この記事は、東芝の充電池を中心に、Hitec X4 Advanced EX Proという充電器に入れる設定値をまとめたものです。以前の記事で容量別の設定値一覧を作ったのですが、エネボルトやエネループ、タミヤ ネオチャンプなど、手元にある電池をひととおり並べたつもりだったのに、あらためて自分の買い物の履歴を見返してみると、あの一覧に入っていない充電池がまだ4本ありました。東芝の充電式IMPULSE(単3形)、東芝のスタンダードモデル(単4形)、ROWA・JAPANの単4形、EBLの単4形です。どれも実際に自分で買って手元にあるものです。
この記事はその4本だけを取り上げた、前回の続きです。前回と同じく、電池1本ごとにサイクル・充電・ブレークインの3つの表を置き、実機の画面に出てくる順番どおりに全項目を値つきで並べています。「他の電池と同じです」「初期値のまま」といった省略はせず、同じ値が何度出てきてもそのつど数字を書いています。設定値の決め方(容量欄の計算式や、メーカーの充放電電流の目安表の使い方)は前回の記事で説明したので、この記事では繰り返しません。
この記事で数字を入れていく充電器、Hitec X4 Advanced EX Proです。電池を入れる前は4つのスロットが「待機」と表示されます。
ニッケル水素電池の充電、電流はいくつにすればいい?容量別の早見表
ニッケル水素の充電、電流は容量でいくつに変えればいいか。Hitec X4 Advanced EX Proのサイクル・充電・ブレークインの設定値を、電池の容量ごとに一覧表でまとめました。
なお、エネボルトの単4形950mAhは前回の記事にすでに載っています。手元の電池がこの記事の4本にも前回の一覧にも見当たらないときは、前回の記事に書いた計算式を使えば自分で数字を出せるはずです。
前回に載っていなかった、東芝の充電池を含む4本とこの充電器
まず4本の顔ぶれをまとめておきます。買った時期も店もばらばらで、東芝の2本は型番違い、ROWAとEBLはメーカーごと違うので、それぞれ別の節で全項目を書いていきます。
定格容量の表記はメーカーによってばらつきがあります。東芝の2本は「min.」(最小容量)付きの表記、ROWAとEBLは「min.」も「typ.」(標準容量)も付かないただの数値です。この点は電池ごとの節でもう一度触れます。
写真は前回の記事にも出したエネボルトの単3形です。側面に2100mAh(min. 2000mAh)と、min.付きの表記が並んでいます。
東芝 充電式IMPULSE 高容量タイプ 単3形 TNH-3A 2400mAh
サイクルモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード サイクル(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 IMPULSE 単3のサイクルモードを選びます。 2 容量 2900mAh 定格容量2400mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(2400mAh →2900mAh )。 3 充電電流 1.20A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(2400mAh ×0.5C=1.2A →1.20A )。 4 放電電流 0.60A 定格容量2400mAh をメーカー目安表に当てはめ、いちばん近い行(2400mAh の行)の値を使っています。結果は0.60A です。 5 放電停止電流 Off サイクルモードだけにある項目です。マニュアルの計算式の対象外で、ぼくの判断でOffにしています。 6 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 7 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 8 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 9 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 10 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 11 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 12 サイクル順 D->C サイクルモードだけにある項目です。先に放電して残量を出し切ってから満充電するD->Cにしています。 13 サイクル数 1 サイクルモードだけにある項目です。まず1回だけ試すため1にしています。 14 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
充電モード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード 充電(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 IMPULSE 単3の充電モードを選びます。 2 容量 2900mAh 定格容量2400mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(2400mAh →2900mAh )。 3 充電電流 1.20A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(2400mAh ×0.5C=1.2A →1.20A )。 4 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 5 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 6 再開始電圧 Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は初期値offと1.30〜1.45Vで、offのままにしています。 7 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 8 トリクル Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は10〜300mAとOffで、Offにしています。 9 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
ブレークインモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード ブレークイン(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 IMPULSE 単3のブレークインモードを選びます。 2 容量 2400mAh ブレークインモードでは容量欄の意味が変わり、定格容量そのもの(2400mAh )を入れます。丸めません。 3 充電電流(自動) 0.24A 0.1Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(2400mAh ×0.1C=0.24A )。結果は0.24A です。 4 放電電流(自動) 0.48A 0.2Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(2400mAh ×0.2C=0.48A )。結果は0.48A です。 5 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 6 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 7 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 8 ブレークイン(順序) C->D->C ブレークインモードだけにある項目です。マニュアルの例(0.1Cで16時間充電→休息→0.2Cで完全放電→休息→0.1Cで16時間充電)に沿ってC->D->Cにしています。
このmin.2400mAh という数字は、Amazonの商品ページの仕様欄に書かれているものです。メーカーの公式サイトではなく販売ページの表記なので、その点は先に断っておきます。「typ.」(標準容量)の表記はありません。同じページには「約500回」という繰り返し回数も書かれています。
ひとつ知っておきたいのは、このTNH-3A が東芝ライフスタイル公式「「充電式IMPULSE」充電池 単3形/単4形」のページ の現行の一覧に載っていないことです。いま同じ位置にあるのはTNH-3AH で、定格容量(min.)は2450mAh 。ぼくの2400mAh より50mAh だけ大きい数字です。
この50mAh の差で設定値がどう変わるかというと、容量欄2900mAh ・充電電流1.20A ・放電電流0.60A は同じままです。変わるのはブレークインモードで自動的に決まる値だけで、0.1C が0.245A 、0.2C が0.49A になります。ただし0.245A のほうは、この充電器の表示が0.01A 刻みなのでそのままは出ません。0.24A か0.25A のどちらかに丸められるはずですが、その電池を持っていないので、どちらで表示されるかは確かめていません。買い替えてTNH-3AH になった方は、容量欄に入れる数字を2450mAh にしてください。あとは充電器が自動で計算してくれます。
この電池、実はメーカーの目安表を使うところで前回とは違うことが起きています。前回取り上げた単3形の電池はどれも、定格容量が目安表の行(1200・1800・2200・2400・2600・2700mAh)にぴったり当たらず、いちばん近い行を選ぶ形になっていました。ところがこの東芝IMPULSEはmin.2400mAhと、目安表の行そのものが2400mAhなので、初めて「近い行を選ぶ」ではなく「そのままの行を使う」ケースになります。放電電流の0.60Aは、近似ではなくメーカーの目安表の2400mAhの行の値そのものです。
東芝の充電式IMPULSE単3形はこちらです。ぼくが2019年に買ったのと同じASINで、いまも販売されています。
この記事の充電電流1.20A ・放電電流0.60A は、この商品ページに書かれているmin.2400mAh を定格容量として計算した値です。同じ商品でも容量の記載が違えば、この記事の数字はそのまま使えません。
東芝 充電式ニッケル水素充電池 スタンダードモデル 単4形 TNH-4ME(WB) 750mAh
サイクルモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード サイクル(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 スタンダード単4のサイクルモードを選びます。 2 容量 900mAh 定格容量750mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(750mAh →900mAh )。 3 充電電流 0.40A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(750mAh ×0.5C=0.375A →0.40A )。 4 放電電流 0.20A 定格容量750mAh をメーカー目安表に当てはめ、いちばん近い行(700mAh と800mAh が同着のため小さいほうの700mAh の行)の値を使っています。その行の値は0.10A ですが、この充電器で設定できる放電電流の下限0.20A を下回るため、0.20A にしています。 5 放電停止電流 Off サイクルモードだけにある項目です。マニュアルの計算式の対象外で、ぼくの判断でOffにしています。 6 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 7 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 8 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 9 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 10 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 11 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 12 サイクル順 D->C サイクルモードだけにある項目です。先に放電して残量を出し切ってから満充電するD->Cにしています。 13 サイクル数 1 サイクルモードだけにある項目です。まず1回だけ試すため1にしています。 14 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
充電モード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード 充電(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 スタンダード単4の充電モードを選びます。 2 容量 900mAh 定格容量750mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(750mAh →900mAh )。 3 充電電流 0.40A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(750mAh ×0.5C=0.375A →0.40A )。 4 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 5 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 6 再開始電圧 Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は初期値offと1.30〜1.45Vで、offのままにしています。 7 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 8 トリクル Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は10〜300mAとOffで、Offにしています。 9 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
ブレークインモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード ブレークイン(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここでは東芝 スタンダード単4のブレークインモードを選びます。 2 容量 750mAh ブレークインモードでは容量欄の意味が変わり、定格容量そのもの(750mAh )を入れます。丸めません。 3 充電電流(自動) 0.20A 0.1Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(750mAh ×0.1C=0.075A )。この充電器で設定できる下限0.20A を下回るため、0.20A に張り付いています。下限が0.20A であること自体はメーカーの製品ページに書かれた事実ですが、計算値がそれを下回ったときに下限へ張り付くという挙動は、マニュアルに明示が無く、ぼくが実機の表示から見立てた推測です。 4 放電電流(自動) 0.20A 0.2Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(750mAh ×0.2C=0.15A )。この充電器で設定できる下限0.20A を下回るため、0.20A に張り付いています。下限が0.20A であること自体はメーカーの製品ページに書かれた事実ですが、計算値がそれを下回ったときに下限へ張り付くという挙動は、マニュアルに明示が無く、ぼくが実機の表示から見立てた推測です。 5 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 6 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 7 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 8 ブレークイン(順序) C->D->C ブレークインモードだけにある項目です。マニュアルの例(0.1Cで16時間充電→休息→0.2Cで完全放電→休息→0.1Cで16時間充電)に沿ってC->D->Cにしています。
この電池のmin.750mAh以上 という数字は、東芝ライフスタイル公式「「充電式IMPULSE」充電池 単3形/単4形」のページ の仕様表でも同じ750mAh でした。AmazonにもRakutenにも同じ数字が載っています。ここでおもしろいのは、Amazonの8本入り・4本入り・楽天GR ONLINE STOREの説明文が、JIS C8708の充放電条件を根拠に挙げる書き方も含めてほとんど同じ文面だったことです。同じ商品説明を複数の販売ページに転記しているのだと思います。
「約1,000回」という繰り返し回数は、同じ型番の4本入り のAmazonの商品ページに書かれている数字です。ぼくが買った8本入りのページには、この回数の記載自体がありません。型番が同じなので参考にはなりますが、8本入り自身の記載ではなく、4本入りからの援用であることは断っておきます。
この電池でいちばん書いておきたいのは、定格容量が750mAh という点です。これは前回の記事に載せたエネループ単4形(BK-4MCC )とまったく同じ定格容量です。実際に数字を並べてみると、容量欄900mAh 、充電電流0.40A 、放電電流0.20A 、ブレークインの充電電流・放電電流もどちらも0.20A と、この記事の東芝スタンダードとエネループ単4の設定値は1つも違いません。メーカーが東芝でもパナソニックでも、定格容量さえ同じならHitec X4 Advanced EX Proに入れる数字は変わらない、という当たり前だけど確かめておきたかったところが、この2本を並べるとはっきりします。
東芝のスタンダードモデル単4形は、Amazonと楽天の両方で扱いがあります。
この記事の設定値(容量欄900mAh ・充電電流0.40A )は、この商品のmin.750mAh以上 という表記を750mAhとして計算したものです。
ROWA・JAPAN 単4形 大容量 800mAh
サイクルモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード サイクル(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではROWA・JAPAN 単4のサイクルモードを選びます。 2 容量 1000mAh 定格容量800mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(800mAh →1000mAh )。 3 充電電流 0.40A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(800mAh ×0.5C=0.4A →0.40A )。 4 放電電流 0.20A 定格容量800mAh をメーカー目安表に当てはめ、いちばん近い行(800mAh の行)の値を使っています。結果は0.20A です。 5 放電停止電流 Off サイクルモードだけにある項目です。マニュアルの計算式の対象外で、ぼくの判断でOffにしています。 6 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 7 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 8 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 9 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 10 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 11 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 12 サイクル順 D->C サイクルモードだけにある項目です。先に放電して残量を出し切ってから満充電するD->Cにしています。 13 サイクル数 1 サイクルモードだけにある項目です。まず1回だけ試すため1にしています。 14 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
充電モード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード 充電(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではROWA・JAPAN 単4の充電モードを選びます。 2 容量 1000mAh 定格容量800mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(800mAh →1000mAh )。 3 充電電流 0.40A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(800mAh ×0.5C=0.4A →0.40A )。 4 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 5 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 6 再開始電圧 Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は初期値offと1.30〜1.45Vで、offのままにしています。 7 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 8 トリクル Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は10〜300mAとOffで、Offにしています。 9 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
ブレークインモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード ブレークイン(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではROWA・JAPAN 単4のブレークインモードを選びます。 2 容量 800mAh ブレークインモードでは容量欄の意味が変わり、定格容量そのもの(800mAh )を入れます。丸めません。 3 充電電流(自動) 0.20A 0.1Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(800mAh ×0.1C=0.08A )。この充電器で設定できる下限0.20A を下回るため、0.20A に張り付いています。下限が0.20A であること自体はメーカーの製品ページに書かれた事実ですが、計算値がそれを下回ったときに下限へ張り付くという挙動は、マニュアルに明示が無く、ぼくが実機の表示から見立てた推測です。 4 放電電流(自動) 0.20A 0.2Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(800mAh ×0.2C=0.16A )。この充電器で設定できる下限0.20A を下回るため、0.20A に張り付いています。下限が0.20A であること自体はメーカーの製品ページに書かれた事実ですが、計算値がそれを下回ったときに下限へ張り付くという挙動は、マニュアルに明示が無く、ぼくが実機の表示から見立てた推測です。 5 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 6 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 7 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 8 ブレークイン(順序) C->D->C ブレークインモードだけにある項目です。マニュアルの例(0.1Cで16時間充電→休息→0.2Cで完全放電→休息→0.1Cで16時間充電)に沿ってC->D->Cにしています。
ROWA・JAPANの個別の型番は商品ページに記載がありませんでした。容量の800mAh という数字も、前回の記事でパナソニックのmin.表記に触れたのと同じように断っておくと、「min.」(最小容量)とも「typ.」(標準容量)ともついていない、ただの数値です。繰り返し回数の「約1200回」は、ROWA・JAPAN自身の楽天店舗ページの商品説明に書かれている数字です。
この電池だけ、他の3本と違うことが1つあります。 計算だけでなく、実機の表示でも裏が取れているということです。上のブレークインモードの表にある充電電流0.20A ・放電電流0.20A は、以前の記事「古い充電池をリフレッシュする方法、ふつうの充電との違い」 で実際にHitec X4 Advanced EX Proの容量欄を800mAh に設定したときに、実機の画面に表示された数字とぴったり同じです。
「0.1C・0.2Cで計算した値がこの充電器の下限0.20Aを下回るときは0.20Aに張り付く」というブレークインモードの挙動は、マニュアルのどこにも明示されていません。下限が0.20Aであること自体は、ハイテック公式「単三/ 単四充電器 AA/AAA Charger X4 Advanced EX Pro」の製品ページ の仕様表に「充電電流 0.20〜3.00A(0.1A単位)」「放電電流 0.20〜2.50A(0.1A単位)」と書かれています。この考え方自体、以前の記事で容量800mAhの電池を使ったときの実機の表示から見立てたものです。今回、その800mAhがそのままROWAの定格容量と同じだったので、計算だけに頼らず実機の表示と照らし合わせられました。この記事の数字の中で、いちばん自信をもって書ける行です。他の3本のブレークインの数字も同じ考え方で計算していますが、実機の画面で確かめたのはこのROWAの800mAhだけです。
ROWA・JAPANの単4形はAmazonと楽天の両方で扱いがあります。
この記事のブレークインの数字(充電電流0.20A ・放電電流0.20A )は、この商品のパッケージに書かれた容量がまさに800mAh だったからこそ、実機の表示と照らし合わせられました。容量が違う商品を買った場合は、この数字は当てはまりません。
EBL 単4形充電池 高容量 1100mAh
サイクルモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード サイクル(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではEBL 単4のサイクルモードを選びます。 2 容量 1300mAh 定格容量1100mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(1100mAh →1300mAh )。 3 充電電流 0.50A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(1100mAh ×0.5C=0.55A )。0.5A と0.6A が同着のため、小さいほうの0.50A を選んでいます。 4 放電電流 0.20A 定格容量1100mAh をメーカー目安表に当てはめ、いちばん近い行(1100mAh の行)の値を使っています。結果は0.20A です。 5 放電停止電流 Off サイクルモードだけにある項目です。マニュアルの計算式の対象外で、ぼくの判断でOffにしています。 6 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 7 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 8 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 9 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 10 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 11 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 12 サイクル順 D->C サイクルモードだけにある項目です。先に放電して残量を出し切ってから満充電するD->Cにしています。 13 サイクル数 1 サイクルモードだけにある項目です。まず1回だけ試すため1にしています。 14 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
充電モード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード 充電(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではEBL 単4の充電モードを選びます。 2 容量 1300mAh 定格容量1100mAh ×1.2を100mAh 刻みで四捨五入した値です(1100mAh →1300mAh )。 3 充電電流 0.50A 0.5Cにいちばん近い0.1A 刻みの値です(1100mAh ×0.5C=0.55A )。0.5A と0.6A が同着のため、小さいほうの0.50A を選んでいます。 4 目標電圧 1.65V サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例に沿って1.65Vにしています。 5 時間カット Off サイクル・充電モードに共通の項目です(ブレークインには無い項目です)。ぼくの判断でOffにしています。 6 再開始電圧 Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は初期値offと1.30〜1.45Vで、offのままにしています。 7 デルタピーク 5mV サイクル・充電モードに共通の項目です。マニュアルの設定画面の例(3〜6mV)の中から5mVを選んでいます。 8 トリクル Off 充電モードだけにある項目です。設定できる範囲は10〜300mAとOffで、Offにしています。 9 電流方式 IR 自動 サイクル・充電モードに共通の項目です。内部抵抗が高いと自動で電流を下げるIR自動にしています。
ブレークインモード の設定です。
#
項目
設定する値
メモ
1 モード ブレークイン(固定) 実機の画面でいちばん上に表示される項目です。ここではEBL 単4のブレークインモードを選びます。 2 容量 1100mAh ブレークインモードでは容量欄の意味が変わり、定格容量そのもの(1100mAh )を入れます。丸めません。 3 充電電流(自動) 0.20A 0.1Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(1100mAh ×0.1C=0.11A )。この充電器で設定できる下限0.20A を下回るため、0.20A に張り付いています。下限が0.20A であること自体はメーカーの製品ページに書かれた事実ですが、計算値がそれを下回ったときに下限へ張り付くという挙動は、マニュアルに明示が無く、ぼくが実機の表示から見立てた推測です。 4 放電電流(自動) 0.22A 0.2Cで自動的に決まる項目で、手動では変更できません(1100mAh ×0.2C=0.22A )。結果は0.22A です。 5 放電停止電圧 1.00V サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。ニッケル水素電池の放電終止電圧としてよく言われる1.00Vにしています。 6 充電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 7 放電後休息 10min サイクル・ブレークインモードに共通の項目です。設定できる0〜240分の範囲から10分を選んでいます。 8 ブレークイン(順序) C->D->C ブレークインモードだけにある項目です。マニュアルの例(0.1Cで16時間充電→休息→0.2Cで完全放電→休息→0.1Cで16時間充電)に沿ってC->D->Cにしています。
EBLも個別の型番の記載はありませんでした。容量の1100mAh も、ROWAと同じく「min.」も「typ.」も付かないただの数値です。繰り返し回数の「1200回」は、いま買える現行品のAmazon商品ページに書かれている数字です。
正直に書いておくと、ぼくが2021年に買ったEBLの商品(当時のASIN B01IGPK5PU )は、いま調べたらページごと無くなっていて、すでに売られていません。この記事のリンクは、同じEBLというメーカーの現行品で、パッケージの容量表記がぼくの手元の電池と同じ1100mAh のものです。型番でつながっている証拠は無いので「後継品」とまでは言えませんが、ぼくが買ったものは終売で、いま買えるのはこちらのEBLの1100mAh、という書き方にしておきます。
いま買える1100mAhのEBL単4形はこちらです。
この記事の設定値(容量欄1300mAh ・充電電流0.50A ・放電電流0.20A )は、パッケージの1100mAh という表記をそのまま定格容量として計算したものです。
この4本でわかったこと
今回の4本を並べてみて、いちばんはっきりしたのは、東芝のスタンダードモデルとエネループの単4形のように、メーカーが違っても定格容量が同じなら、Hitec X4 Advanced EX Proに入れる数字は変わらない ということです。逆にROWAとEBLのように「min.」も「typ.」もつかないただの数値表記の商品もあり、その場合はパッケージの容量をそのまま定格容量として計算するしかありません。東芝IMPULSEの単3形2400mAhのように、メーカーの目安表の行にぴったり当たる電池もあれば、ROWAの800mAhのように、以前の記事で実機の表示と照らし合わせられた電池もありました。この記事と前回の記事を合わせれば、いまのところぼくの手元にある充電池の設定値は一通り出せたことになります。
充電器そのものの基本的な使い方や開封の様子は、こちらの2本にまとめてあります。
ただの充電器じゃない? Hitec X4 Advanced EX Proの驚くべき5つの真実
Hitec X4 Advanced EX Proはただの充電器ではなかった。レースで勝つための「マックスブースト」やバッテリーを育てる「ブレークイン」機能、内部抵抗の自動調整など、5つの驚くべき真実を徹底レビュー。アプリの癖や別売りの付属品など、購入前の注意点も解説します。
もう1本は、開封したときの様子から書いたものです。
【ミニ四駆】Hitec X4 Advanced EX Proレビュー!初心者が挑む、高級充電器の開封と「最低限の使い方」
ミニ四駆用に高級充電器Hitec X4 Advanced EX Proをついに購入!初心者が抱く「オーバースペックかも?」という不安を胸に、開封の儀から、つまずきやすい電源投入のポイント(30W以上のPD充電器の必要性、120Wアダプタでの表示の謎)までを徹底解説。
この記事の数字も、前回の記事と同じくまだ実際に何本もまわして確かめたわけではありません。実際に使ってみて気づいたことがあれば、あらためて記事にしようと思います。
充電した電池が実際どれくらい残っているのか、ふつうの電池チェッカーで数秒で確かめられたら手軽なのですが、試してみると充電池では正しく測れませんでした。満タンのときも「GOOD」、充電が足りないときも「GOOD」で、判断材料になりません。理由を取扱説明書と電池の仕組みから調べた話を、こちらの記事にまとめました。
充電池の残量チェッカー、満タンも空も『GOOD』と出るわけ
充電池の残量をチェッカーで測ると、満タンでも使えなくなった電池でも同じ「GOOD」が出ました。取扱説明書と原理を調べ、5000円以内で正確に測れる機器があるかも確認しています。
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