以外はスリープ状態になることができるから、特にバッテリーで動くスマホやタブレット、IoTデバイスなどの電池の持ちが格段に良くなるんだ。これも、ご実家で色々なデバイスを使うことを考えると、見過ごせないメリットだよね。
ビームフォーミングとMU-MIMOで最適な通信
そして、ビームフォーミングとMU-MIMO（エムユーミモ、Multi-User Multiple-Input Multiple-Outputの略）だね。ビームフォーミングは、ルーターがデバイスの位置を検知して、その方向に集中的に電波を飛ばす技術のこと。これにより、電波が届きにくい部屋の隅々まで、より強力で安定した信号を届けられるようになるんだ。MU-MIMOは、複数のデバイスに対して、同時に異なるデータを送信できる技術だよ。これら二つの技術が組み合わさることで、ご実家の中で誰かが動画を見ていても、別の誰かがオンラインゲームをしていても、それぞれのデバイスが最適な通信状態を保てるんだ。まるで、ルーターが一人ひとりに専属の通信回線を割り当ててくれるようなイメージだね。
IPv6 IPoE対応でサクサク接続
IPv6 IPoE（アイピーブイロク アイピーオーイー）対応も、見逃せないポイントだ。これは、日本の光回線で主流になりつつある新しいインターネット接続方式のことなんだ。「v6プラス」や「OCNバーチャルコネクト」「Transix」といったサービスを利用している場合、従来のIPv4 PPPoE方式で発生しがちだった、回線の混雑による速度低下を回避できるんだよ。特に夜間や週末など、インターネットの利用者が集中する時間帯に「なんかネットが重いな…」と感じることが減って、サクサク快適にインターネットを楽しめるようになるんだ。ご実家が光回線を使っているなら、ぜひこのIPv6 IPoEで接続してほしいな。
その他の便利な機能群
他にも、Archer AX23Vには、細やかながらも非常に便利な機能が搭載されているんだ。
- VPNクライアント/サーバー機能: 自宅のネットワークに外部から安全にアクセスしたり、海外のコンテンツを見るためにVPNサービスを使ったりと、プライバシーとセキュリティを重視する方にとって非常に役立つ機能だね。
- ゲストネットワーク機能: お客さんが来た時に、メインのWi-Fiとは別に、一時的に使えるWi-Fiを提供できるんだ。パスワードを教えることなくインターネットに繋いであげられるし、ご自身のネットワークのセキュリティも守れるから安心だよ。
- ペアレンタルコントロール機能: 小さなお子さんがいるご家庭では、インターネットの利用時間制限や、見せたくないウェブサイトへのアクセス制限などを簡単に設定できるんだ。これも、お子さんの安全を守るための、非常に重要な機能だよね。
- ギガビット有線LANポート: Wi-Fiだけでなく、有線で繋ぐデバイス（ゲーミングPCやNASなど）のために、すべてのLANポートがギガビット（1Gbps）に対応しているんだ。有線接続でも高速通信を確保できるのは、何気に嬉しいポイントだね。
ぼくの心をつかんだ「実家へのバックアップ機能」とは
さて、ここからが今回のルーター選びで、ぼくが最も「これだ！」と思ったポイントについて話していくね。それは、まさにTP-Linkのルーターが持つ**「遠隔管理機能」**なんだ。
添付してもらった画像でも、「アプリひとつで複数の端末を管理」や「外出先からWi-Fi設定も」とあったけど、これが本当にすごいんだ。ぼくは今、自分の家でArcher AX73という高性能なルーターを使っているんだけど、今回Archer AX23Vをご実家に置こうと考えているんだ。実家の両親はIT機器があまり得意ではないから、何かトラブルがあった時に「ネットが繋がらない」「なんか変な表示が出てる」って連絡が来るたびに、心配になっていたんだよね。
アプリでできる「見守り」と「遠隔サポート」
TP-LinkのTetherアプリを使うと、自分のArcher AX73だけでなく、ご実家に設置したArcher AX23Vも、ぼくのスマホから遠隔で管理できるんだ。これはつまり、
- 「今、実家のWi-Fiはちゃんと動いているかな？」 と、アプリで状態をすぐに確認できる。
- もし不具合が起きたら、遠く離れていても、アプリからルーターを再起動できる。
- 新しいスマホやパソコンを実家で使うことになったら、Wi-Fiのパスワードを教えたり、設定を変更したりするのも、ぼくのスマホから遠隔でできる。
- ファームウェアの更新があったら、アプリに通知が来て、ぼくが遠隔でアップデートを適用できるから、常にルーターを最新で安全な状態に保てる。
つまり、ご実家のネットワークの「IT担当者」として、ぼくが離れていても、まるでそこにいるかのようにサポートできるんだ。これは、技術的なことが苦手な両親にとっては大きな安心材料になるし、ぼく自身も「何かあったらすぐに見てあげられる」という精神的な余裕が生まれるんだ。
これは単なる「リモート管理」という機能を超えて、**離れて暮らす家族のデジタルライフを支える「バックアップ体制」**そのものなんだよね。この機能があったからこそ、ぼくは今回、Archer AX23Vの購入を決めたんだ。
現在の愛機「Archer AX73」との比較で最終確認
最後に、ぼくが現在使っているArcher AX73と、今回ご実家用に購入するArcher AX23Vの具体的な性能比較を改めて見てみよう。これは、性能面での「格付け」というより、利用シーンに応じた最適な選択を考える上での参考にしてほしいな。
| 項目 | Archer AX73 (ぼくの愛機) | Archer AX23V (ご実家用) | 比較のポイント |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 (802.11ax) | Wi-Fi 6 (802.11ax) | どちらも最新のWi-Fi 6。ここは共通だね。 |
| Wi-Fi速度 (理論値) | AX5400クラス 5GHz: 4804Mbps (HE160対応) 2.4GHz: 574Mbps | AX1800クラス 5GHz: 1201Mbps (HE80対応) 2.4GHz: 574Mbps | AX73が圧倒的に速いね。5GHz帯で約4倍の速度差がある。これは、AX73が「160MHz幅」という、より広い帯域を使えるからなんだ。たくさんの高速通信機器を使うならAX73のほうが有利だよ。 |
| CPU | 1.5 GHz トリプルコアCPU | 高性能CPU (具体的なコア数は非公開) | AX73の方が処理能力が高いCPUを搭載しているから、より多くのデータやデバイスを同時に処理できるね。 |
| アンテナ | 高性能外部アンテナ × 6 | 内蔵型高性能アンテナ (5GHz×2, 2.4GHz×2) | AX73は外部アンテナで電波の向きを調整できるのがメリット。AX23Vは内蔵アンテナなので、見た目がすっきりしているね。 |
| 有線LANポート | ギガビットWAN × 1 ギガビットLAN × 4 (うち2つは静的リンクアグリゲーション対応) | ギガビットWAN × 1 ギガビットLAN × 4 | どちらも全ポートギガビット対応だけど、AX73は複数のLANケーブルを束ねてさらに高速化できる「リンクアグリゲーション」に対応しているよ。 |
| USBポート | USB 3.0ポート × 1 | なし | AX73はUSBポートに外付けHDDを繋いで簡易的なNASとして使えるけど、AX23Vにはこの機能はないね。 |
| 推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK、最大接続台数80台 | 戸建て3階建、マンション4LDK、最大接続台数36台 | AX73の方がより広い範囲と多くのデバイスをカバーする設計になっているよ。 |
| HomeShield | 搭載 | なし | AX73には、TP-Link独自の包括的なセキュリティサービス「HomeShield」が搭載されている。AX23Vにはない機能だね。 |
| サイズ | 272.5 × 147.2 × 49.2 mm (比較的大きめ) | 150 × 130 × 40.3 mm (文庫本サイズで非常にコンパクト) | AX23Vは本当に小型だから、設置場所の自由度が大きいよ。 |
| 価格帯 | 一般的にAX23Vより高価 | 一般的にAX73より安価 | AX23Vはコストパフォーマンスが魅力だね。 |
この比較からわかるように、Archer AX73は、非常に高速で多機能な「ハイエンド」モデルだと言えるね。一方、Archer AX23Vは、速度はAX73には及ばないものの、Wi-Fi 6の基本的な恩恵をしっかり受けられ、コンパクトで設置しやすく、かつコストパフォーマンスに優れた「バランス型」モデルだと言えるよ。
ぼくの場合、自分の家で使う分には、多数のデバイスを繋いだり、高速通信を必要としたりするからAX73が最適。でも、ご実家で一般的なネット利用がメインで、さらに**「遠隔管理」という運用上のメリットを重視する**なら、AX23Vはまさにぴったりの選択肢なんだ。
結論：用途に合わせた賢いルーター選びを！
ルーター選びは、ただスペックが高いものを選べばいいというわけじゃないんだ。自分がどのように使いたいのか、誰のために使うのか、どんな環境で使うのか、という「用途」を明確にすることが、最適な一台を見つけるための鍵になるんだよ。
今回のぼくの経験から言えるのは、
- ご自身で超高速なWi-Fi環境を求めるなら、Archer AX73のような上位モデルを検討するべき。
- ご実家のように「十分な速度と安定性があれば良く、特にリモートでのサポート・管理機能を重視する」なら、Archer AX23Vは非常に優れた選択肢になる。
ということだね。特に、TP-LinkのTetherアプリによる遠隔管理機能は、離れて暮らす家族を持つ人にとっては、本当に魔法のような機能だとぼくは思うんだ。
追加情報
TP-Linkのルーター選びは奥が深いね！今回は、すでに使っているArcher AX73と、もう一つのモデルであるArcher C80を比較して、それぞれの特徴と違いを分析していくよ。どちらもTP-Linkの優秀なルーターだけど、Wi-Fiの世代が違うので、その点が大きな比較ポイントになるんだ。
TP-Link Archer AX73 と Archer C80 徹底比較！
まずは、主要なスペックを比較表で見てみよう。
| 項目 | Archer AX73 | Archer C80 | 比較のポイント |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 (802.11ax) | Wi-Fi 5 (802.11ac) | Wi-Fi規格が最も大きな違い。 AX73は最新のWi-Fi 6、C80は一つ前のWi-Fi 5。 |
| Wi-Fi速度 (理論値) | AX5400クラス 5GHz: 4804Mbps (HE160対応) 2.4GHz: 574Mbps | AC1900クラス 5GHz: 1300Mbps 2.4GHz: 600Mbps | AX73の方がはるかに高速。特に5GHz帯の最大速度と、160MHz幅対応が大きな差。 |
| CPU | 1.5 GHz トリプルコアCPU | 1.2 GHz CPU (シングルコアまたはデュアルコアの可能性が高い) | AX73の方がより高性能なCPUを搭載しており、多数の接続やデータ処理において優位。 |
| アンテナ | 高性能固定アンテナ × 6 | 高性能固定アンテナ × 4 | AX73の方がアンテナ数が多く、より広い範囲と安定した電波を期待できる。 |
| MU-MIMO | 4×4 MU-MIMO (複数デバイスへの同時通信) | 3×3 MU-MIMO (複数デバイスへの同時通信) | AX73はより多くのストリームでMU-MIMOに対応し、多台数接続時の効率が高い。 |
| OFDMA | 対応 (Wi-Fi 6の主要機能) | 非対応 (Wi-Fi 5のため) | OFDMAはWi-Fi 6の最大の特徴。多数のデバイスが接続された際の通信効率がAX73の方が優れる。 |
| TWT (Target Wake Time) | 対応 (Wi-Fi 6の主要機能) | 非対応 (Wi-Fi 5のため) | TWTはバッテリー消費を抑える省電力機能。AX73接続デバイスの方がバッテリーが長持ちしやすい。 |
| 有線LANポート | ギガビットWAN × 1 ギガビットLAN × 4 (うち2つは静的リンクアグリゲーション対応) | ギガビットWAN × 1 ギガビットLAN × 4 | どちらもギガビット対応だが、AX73はリンクアグリゲーションで有線速度をさらに上げられる可能性がある。 |
| USBポート | USB 3.0ポート × 1 (簡易NASなど) | USBポートなし | AX73はUSBポートにより、外付けHDDなどを繋いで簡易NASやメディアサーバーとして利用可能。 |
| 推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK、最大接続台数80台 | 戸建て3LDK、最大接続台数不明（通常より少なめ） | AX73はより広い範囲と多くのデバイス接続を想定している。C80は一般的な家庭向け。 |
| WPA3 | 対応 | 対応 (ファームウェアアップデートで対応の場合あり) | どちらも最新セキュリティ規格に対応しているが、C80は初期ファームウェアではWPA3非対応の場合もあるので注意。 |
| IPv6 IPoE | 対応 | 対応 | どちらも日本の光回線で快適なインターネット接続が可能。 |
| EasyMesh | 対応 | 対応 | どちらもメッシュWi-Fi構築に対応している。 |
| HomeShield | 搭載 | 非搭載 | AX73にはTP-Link独自の総合セキュリティサービスが搭載されている。 |
| サイズ | 272.5 × 147.2 × 49.2 mm (比較的大きめ) | 215 × 117 × 32 mm (ややコンパクト) | C80の方が少しだけコンパクトだが、AX73も決して大きくはない。 |
| 価格帯 | 一般的にC80より高価 | 一般的にAX73より安価 | C80はWi-Fi 5世代のため、価格を抑えたい場合に選択肢となる。 |
各モデルの詳細と違い
Archer AX73 – 高性能・多機能な最新ルーター
Archer AX73は、現在使っている通り、TP-LinkのWi-Fi 6ルーターの中でもハイエンドに近い位置づけのモデルだよ。主な特徴とC80との比較での優位点は以下の通りだね。
- Wi-Fi 6のフルスペックに近い性能: 5GHz帯で4804Mbpsという高速な通信速度は、4K/8Kの動画ストリーミングや、複数の家族が同時にオンラインゲームをプレイするなど、帯域を大量に消費する用途に最適なんだ。特に、160MHz幅（ヘクタイチロクマル、HE160）に対応しているのは大きな強みで、対応するデバイスを使えば、単一デバイスでも非常に高速な通信が可能になるよ。
- 多台数接続に強い: Wi-Fi 6の核となるOFDMAやMU-MIMO（マルチユーザー マイモ）を4×4でサポートしているため、スマートフォン、タブレット、スマート家電など、多くのデバイスが同時にWi-Fiに接続されても、通信の混雑が起こりにくく、それぞれが安定した速度を維持できるんだ。
- 高機能な付加価値: USB 3.0ポートを搭載しているから、外付けHDDを繋いで簡易的なネットワークストレージ（NAS）として使ったり、メディアサーバーを構築したりできるのも便利だね。また、TP-Link独自のセキュリティサービス**HomeShield（ホームシールド）**を搭載しており、マルウェア対策やペアレンタルコントロール、IoTデバイスの保護などが手厚いのも特徴だ。
- パワフルなCPU: 1.5 GHzのトリプルコアCPUは、多数の接続やデータのルーティング処理を高速に行い、ルーター全体の安定性とレスポンスの良さに貢献しているよ。
Archer C80 – コストとバランスに優れたWi-Fi 5ルーター
一方、Archer C80は、Wi-Fi 5（ハチマルニテンイチイチエーシー、つまり802.11acのことね）規格に対応したモデルなんだ。AX73と比べると世代は一つ古くなるけど、その分、価格を抑えながらも、必要な機能をしっかり備えているバランスの良いルーターだと言えるね。
- 十分なWi-Fi 5速度: 5GHz帯で1300Mbps、2.4GHz帯で600Mbpsという速度は、Wi-Fi 5としては比較的高速な部類に入るんだ。一般的なウェブ閲覧や動画視聴、ビデオ会議などであれば、十分快適に使える速度だよ。
- MU-MIMO対応: C80もMU-MIMO（3×3）に対応しているから、複数のデバイスとの同時通信が可能だよ。これにより、家族がそれぞれスマホを使ったり、ノートPCを使ったりしても、従来のWi-Fi 5ルーターよりは効率的に通信できるんだ。
- ギガビット有線ポート: 全てのLANポートがギガビット（1Gbps）に対応しているから、有線接続が必要なパソコンやゲーム機なども高速で安定して繋ぐことができるよ。
- コンパクトな設計: AX73ほどではないけど、比較的コンパクトなサイズ感で、設置場所を選びにくいのも魅力の一つだね。
- EasyMesh対応: AX73と同様にEasyMeshに対応しているので、将来的にメッシュWi-Fiシステムを構築したくなった場合でも対応できるのは嬉しいポイントだね。
どちらを選ぶべきか？
すでにArcher AX73を使っているので、C80に買い替えるという選択肢は、基本的には性能のダウングレードになってしまうから、あまり現実的ではないかな。
- Archer AX73:
- 最適な人: 高速な光回線（1Gbps以上）の性能を最大限に引き出したい、4K/8K動画を頻繁に視聴する、オンラインゲームを本格的にプレイする、スマート家電など多数のデバイスを同時に安定して接続したい、より広範囲をカバーしたい、HomeShieldによるセキュリティ機能を重視したい、USBポートで簡易NASを使いたい人。
- まとめ: 現在の主流のニーズをすべてカバーできる、高機能でパワフルなルーターだね。
- Archer C80:
- 最適な人: Wi-Fi 5世代のデバイスがメイン、Wi-Fi 6対応の必要性は低い、コストを抑えつつ安定したギガビットWi-Fi環境を構築したい、一般的なウェブ閲覧や動画視聴が主な用途、そこまで多数のデバイスを同時に接続しない人。
- まとめ: 必要十分な機能を備え、価格と性能のバランスが良いモデル。もし今も古いWi-Fi 4（802.11n）以前のルーターを使っているなら、C80に替えるだけでも快適さは大きく向上するはずだよ。
Archer AX73は最新のWi-Fi 6技術と豊富な機能を備えた、まさに現在の主力級ルーター。一方のArcher C80は、一つ前の世代ながらもWi-Fi 5としての完成度が高く、コストパフォーマンスに優れた堅実な選択肢と言えるね。
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