「多摩電子工業」って聞いたことありますか。評判が気になったので、ぼくは今回、川崎市に本社があるこのメーカーのPD(パワーデリバリー。USBで大きな電力を送れる充電の規格です)100W充電器(Permier AIR PRO・PR-AP160UC3W)を楽天で買いました。検索してみると「多摩電子工業 品質 悪い」「多摩電子工業 どこの国」「エレコムとどっち」みたいな、疑いながら探している人が多いことに気づきます。ぼく自身も、日本メーカーを応援したい気持ちがある一方で、正直「実物はどうなんだろう」と思っていました。この記事では、実際に届いた箱・本体・取扱説明書を見ながら、その疑問に答えます。あわせて、この充電器でいちばん知っておいてほしい注意点(2つ挿すと出力が下がること)も、隠さず書きます。
多摩電子工業の充電器、評判より先に箱の重さで分かったこと
まだ充電には使っていません。速さや発熱はこれから確かめるところです。ただ、開封したときの印象だけは、もう書けます。
箱からしてすごく立派な化粧箱になっているんだよね、というのが第一印象です。中は白いきれいなスポンジで、激落ちくんみたいな、なんかふわふわした感じでした。充電器自体はものすごい重厚感があって、きちっと何かが詰まっている機械がいっぱい詰まって重たい感じ。ちっちゃくて重いから、すごく高級感がありました。実際の質量は約230g(取扱説明書の記載値)で、手のひらに乗せるとずっしりきます。
スペックをおさらいしておきます
まず、この充電器が単体でどれだけ出せるのかを、取扱説明書の記載どおりに整理します。ポートはUSB-C×3、USB-A×1の4ポートです。
出典:取扱説明書の記載値(PPS対応。楽天の商品ページ原文とも一致・2026-09-12確認)。
表の中の「PPS」(Programmable Power Supply。細かく電圧を調整できるPDの拡張規格です)は、楽天の商品ページの説明を借りると「ムダな電気を消費することなく、適切な電流を送れる」機能で、対応機種で使うと端末のバッテリーへの負荷を抑えられるとされています(PPS対応機種に限ります)。
一番大事な注意点。2つ挿した瞬間に、出力が下がります
ここが、この充電器を選ぶ前にいちばん知っておいてほしいところです。上の表の数字(100W・65W・18W)は、そのポートを1つだけ使ったときの最大値です。2口挿した時点で、上位のポートは65Wに下がります。取扱説明書の裏面には、ポートの組み合わせごとの出力配分が全部図で載っていました。整理すると、こうなります。
2ポート同時のとき
この最後の「USB-A+USB-C3」の組み合わせだけ、少し特殊です。この2つは別々の出力枠ではなく、2口合わせて15Wという同じ枠を分け合う扱いになっています。スマホをUSB-Aに挿しながらUSB-C3も使う、という組み合わせは避けたほうがよさそうです。
3〜4ポート同時のとき
3ポート・4ポート同時のときも、同じ考え方です。
出典:取扱説明書裏面の出力配分表(2026-09-12・現物から書き起こし)。単体合計は100+100+65+18=283Wですが、4ポート同時では90Wに制限されます。
ノートPCとスマホを同時に挿す、といった使い方をするなら、この配分表を見てからポートを選んだほうがいいです。100Wをフルに使いたいときは、USB-C1かC2のどちらか1つだけを使うのが正解です。
本体にケーブルは付いていません
買うときに見落としがちなのですが、この充電器に充電用のケーブルは付属していません。楽天の商品ページにも「本製品に充電用ケーブルは付属されていません」とはっきり書かれています。100Wを実際に出すには、それに対応したUSB-Cケーブルが別途必要です。ぼくは同じメーカーのケーブルを合わせて注文しました。
多摩電子工業ってどんな会社なのか
検索していると「多摩電子工業ってどこの国の会社?」「エレコムとどっちがいいの?」という声をよく見かけます。ぼくが実際に届いた箱と取扱説明書で確認できたことを書きます。
- 製造・販売元は多摩電子工業株式会社。本社は神奈川県川崎市麻生区です。
- 箱の裏面に、製造販売元の住所と問い合わせ先が印刷されています。
- 保証は購入日から1年間、日本国内で有効です(取扱説明書の保証規定に記載)。
- 本体はMADE IN CHINAですが、企画・販売は日本のメーカーです。
「日本メーカーだから安心」と決めつけるつもりはありません。ただ、川崎市にちゃんと本社があって、箱に連絡先が書かれていて、保証も日本国内で効きます。この当たり前のことが、実物を手に取るまでぼくにも分かりませんでした。「多摩電子工業 充電器 評判」を調べている人がいちばん知りたいのは、たぶんこの「実在感」なんじゃないかと思います。
100Wまで要らないなら、65W版という選択肢もあります
ここまで読んで「うちはノートPC1台とスマホぐらいしか同時に挿さないな」と思った人には、同じPermierシリーズの65W版(PR-AP146UC2)も選択肢になります。こちらはレビュー462件で★4.69。同じメーカーの実績の数として、参考になると思います。
逆に、ノートPCの急速充電を100Wまで使いたい、複数台を同時に挿す場面が多い、という人は本品(100W版)のほうが向いています。ちなみにAmazonで探すと、同クラスのPD100W・4ポートGaN(ジーエヌ。窒化ガリウム。低発熱で小型に作りやすい、新しい半導体の材料)充電器もいくつか出ていて、本品は楽天とAmazonの両方で扱いがあります。
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手持ちの電池と充電器の相性で困っている人は、古いエネループ、型番を見ないと今の充電器で使えるか分かりませんもどうぞ。
くわしい仕様や写真をもっと見たい人は、楽天の商品ページにも掲載写真が並んでいます。65W版の詳細はこちらの商品ページで見られます。
まとめ
多摩電子工業のPD100W充電器(PR-AP160UC3W)は、まだ充電に使っていない段階ですが、箱を開けた時点での重厚感と、川崎市に本社を持つ会社としての実在感は、実物を見て初めて分かりました。一方で、100Wが出るのは1ポート単独のときだけで、2口挿すと65W+30Wに下がる点、USB-AとUSB-C3が合わせて15Wの枠になっている点は、買う前に知っておいたほうがいい注意点です。ケーブルも別売りなので、あわせて用意する必要があります。実際に充電して速さや発熱がどうだったかは、使い始めたらまた追記します。


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