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「Xbox Series X25 限定エディション」は高い?ぼくが13万4,980円を出さない理由

ぼくが実際に使っているゲーミングノート ASUS TUF Gaming A15。赤く光るキーボードと、DDR5やMUX Switchが並ぶスペックのシール ガジェット
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「Xbox Series X25 限定エディション」の値段を見て、ぼくはまず「高いな」と固まりました。134,980円から(2026年8月31日にマイクロソフト公式ストアで確認。以下、値段はすべて調べた日を書きます)。ゲーム機に13万円台と聞いて、すぐに「うんうん、いいね」とはなりませんでした。この記事は、その値段を見て頭の中がぐるぐるした過程を、そのまま書いたものです。先に言っておくと、理屈だけで考えれば、同じ13万円台ならゲーム機を買うほうが正しい場面があります。それは分かったうえで、それでもぼくには出せない、という話を書きます。

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  1. 13万4,980円は、ぼくには出せません。理屈で負けているのは分かったうえで書きます
  2. Xbox Series X25 限定エディションはどんな機械か
    1. 同梱物をリストにしました
  3. 高いのは「限定版だから」ではありません
    1. 通常版との差額は17,000円だけです
    2. 発売時49,980円から、6年で4回値上げされていました
  4. ゲームを動かすことだけを見れば、ゲーム機のほうが正しいです
  5. Xboxと同じことをパソコンでやると、いくらかかるのか
    1. まず断っておきます。これは「最安値」であって「相場」ではありません
    2. 自作は安くなりませんでした
    3. ノートだけ高くなりがちな理由
    4. 「エースコンバット8が動けばいい」なら、もっと下げられます
  6. 差額で考えると、見え方が変わります
  7. それでも出せない理由。ぼくは昔、Xbox Oneを6万円で買って20時間しか遊びませんでした
  8. パソコンなら、ゲームに飽きたあとも残ります
  9. 居間に置く機械として見ると、話が変わるかもしれません
    1. 昔、PS3やXbox Oneを居間のメディアプレイヤーとして使っていました
    2. 4K Blu-rayも、Dolby Atmosも入っています
    3. テレビ録画は、調べた範囲では見つかりませんでした
  10. わがままだと分かっています。それでも「高い」と言い切るのは、気の毒かもしれません
  11. じゃあいくらなら買うのか
    1. 1万円という線は、現行機には無かったです
    2. Xbox Series Sなら、まだ現実的な線です
  12. まとめ

13万4,980円は、ぼくには出せません。理屈で負けているのは分かったうえで書きます

ぼくは今、ASUS TUF Gaming A15というゲーミングノートを使っています。Ryzen 7 7735HS、RTX 4060 Laptop、メモリ16GB、SSD 1TB、15.6型144Hzの機体で、AIの作業からゲームまでこれ1台でやっています。Xbox Series X25限定エディションの134,980円は、ちょうどこのノートを買ったときに近い金額です。だから余計に「その金額をもう一度、ゲーム機だけのために出せるか」という問いが自分の中に立ちました。

結論から言うと、ぼくは買いません。理由は単純で、パソコンならゲーム以外にも使えるのに、ゲーム機はゲームにしか使えないからです。ただこれは、ゲームを快適に動かすという一点だけを見れば、ぼくが割に合わない選択をしている可能性がある、ということでもあります。そこを隠さずに書きます。

Xbox Series X25 限定エディションはどんな機械か

ぼくはこのXbox Series X25限定エディションを買っていません。なので、機械の中身についてはマイクロソフトの公式ストアに書かれていることを、そのまま紹介します。

マイクロソフト公式ストア日本版のページには、こう書かれています。

XBOX Series X25 限定エディションが、1 TB SSD のストレージを搭載し、半透明のオリジナル グリーンで新登場。Xbox ワイヤレス コントローラー X25 スペシャル エディション、番号が刻印された本体、Halo: Campaign Evolved が含まれています。¥134,980 から リリース日 2026年11月13日……

同梱物をリストにしました

まとめると、こういう内容だそうです。

  • 価格:134,980円から(2026年8月31日、マイクロソフト公式ストア日本版で確認)
  • 発売日:2026年11月13日
  • ストレージ:1TB SSD
  • 見た目:初代Xboxをモチーフにした半透明の「オリジナルグリーン」。起動時に本体上部のロゴが光るそうです
  • 本体の刻印:1台ごとに固有の番号が刻印されるとのことです
  • 同梱コントローラー:Xbox ワイヤレス コントローラー X25 スペシャル エディション(半透明グリーンで、初代コントローラー「Duke」を思わせるボタン配色だそうです)
  • 同梱ソフト:『Halo: Campaign Evolved』のダウンロード版フルゲーム

ぼくが見た2026年8月31日時点では、公式ストアの表示は「在庫切れ」でした。発売は11月13日なので、まだこれからということだと思います。25周年という節目、番号入りの本体、初代Xboxを思わせる見た目。ここだけ見ると、正直ちょっと欲しくなる要素が並んでいます。

ちなみに、Xbox Series X25限定エディションは4K・最大120FPSをうたっています(後述する公式スペックのとおり)。普段使っているテレビでも映すこと自体はできますが、多くの家庭用テレビは120Hz入力に対応していないので、フレームレートまでフルに引き出したいなら対応モニターが要ります。値段の感覚をつかむために1つ挙げておくと、4K・120Hz対応の27インチモニターは35,613円でした(JAPANNEXT JN-i27G120U2-C6・2026年9月1日、楽天市場調べ)。

高いのは「限定版だから」ではありません

「限定版だから高いんでしょ」と思う方もいると思います。ぼくも最初はそう思いました。でも調べてみると、それだけでは説明がつきませんでした。

通常版との差額は17,000円だけです

通常版のXbox Series X(ディスクドライブ搭載モデル)は、同じくマイクロソフト公式ストア日本版で117,980円からでした(2026年8月31日確認)。ディスクの無いデジタルエディションなら109,980円からです。X25限定エディションの134,980円との差額は、

134,980円 − 117,980円 = 17,000円

専用コントローラー(通常のワイヤレスコントローラーだけでも下の単品価格を見ると分かるとおり、それなりの値段がします)と『Halo: Campaign Evolved』のダウンロード版がついて17,000円増しと考えると、上乗せ分自体は法外というほどでもない気がします。つまり、Xbox Series Xが高いと感じる正体は、限定版の上乗せ分ではなく、通常版のXbox Series Xがすでに117,980円もしていることのほうでした。

発売時49,980円から、6年で4回値上げされていました

Xbox Series Xは2020年11月10日の発売時、49,980円(税抜)でした。そこから2026年8月までに4回、値段が上がっています。調べた範囲をまとめると、こうなります。

時期 Xbox Series X の価格 適用日
発売時 49,980円(税抜) 2020年11月10日
1回目の値上げ 59,978円(税込・+5,000円) 2023年2月17日
2回目の値上げ 66,978円(税込・+7,000円) 2024年8月15日
3回目の値上げ 87,980円(税込・約+21,000円) 2025年5月1日
4回目の値上げ(現行価格) 117,980円(税込・ディスク版/+30,000円) 2026年8月1日

発売時の49,980円(税抜)を税込に置き換えて計算すると54,978円になり、現在の117,980円との差は63,002円、倍率にすると約2.15倍です(この税込換算はぼくが自分で計算したもので、公式が「税込54,978円」と発表しているわけではありません。念のため)。値上げのたびに公式は「部材価格の上昇」「世界的な物価上昇・為替変動」を理由に挙げていました。ちなみにPlayStation 5も同じ期間に49,980円+税(税込54,978円)から97,980円(税込)まで上がっていて、こちらは3回の値上げで約1.78倍でした。ゲーム機自体の値段が、この6年でまるごと上がっている時期だということが分かります。

詳しい出典はマイクロソフトの公式ストアと、値上げのたびに報じていたGAME Watchの記事にあります。

Xbox Series X25 限定エディション(マイクロソフト公式ストア)Xbox Series X 通常版(マイクロソフト公式ストア)4回目の価格改定を報じたGAME Watchの記事

ゲームを動かすことだけを見れば、ゲーム機のほうが正しいです

ここが今回いちばん正直に書きたいところです。ぼくは「Xbox Series Xを買うより、同じ値段のパソコンを組んだほうが賢い」と言いたいわけではありません。ゲームを動かすことだけを見れば、それは正しくない場合があります。

たとえば、2026年10月2日発売のエースコンバット8のような重いゲームを例に取ると分かりやすいと思います。同じ13万円台という予算でパソコンを探すと、載っているグラフィックボードは型落ちのものが中心になります。以前、134,980円以内で買える新品デスクトップパソコンを楽天市場で調べたときも、RX7600・RTX2060・GTX1650というグラフィックボードの機種しか見つかりませんでした(2026年8月31日調べ)。GTX1650にいたっては2019年発売のエントリークラスです。一方のXbox Series Xは、カスタムのRDNA2という設計で12TFLOPS・52基のCompute Unitを積んでいます(マイクロソフト公式の仕様ページで確認)。同じ予算でパソコンを組もうとすると、グラフィックボードの世代でひとつ手前のものを選ぶことになりやすい、ということです。

ここで先に断っておきます。ぼく自身はエースコンバット8を遊ぶための新しいパソコンを探しているわけではありません(理由はこのあとすぐ書きます)。ここから先の試算は、ぼくの買い物の相談ではなく、Xbox Series X25限定エディションの134,980円が高いのかどうかを測る物差しとして、人気のあるゲームを例に使っている、という位置づけです。

ちなみに、Xbox Series XのGPUがパソコンのどのグラフィックボードに相当するのかは、はっきりしませんでした。調べてみると、海外のいくつかのサイトで挙がっていた候補はこんな感じでばらついていました。

  • RTX 3060 Ti前後、という言い方がいちばん多かったです
  • 理論値(TFLOPSの単純比較)ではRTX 2080 Superをわずかに上回る、という説もありました
  • アーキテクチャで見るとRadeon RX 6700 XTクラス、という言い方もありました

実測ベンチマークの元記事までは追いきれず、どれも又聞きの範囲です。なので「Xbox Series Xのグラフィックスはこれだ」と1つに決めつけるのはやめておきます。ただ、どの説を取っても、134,980円で新品のノートやデスクトップを組むと、その水準にはなかなか届かないという肌感は変わりませんでした。

以前、ぼくの手持ちのノート2台でエースコンバット8が動くかどうかを調べた記事を書いていて、そこでは「1台目のLenovoでは動かないが、2台目のASUS TUF Gaming A15なら遊べそうだ」という結論になりました。ぼくのTUFなら遊べるとそこで書きましたので、興味のある方はあわせてどうぞ。

エースコンバット8 PCスペックは足りる?ぼくのノート2台で確認
エースコンバット8 PC スペックの最低・推奨要件をSteam公式の数字で確認し、グラフィックボードがレイトレーシングに対応しているか自分で確かめる方法を紹介します。

つまり、「Xbox Series X25限定エディションをPCに例えると、同じ値段でもう一段落ちる性能になる」というのが、いまのところの実感です。ゲームを動かすことだけを見れば、ゲーム機を買うほうが理にかなっています。ここは負けを認めます。

ちなみに、エースコンバット8はPS5版も出ています。本体の値段で比べると、PS5が97,980円、Xbox Series Xが117,980円です(前の章で書いたとおり)。ソフト単体なら8,320円でした(2026年9月1日、楽天市場調べ)。機種をまだ決め切れていない方は、本体とソフトの合計で比べてから選ぶという道もありそうです。

Xboxと同じことをパソコンでやると、いくらかかるのか

それでも、Xbox Series X相当のことをパソコンでやろうとすると実際いくらになるのか、気になったので調べてみました。Xbox Series Xの公式スペックは、CPUがカスタムZen2の8コア3.8GHz、GPUが先ほどのカスタムRDNA2(12TFLOPS・52CU)、メモリが16GB GDDR6、ストレージが1TBのカスタムNVMe SSDです(xbox.com公式ページで確認)。この水準のパソコンを、ノート・デスクトップ・自作の3通りで、価格.comと楽天市場で最安値を探してみました(2026年9月1日調べ)。

まず断っておきます。これは「最安値」であって「相場」ではありません

下の表の値段は、価格.comの一覧を安い順に並べたときの1位、つまりいちばん安いお店1軒の値段です。実際にお店の売り場やランキングで目にする値段は、もう少し上にあることが多いと思います。念のため、人気売れ筋ランキングの上位10件も見て、相場の目安になる中央値を出してみました(2026年9月1日、価格.com調べ)。

  • ノート:最安値19万7,800円に対し、人気ランキング上位10件の中央値は約25万2,000円(差はおよそ5万円)
  • デスクトップ:最安値14万9,800円に対し、人気ランキング上位10件の中央値は約19万5,000円(差はおよそ4万5,000円)
  • 自作:部品ごとにバラバラに買うため、「自作全体の人気ランキング」というものが存在せず、相場の中央値は出せませんでした

なので、これから出す数字は「探せばここまで安く用意できる」という下限の値です。お店で見る値段はこれより高いことが多い、と思って読んでください。

用意の仕方 内容 最安値
ノートパソコン(完成品) GIGABYTE GAMING A16(RTX 5060搭載) 197,800円
デスクトップパソコン(完成品) アプライド Katamen-449124(RTX 5060搭載) 149,800円
自作(部品を個別購入) CPU・GPU・メモリ・SSD・マザーボード・電源・ケース・OSの8点合計(送料・組み立て代は別) 150,837円

自作は安くなりませんでした

いちばん驚いたのは自作です。パーツを1点ずつ安いところから集めれば完成品より安くなると思っていたのですが、実際に積み上げると150,837円になり、デスクトップの完成品(149,800円)とほぼ同じか、むしろわずかに高くつきました。内訳はCPU(AMD Ryzen 5 5600・22,980円)、GPU(Palit GeForce RTX5060 WHITE OC・74,800円)、メモリ(16GB・8,447円)、SSD(500GB・13,980円)、マザーボード(8,280円)、電源(5,330円)、ケース(1,220円)、OS(Windows 11 Home パッケージ版・15,800円)の8点で、いずれも2026年9月1日時点で楽天市場に出ていた新品の最安値です。しかもこの金額には送料と組み立ての手間が含まれていません。「自作すれば安い」は、少なくとも今回の値段では成り立ちませんでした。実際に自分で組んだわけではないので断言はできませんが、このパーツ表のとおりに組めば、大きな問題なく動くはずです。

ノートだけ高くなりがちな理由

ノートパソコンだけ突出して高いのは、パソコン全体がいま値上がりしている時期にあたっているのも影響していそうです。以前、ミニPCでエースコンバット8を安く遊べないか調べた記事でも、同じような値上がりの空気を感じました。よければこちらもあわせてどうぞ。予算を抑えたノートPC選びという意味では、以前娘のパソコンを予算10万円で探したときも近い悩み方をしたので、あわせてリンクを置いておきます。

ミニPCゲームおすすめ、エースコンバット8を安く遊ぶ4つの道
ミニpc ゲーム おすすめを探す前に、ぼくが実際に値段を積んで比べました。2026年8月時点の実売で、内蔵グラフィックスは非対応、外付けGPUなら約15.5万円、中古ノートなら約6.8万円。エースコンバット8基準で正直に比較します。

関連:娘のための完璧なPC探し!予算10万円、USB-Cフル機能搭載の道のり

(このカードは、上の表に書いたアプライド Katamen-449124とは別のお店の、たまたま同じ149,800円だった機種です。混同しないよう先に断っておきます。)

「エースコンバット8が動けばいい」なら、もっと下げられます

ここまではXbox Series X相当の性能をパソコンで用意する話でした。繰り返しになりますが、これはぼくの買い物の相談ではなく、13万4,980円というXboxの値段を測るための物差しです。ここでは2026年10月2日発売のエースコンバット8を例にします。正直に告白すると、ぼくは最初、このゲームをゲーム界でも最高峰にハイスペックが要るゲームだと勝手に思い込んでいました。でも最低要件を調べ直すと、そこまでではありませんでした。

エースコンバット8の最低要件はグラフィックボードがRTX 2060(6GB)またはRX 6600 XT(8GB)、メモリ16GB、SSDの空き125GB以上です(Steam公式)。RTX 2060は2019年発売のミドルクラスで、性能そのものは「最高峰」というほどのものではありません。ただし、この最低要件には「ハードウェアレイトレーシング対応」という起動条件がついています。画質設定を下げても、レイトレーシングに対応していない古いグラフィックボードでは、そもそも起動できない作りだそうです。性能の高さより、対応のあるなしで足切りされる、というのが実際のところでした。

この最低ラインで新品のパソコンを組むと、ノート15万9,980円(GIGABYTE GAMING A16・RTX 4050 6GB)、デスクトップ完成品11万4,000円(PASOUL・RTX 2060)、自作11万3,217円(RTX 3050 6GB)でした(2026年9月1日調べ)。Xbox相当(前の表の金額)と比べると、ノートで約3万7,800円、デスクトップで約3万5,800円、自作で約3万7,600円安くなります。

ただし1つだけ、見落とすと痛い落とし穴がありました。ノート用のRTX 3050は、多くがビデオメモリ4GBで売られています。最低要件が求めているのは6GB以上(RTX 2060相当)なので、「RTX 3050搭載」という表記だけを見て安いノートに飛びつくと、要件を満たさず動かないことがあります。実際に価格.comのスペック欄で確認したところ、13万〜14万円台のノート2機種(134,800円・144,800円)はどちらも「専用ビデオメモリ4GB」でした。買うときはGPUの名前だけでなく、ビデオメモリの容量まで必ず確認したほうがよさそうです。

差額で考えると、見え方が変わります

ここまでの数字を並べると、パソコンで同じことをやろうとしても13万円台からはなかなか逃れられない、ということが分かりました。ではその上で、Xbox Series X25限定エディション(134,980円)と、いちばん現実的だったデスクトップパソコンの完成品(149,800円)を並べて、差額で見てみます。

149,800円 − 134,980円 = 14,820円

この見方をすると、少し納得できる部分が出てきました。1万5,000円ほどの差額で、「なんとなくゲームをやってみようかな」と思ったときにすぐ動かせる状態が手に入る、と考えられるからです。パソコンを新調するなら、その延長で少し足せばゲーム機も買えてしまう、という感覚です。通常版のXbox Series X(117,980円)と比べると、差額は149,800円 − 117,980円 = 31,820円まで広がります。どちらで見るかによって、印象はけっこう変わります。

ちなみに、エースコンバット8を本格的に遊ぶなら、フライトスティック型のコントローラーという選択肢もあります。Xbox One用(パソコンでも使えます)として売られているもので、19,800円でした(Thrustmaster T.Flight Hotas One・2026年9月1日、楽天市場調べ)。メーカーのページには、Xbox Series X|S向けのタイトルも対応ゲームの一覧に載っています。通常のコントローラーでも遊べますが、フライト系の操作感がほしい方向けの周辺機器です。

それでも出せない理由。ぼくは昔、Xbox Oneを6万円で買って20時間しか遊びませんでした

ここからはぼく自身の話です。理屈のうえでは同じ13万円台でパソコンを組んでも大差ないと分かったのに、それでもゲーム機に13万4,980円を出す気になれない理由があります。

ぼくは昔、Xbox Oneを6万円くらいで買ったことがあります。当時はかなり気合を入れて買ったはずなのに、結局、正味20時間くらいしか遊びませんでした。ゲームへの熱がどれだけ続くか、ぼくは自分をあまり当てにできません。20時間で計算すると、1時間あたり3,000円のゲーム機だったことになります。今回のXbox Series X25限定エディション(134,980円)で同じことが起きたら、と考えると素直に怖いです。

もちろん、今回熱が続くかもしれません。ただ「続くかもしれない」に賭けて13万円台を出す勇気は、正直、今のぼくにはありません。

パソコンなら、ゲームに飽きたあとも残ります

ぼくがパソコンを選ぶ理由は、まさにこの「飽きたらどうなるか」の部分です。ぼくが使っているASUS TUF Gaming A15は、ゲームだけでなく、AIまわりの作業や普段の調べ物、この記事を書く作業にも毎日使っています。仮にゲームへの熱がまた20時間で冷めても、パソコンそのものはそのまま働き続けます。Xbox Series X25限定エディションがもし同じように熱が冷めたら、そこで完全に止まってしまいます。

ぼくが実際に使っているゲーミングノート ASUS TUF Gaming A15。赤く光るキーボードと、DDR5やMUX Switchが並ぶスペックのシール

ただし、ここは正直に書いておきます。Xbox Series Xは実はゲームだけの機械ではありません。マイクロソフトの公式ページによると、Netflix・Amazon Video・Disney+・Huluなどの動画配信を4K Ultra HDで見られますし、Spotifyなど数百のアプリにも対応しているそうです。Webブラウザーの Microsoft Edge もあらかじめ入っています。「パソコンならゲーム以外もできる」というぼくの主張に対しては、これはちゃんとした反対材料です。

それでも、Xbox Series Xでできる「ゲーム以外」は、動画を見ることとブラウザーで調べ物をすることまでです。この記事を書くような作業や、表計算を組む、資料を作る、写真を編集するといった、ぼくが仕事で毎日やっていることはできません。「ゲーム以外もできる」の中身に差がある、というのが正直なところです。

出典はこちらです(Edgeのページは英語サイトです。自動翻訳推奨)。

Xboxのエンターテイメント機能(マイクロソフト公式)Xbox版Microsoft Edgeについて(英語サイト・自動翻訳推奨)

居間に置く機械として見ると、話が変わるかもしれません

前の章で「Xboxはゲーム以外もできる」と書きましたが、ここをもう少し掘り下げてみます。実はここまで調べていくうちに、ぼくの考えは少し動きました。

昔、PS3やXbox Oneを居間のメディアプレイヤーとして使っていました

ぼくは過去にPS3やXbox Oneを持っていたことがあります。振り返ってみると、あれはゲーム機というより、居間のメディアプレイヤーのような位置づけで使っていました。ディスクを入れれば映画が観られて、電源を入れっぱなしにして動画配信をだらだら流していました。ゲームをする時間より、そちらの使い方のほうが長かった記憶があります。

4K Blu-rayも、Dolby Atmosも入っています

Xbox Series X25限定エディションも、通常版のXbox Series Xと同じく光学ドライブを積んでいて、4K UHD Blu-rayディスクを再生できます。音声はDolby Digital 5.1・DTS 5.1・Dolby Atmos(TrueHD)に対応、映像もDolby Vision(動画配信)に対応しているそうです(いずれもxbox.com公式ページで確認)。前の章で書いた動画配信の対応に、この光学ドライブと音響規格が加わると考えると、ゲーム機というより、リビングのAV機器そのものです。

専用のAV機器と並べてみると、こんな感じになります。

機能 Xbox Series X 4K Blu-rayプレーヤー Blu-rayレコーダー
4K UHD Blu-ray再生 できる できる 機種による
テレビ放送の受信 見つかりませんでした できない できる
テレビ番組の録画 見つかりませんでした できない できる
Netflixなどの配信アプリ できる 機種による 機種による
ゲーム できる できない できない

テレビ録画は、調べた範囲では見つかりませんでした

ここは正直に書きます。「Xbox Series Xでテレビ録画もできるかも」と思って調べてみたのですが、そういう機能は見つかりませんでした。Xbox One時代には「OneGuide」という、外部のレコーダーやチューナーの映像をXbox経由で見る機能があったそうです。この番組表の提供が2021年5月に終わったことはマイクロソフト公式ブログで確認できましたが、OneGuideという機能自体がXbox Series X|Sに引き継がれているかどうかまでは、公式の一次情報では確認できませんでした。ゲームプレイ自体を録画する機能はありますが、これはテレビ番組の録画とは別物です。

ちなみに、ライバルのPS5も単体ではテレビ番組を録画できません。「nasne(ナスネ)」という別売りの機器と、「torne(トルネ)」というアプリを組み合わせて初めて録画ができる仕組みだそうです(SIE公式ブログで確認)。この点はXboxだけが劣っているわけではなく、今のゲーム機はどちらも単体では録画できない、というのが実際のところでした。

参考までに、テレビ録画ができるBlu-rayレコーダーは新品で5万6,980円から、上位機だと15万195円します(2026年9月1日、楽天市場調べ)。単体の4K UHD Blu-rayプレーヤーなら4万1,800円です。X25限定エディションの134,980円は、録画機能つきの上位レコーダーより1万5,000円ほど安く(差額15,215円)、単体プレーヤーの3.2倍ほどでした。

正直に言うと、ここまで調べる前は「ゲーム機に13万円は出せない」の一言で終わらせるつもりでした。でも実際に調べていくと、Netflixもブラウザーも4K Blu-rayも入っていて、居間の主役になれるだけの機能がそろっていることが分かってきました。そう考えると、単純に「ゲーム機として高い」と切り捨てるのは、正直ちょっと気の毒な気がしてきました。

わがままだと分かっています。それでも「高い」と言い切るのは、気の毒かもしれません

ここまで書いてきたことを整理すると、こうなります。ゲームを動かすことだけを見れば、同じ値段ならゲーム機のほうが正しい場面があります。それでもぼくはパソコンを選びます。理由はゲームへの熱が自分でも当てにできないのと、パソコンなら飽きたあとも残るからです。これは正直、わがままな理屈です。「ゲームがしたい」と言いながら、ゲーム以外の保険をかけたがっているわけですから。

それでも、13万4,980円という値段は、ぼくにそのわがままを言わせるだけの重さがありました。ぼくが素直に出せる線は「1万円くらい」で、13万4,980円はそこから大きく離れています。値段が、ぼくの中の「割り切れなさ」を引き出した、という言い方が近い気がします。

居間に置く機械として見ると値段の見え方が変わることは、前の章で書いたとおりです。それでも、ぼくが今回買わないという結論は変わりません。

それと、正直に書いておきます。ぼくはまだXbox Series X25限定エディションを買っていません。発売もまだ先(2026年11月13日)で、この記事に書いた機械の中身は、すべて公式サイトに書かれていたことをそのまま紹介したものです。発売されて実物が出たら、値段への感じ方が変わるかどうか、あらためて確かめてみようと思います。

じゃあいくらなら買うのか

1万円という線は、現行機には無かったです

ここまで「出せない」と言い続けてきましたが、いくらならゲーム機を買うのか、自分なりの線を考えてみました。ぼくの感覚では、1万円くらいならゲーム機として気軽に出せます。パソコンの値段からすればおまけみたいな金額で、飽きても「まあいいか」で済む水準だからです。

ただ、その線で現行のXboxを見ると、いちばん安いXbox Series Sでも512GBで82,480円、1TBだと97,480円でした(2026年9月1日、マイクロソフト公式ストアで確認)。1万円にはまったく届きません。参考までに、ライバルのPlayStation 5は、ディスク版97,980円・デジタル版89,980円です(2026年4月2日改定・SIE公式ブログで確認)。据え置き型のゲーム機そのものが、もうどこも1万円では買えない値段になっているようです。

Xbox Series Sなら、まだ現実的な線です

そう考えると、Xbox Series Sの82,480円という値段は、Xbox Series X25限定エディションの134,980円に比べればかなり現実的に見えてきます。ゲームがしたいだけなら、こちらを選ぶという道もありそうです。ぼくの感覚に近いのは512GBの82,480円のほうですが、今回楽天市場で価格を確認できた新品の商品ページは1TBモデル(97,479円)でした。1TBなら容量に余裕が出るぶん、ストレージが手狭になりやすいという512GBモデルの弱点は解消されます。ただしXbox Series Sはどちらの容量でもディスクドライブが無く、ダウンロード版のソフトが前提になる点は、選ぶ前に知っておいたほうがよさそうです。中古は1点ずつ値段と在庫が変わるので、いい出物が見つかったらまたこの記事に追記しようと思います。

まとめ

Xbox Series X25限定エディション(134,980円)は、限定版だから高いのではなく、通常版のXbox Series Xがすでに117,980円まで上がっていることが値段の正体でした。ゲームを動かすことだけを見れば、同じ予算でパソコンを組むより、ゲーム機を買うほうが理にかなっている場面があります(ついでに言うと、「エースコンバット8が動けばいい」という最低ラインまで割り切れば、さらに3万5,000〜3万8,000円ほど安く用意できることも分かりました)。それでもぼくは、ゲームへの熱を自分で当てにできないことと、パソコンなら飽きたあとも残ることを理由に、今回は見送ります。差額で見れば14,820円というそう遠くない金額でしたが、それでも越えられませんでした。これは理屈というより、ぼくのわがままです。ただし、居間に置く4K Blu-rayプレーヤー・動画配信機・ゲーム機を1台にまとめたと考えれば、「ゲーム機として高い」の一言で切り捨てるのはフェアではないとも思っています。買いませんが、高いとは言い切らないでおきます。

「Xbox Series X 高い」と感じて検索してこの記事にたどり着いた方の判断材料に、少しでもなればと思います。1万円前後で気軽にゲームを始めたい方には、Xbox Series Sという道もあります。ぼく自身は、発売日である2026年11月13日を過ぎたあとの世の中の反応も、もう少し見てみようと思います。

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