「Tapo カメラ 何台まで」で検索してこの記事に来た方に、先に結論を書きます。うちにあるTapoのカメラを注文履歴から数えたら、型番の違うものが6つありました。そのうち5つは、今日もう他社のAIハブに「RTSP」という方式でつなげる状態にあります。つなげないのは、屋外用のソーラーカメラ1つだけです。そして、この5つをそのまま受け止められると公式に書いているハブは、もう売られています。ただしそれは、これから紹介する新製品「MindBase」ではありません。
2026年9月、ドイツのベルリンで開かれる「IFA Berlin 2026」に合わせて、Ankerが新しいスマートホームハブ「MindBase」を発表しました。海外メディアが一斉に報じたのは9月3日です。うちはTapoのカメラだらけなので、これで一括管理できたらいいなと期待して調べ始めたんですが、うちの機材と各社の公式ページを1つずつ照らし合わせていったら、思っていたのと違う答えにたどり着きました。この記事は、その照らし合わせの記録です。
MindBaseって、結局どんな製品なのか
まず、MindBase自体がどういう製品なのか整理しておきます。いちばんの売りは、AIによる映像解析をクラウドではなく本体の中で行う「ローカルAI」だそうです。撮った映像をどこかのサーバーに送らずに、家の中の機械だけで人や車を見分けてくれる、という発想ですね。
本体のスペック(分かっている範囲で)
The Vergeやエンガジェット(Engadget)といった海外メディアの記事によると、MindBaseの仕様は次のとおりです。
- 本体に64GBのストレージを内蔵。さらに2.5インチ/3.5インチのHDDかSSDを2台まで増設でき、最大48TBまで広げられる(=NAS〈家庭用のネットワーク接続ストレージ。パソコンやカメラのデータをためておく置き場所のことです〉としても使える構成だそうです)
- ワイヤレスカメラ16台と、LANケーブルでつなぐカメラ4台の、合計20台まで接続できる
- センサーは最大34個。ただし記事によっては「64チャンネル」という数字も見かけたので、ここは両方の数字があるとだけ書いておきます
- Thread・Zigbeeを内蔵し、Matter 1.5に対応。Apple HomeKit・Amazon Alexa・Google Home・Home Assistantとも連携できる
ストレージは内蔵64GBのほかに、増設用のベイが2つあります。ここに入れるHDDが本体に付いてくるのか、自分で用意するのかは、価格と同じでまだ公表されていません。自分で用意する形になるなら、2ベイなので、NAS用の8TBを1台入れるところから始める手があります(この東芝の8TBが2026年9月7日時点で37,800円)。
「新しいAIハブが出ても、対応カメラが絞られる」というパターンには覚えがあります。以前Gemini for Homeの料金|Gemini Liveに上位プランは不要でした【旧機種も解禁】という記事で調べたときも、カメラのAI機能は公式ページに「Nest カメラのみ」と書かれていて、ぼくが持っているTapo C110が対象に入るのかどうかは、最後まで分かりませんでした。新しいAIハブが出るたびに、Tapoの扱いを確かめる作業が発生しているような気がします。
「tapo カメラ サブスク」や「tapo カメラ 有料」で調べている方は、月々の課金なしで防犯カメラのAI機能を使いたい、という気持ちがあるんだと思います。MindBaseがクラウドではなく本体でAI処理を行う「ローカルAI」をうたっているのは、まさにその悩みへの回答になりそうです(ただし、まだ誰も実機を試せていません)。
価格と発売日は、これから決まります
肝心の値段ですが、発表から4日たった時点(2026年9月7日)でも、Ankerの公式サイト(anker.com・eufy.com)にMindBaseのページは1つも見つかりませんでした。海外メディアの書きぶりも、そろって「分からない」です。エンガジェット(Engadget)の記事(※英語サイト・自動翻訳推奨)から、英語の原文をそのまま引きます。
Sadly, we don’t know what the price is, and Anker can’t even tell us when we’ll see this product available to buy
日本語にすると、「残念ながら価格は分からず、Anker自身、いつ買えるようになるのかさえ教えてくれない」という書き方です。日本でいつ買えるようになるのかも、これからの話です。
もう1つ、同時に発表されたことも書いておきます。Ankerは「Eufy」「Soundcore」というブランド名を段階的に廃止し、「Anker」1つに一本化すると報じられています(Anker自身の発表文は確認できていません)。うちには、Ankerのポータブル電源(Solix C1000)と体重計があります。値段の割にちゃんと動く安心感を感じているメーカーなので、この統合のニュースも他人事には思えませんでした。
うちのTapoカメラ、型番は6つもありました
MindBaseがTapoとつながるかどうかを考える前に、そもそもうちに何台あるのか数えていませんでした。Amazonの注文履歴を「tapo」で検索して、1つずつ商品ページを開いて型番を確かめていきます。
注文履歴から出てきた型番
これが実際の画面です。Amazonの注文履歴で「tapo」と検索すると、こう出てきました。
ただ、この画面では商品名が途中で切れていて、肝心の型番が読めません。1つずつ商品ページを開いて確かめた結果が、こちらです。買った順に並べます。
- 2026年4月28日 屋外カメラ Tapo C530WS
- 2024年12月3日 スマートハブ Tapo H100
- 2024年12月3日 開閉センサー
- 2024年11月28日 屋外ソーラーカメラ Tapo C410 KIT/A
- 2024年11月28日 開閉センサー
- 2024年9月21日 室内カメラ Tapo C110
- 2024年2月4日 屋外カメラ Tapo C520WS/A
- 2022年2月12日 屋外カメラ Tapo C310/A
- 2021年2月12日 室内カメラ Tapo C100/A
開閉センサーの2つは、商品ページの表記とAmazonの注文履歴の文字がぴったり一致せず、型番までは決めきれませんでした。カメラの6つはすべて、商品ページを開いて型番を確かめてあります。
2021年から2026年にかけて、少しずつ買い足していたようです。数えてみたら、型番の違うカメラが6つ、開閉センサーが2つ、ハブが1つありました。注文履歴の画面には数量が出ておらず、同じ型番を複数台買っている可能性もあるため、確実に言えるのは「型番の違うカメラが6つある」ということまでです。これが「Tapo カメラ 何台まで」を自分ごととして調べる出発点になります。
ちなみに、うちの室内用がこのC110です。首振りなしをあえて選んで、玄関の鍵まわりだけを映すようにしています。
6つのうち、他社のハブにつながるのは5つです
肝心の「他社のAIハブにつながるか」を、型番ごとにTP-Link公式の情報と突き合わせました。
「つながる」は、TP-Link公式FAQでRTSPへの対応が確認できたことを指します。実際に他社のハブへつなげるかどうかは、受け側のハブの対応状況にもよります。
ご自身の家のTapoがこの表に無くても、見分け方は同じです。TP-Link公式のFAQ「TapoカメラとRTSP/ONVIFに関するよくある質問」によると、コンセントから電源を取る有線給電のTapoカメラは、大多数がRTSPとONVIFの両方に対応しています。逆に、電池やソーラーで動くタイプは基本的に非対応です。同じFAQの英語版(※英語サイト・自動翻訳推奨)には、C410・C420・C425・D230は対応しないと名指しで書かれていました。玄関チャイム型のD235・D225・TD25だけは、ジャンパーケーブルで有線につないだうえで「always-on」モードにする、という2つの条件を満たせばRTSPが使えるとされています。この型番の名指しは英語版だけにあり、日本語版には載っていません。まずは、お使いのカメラがコンセント式かバッテリー式かを見てみてください。
Tapoは他社のAIハブにつながるのか。RTSPとONVIFという入り口
RTSP・ONVIFって何なのか
ここで、さっきから出ている「RTSP」を説明しておきます。RTSP(アールティーエスピー)は、カメラの映像をネットワーク越しに流すための標準的な通信の決まりごとです。これに対応しているカメラは、Tapo純正のアプリを使わなくても、対応した機械であれば映像を受け取れます。似た言葉で「ONVIF(オンビフ)」というものもあり、こちらは映像だけでなく、動き検知などの情報をやり取りするための共通ルールです。防犯カメラの世界で、メーカーをまたいでつなぐときによく出てくる2つの仕組みだと思ってください。
TP-Link公式FAQによると、RTSPのポートは554番、URLの形は「rtsp://[ユーザー名]:[パスワード]@[IPアドレス]:554/stream1」だそうです。ここで使う認証情報は、Tapoアプリのログインとは別に作る「カメラアカウント」というものだと説明されています。あと1つ覚えておきたいのが、「Tapo Care(クラウド録画)」「microSDカード」「NVR・NAS・ONVIF」は、同時には2つまでしか使えないという制限です。他社のハブにつなぐと、これまでのクラウド録画やSDカード録画と共存できない場合がある、ということですね。
C410だけがつながらない理由
うちの6つのうち、ソーラー式のC410だけがRTSPに非対応でした。TP-Link公式FAQ「Tapo C410 KITに関するよくある質問」に、はっきりこう書かれています。
C410はRTSPとONVIFをサポートしていません。
バッテリーで動くタイプのカメラは、基本的にRTSPが使えない設計になっているそうです。うちのC410も、電源をコンセントに直結せずソーラーパネルで動く仕組みなので、この制限にそのまま当てはまります。屋外用のカメラなので、ここが対象外なのはちょっと惜しいところです。
MindBaseは今日つながるのか。「Matter」という道を調べました
RTSPとは別に、もう1つの入り口として「Matter(マター)」という規格があります。Matterは、Apple・Google・Amazonなど複数の会社が協力して作っている、スマートホーム機器を会社の垣根を越えてつなぐための共通規格です。MindBaseもこのMatter 1.5に対応すると発表されているので、ここがTapoとつながる本命の道になるのか確かめました。
カメラがMatterに加わったのは、まだ最近です
実はMatterは長らくカメラを扱えず、対応したのは「Matter 1.5」という2025年11月公開のバージョンからだそうです。策定団体CSAの発表文(※英語サイト・自動翻訳推奨)から、英語の原文をそのまま引きます。
Matter 1.5 introduces one of the most anticipated additions to the specification: cameras.
「Matter 1.5は、この規格でもっとも待ち望まれていた追加要素の1つ、カメラ対応を導入する」という意味です。しかも2026年3月に出た「Matter 1.5.1」では、1本の映像を用途別に複数の画質で同時に流せるようになり、その中の1本は「映像解析・AI処理向け」として位置づけられたそうです。規格の上では、Matterでつないだ他社カメラでもAI解析ができる仕組みが、この時点でもう用意されていたことになります。
Tapoも3機種、Matterの認証を取っていました
Matterの認証製品を管理しているCSAのデータベースを確認したところ、TP-Link Systems名義でMatterカメラが3機種、実在しました。
- Tapo C260(認証日:2026年6月29日、規格の版:1.5.1)
- Tapo C560WS(認証日:2026年6月29日)
- Tapo C660(認証日:2026年6月29日)
ここで気になるのが、うちの6つの購入時期です。うちのカメラは2021年2月から2026年4月にかけて買ったもので、いちばん新しいものでも2026年4月です。Matter認証を取った3機種は、そろって2026年6月29日の認証。うちの6つより、あとから認証を取った機種だということになります。つまり、いま持っているカメラの中に、Matter認証済みのものは1つもありません。
もし次にカメラを買い足すなら、このC260ならMatter認証を持っているので、MindBase側の対応が進んだときに望みが残る1台です。
その一方で、Anker側がMatter対応の他社カメラをどう受け止めるのかは、まだ何も決まっていません。The Vergeの記事(※英語サイト・自動翻訳推奨)から、英語の原文をそのまま引きます。
Eufy Security spokesperson Janet Jin told The Verge they plan to integrate Matter-compatible third-party cameras.
日本語にすると、「Eufy Securityの広報担当ジャネット・ジン氏がThe Vergeに語ったところによると、Matter対応の他社カメラを統合する計画がある」という内容です。「計画がある(plan to integrate)」という未来形の言い方で、今すぐ使える機能としては書かれておらず、RTSPやONVIFという言葉は、ぼくが読んだ範囲では一度も出てきませんでした。つまり、たとえ新しいTapoカメラに買い替えてMatter認証を取っても、MindBase側がいつ・どう受け止めるかは、今日の時点では公式に何も約束されていないということになります。
「少しの制限がある」という感触は、実はどこにも書いていませんでした
ここまで調べていて、もう1つ気になっていたことがあります。GIGAZINEの同じ記事に、こんな一文があるんです。
MindBaseは防犯カメラ専用の装置ではなく、既存のAnker製品約100種類に加え、スマートホーム共通企画の「Matter 1.5」に対応しており、全リストは未公開なもののさまざまなスマートホームに接続可能とされています。そのため、Ankerのスマートホームブランドである「Eufy」のエコシステムで最もスムーズに動作することが期待されますが、そのほかにもApple HomeKit・Amazon Alexa・Google Home・Home Assistantといったプラットフォームとも連携可能です。
「Eufyのエコシステムで最もスムーズに動作することが期待されます」。ここを読んで、ぼくは「Eufy以外のカメラだと、少し制限があるのかな」と受け取りました。ごく自然な読み方だと思います。
気になったので、元をたどってみることにしました。IFAの会場でAnkerに直接取材した海外メディア6本(MacRumors・Android Police・Yanko Design・HomeKit News・Gizmodo・Engadget)を、1本ずつ全文で読んでみます。ところが、「他社カメラはAnker製カメラより機能に制限がある」とAnker自身が語った記述は、6本のどこにも見つかりませんでした。いちばん近いニュアンスだったのは、Android Policeの記事「Anker MindBase aims to bring your entire home under control」(2026年9月3日・※英語サイト・自動翻訳推奨)の一文です。
There’s no doubt that connecting Eufy products will let MindBase reach its full potential.
日本語にすると「Eufy製品をつなげば、MindBaseは真価を発揮するはずです」という書き方で、これも何ができない・何が制限されるとまでは書いていません。そして6本に共通していたのが、他社カメラとの接続について書かれているのは「Matter」だけだったことです。RTSPという言葉もONVIFという言葉も、どの記事にも一度も出てきませんでした。つまり、制限があるかどうか以前に、他社カメラをどうやって受け入れるのか(どの規格を使うのか)自体が、まだ公表されていないことになります。
日本語の記事を読んで受け取った印象を、元をたどって確かめてみたら、まだ誰も何も言っていませんでした。これが今回いちばん驚いた発見です。GIGAZINEの一文は「期待されます」という書き方なので、書き手の見立てとして自然だと思います。それでも、元の記事まで戻ってみて初めて、この差に気づけました。
じゃあ今日使えるのはどっちなのか。3つを並べてみました
MindBaseが「いずれ」の話だとすると、「今日」使える選択肢はどれなのか。SwitchBotのAIハブと、TP-Link自身が出しているTapo H500、そしてMindBaseを並べてみます。
価格・発売日はすべて2026年9月7日時点で確認したものです。SwitchBot AIハブは公式サイト表示、Tapo H500はTP-Linkのプレスリリースにある想定価格です。
SwitchBot AIハブは「今日つながる」と明記しています
SwitchBot AIハブの公式商品ページの原文を引きます。
RTSP対応他社製カメラも接続可能。内蔵のAIチップで、識別・分類・録画・再生・通知をすべてローカルで完結。最大8台までの2Kカメラを接続でき
価格は公式サイトでは44,980円ですが(2026年9月7日時点)、楽天の公式ストアだと3万5千円台で出ていることもあります。
うちのTapoカメラ、型番の違う5つはRTSPに対応しているので、この「最大8台」の枠に収まる計算になります。ただし、正直に書いておきたい点が2つあります。1つは、同じ公式ページに「AI+によるオートメーションはクラウドでの処理が必要なため、ローカルでの自動化実行はできません」という注記があること。SwitchBot AIハブの機能すべてがローカル完結というわけではないようです。もう1つは、実際にTapoをつないだ人の記録が、まだ数えるほどしか見つからないことです。映像と動き検知は動いたという報告はありましたが、双方向の通話までは追加の設定が要るようでした。ぼくが自分でつないで確かめるまでは、ここは断言しないでおきます。
実際にうちのTapoがこのハブにつながるかどうかは、手に入れたときに試して、この記事に追記します。
Tapo H500は、自社カメラの箱庭という印象です
同じTP-Linkが出しているTapo H500は、日本公式ページで「最大16台のTapoカメラ&64台のスマートセンサー」とは書いていますが、他社カメラやONVIFカメラへの対応はうたっていません。実はこのSwitchBot AIハブとTapo H500の力関係、ぼくが7月に書いた記事で「ねじれ」と呼んでいた話とつながっています。

あのときは「カメラの主力はTapoなのに、次に欲しいAIステーションはSwitchBotのほう」というちぐはぐさに気づいただけで終わっていました。今回、この「ねじれ」に理由があったと分かったことになります。TapoのハブはTapo純正カメラしか見ておらず、外に開いているのはむしろSwitchBotのほうだった、というわけです。
ちなみに、あの記事に書いたSwitchBot AIハブの価格は39,980円でしたが、今回確認したら44,980円に上がっていました。7月からの2か月で5,000円上がったことになります。値段は動きますが、「他社カメラをRTSPで受け入れる」という立ち位置そのものは変わっていませんでした。
うちのカメラを丸ごと1つのハブでまとめるなら、この純正ハブがいちばん手っ取り早いのですが、他社カメラは受け付けないので、今回の答えにはなりませんでした。
気になっている方も多いはず。Tapoってどこの国のメーカーなの
「tapo カメラ どこの国」という検索も一定数あるようです。TapoはTP-Link製で、TP-Linkは中国発のメーカーです(現在は米国資本の企業だとTP-Link自身は説明しています)。実はぼく自身、以前TP-Linkのルーターについて似たような不安を調べたことがあります(TP-Link ルーター 危険性を自宅で調べてみた|証拠はないが警戒すべき理由があった)。あちらはルーターの話でしたが、TapoもTP-Linkのブランドなので無関係ではありません。今回はカメラを軸に、AnkerとTP-Link、両社について報じられていることを、事実だけ並べて書いておきます。両社の性質はかなり違うので、混ぜずに書きます。
Anker(Eufy)は、2023年に暗号化の不備を認めて対策を取りました
- 2022年11月、研究者が、クラウド送信をオフにしていても顔のサムネイル画像がEufyのクラウドに送られていたことや、暗号化されていない映像ストリームにVLCで直接アクセスできたことを公表した、と報じられています(この経緯は、日本語ではAnkerの「Eufy」がついにスマートカメラのプライバシー問題で「セキュリティ上の欠陥」を認めるというGIGAZINEの記事〈2022年12月21日〉でも読めます)
- 2023年2月1日、Ankerは宣伝していた端末間の暗号化を実際には提供していなかったと認め、外部監査とバグ報奨金の実施を表明した、と報じられています(発表文の原文までは確認できていません。日本語ではAnkerが「Eufy」のセキュリティカメラで映像が適切に暗号化されていなかったことを認め欠陥を修正したと報告というGIGAZINEの記事〈2023年2月1日〉でも報じられています)
- 2025年1月、ニューヨーク州司法長官の調査に対し45万ドルで和解し、暗号化の強化と定期的なセキュリティテストに合意した、と報じられています
- 2026年3月には、米議会の一部議員がFCCと商務省にAnkerの連邦調査を求めた、と報じられています
TP-Linkは、供給網と国家安全保障をめぐる調査・提訴の渦中です
- 2024年10月ごろから、米商務省を中心にTP-Link製ルーターの調査が始まりました
- 2026年2月18日、テキサス州司法長官がTP-Link Systems社を提訴。「ベトナム製」という表示が虚偽ではないか、脆弱性を知りながら安全だと説明していたのではないか、といった主張です。TP-Link側はこれを否定し、「現在は米国資本の企業で、製品はベトナムで組み立てている」と反論しています
- 2026年2月16日には、米国政府がTP-Link製品の販売禁止計画を事実上棚上げする方向だと報じられました
- 2026年3月23日、FCCが海外製の消費者向けルーターについて、新しいモデルの機器認証を事実上止めたと報じられました(FCCの公表文そのものは確認できていません)。TP-Link一社を狙った措置ではなく、すでに認証を受けている既存モデルの輸入・販売・使用は続けられる、という報じられ方です
日本の総務省やIPAがTP-Linkについて何か公式見解を出しているかは、探した範囲では見つからず、日本国内で販売が規制されているという情報も、今回探した範囲では見つかりませんでした。Ankerは自ら不備を認めて対策を取った経緯があり、TP-Linkは供給網と国家安全保障の文脈で調査・提訴を受けつつ主張を否定している、という、性質の異なる2つの話が並んでいる状況です。どちらの話もまだ動いている最中なので、ぼくはTapoを使い続けながら、続きを追いかけようと思っています。
まとめ:MindBaseを待つより先に、今日できることがありました
今回分かったことを整理します。
- うちのTapoカメラ、型番の違う6つのうち5つは、今日すでにRTSPで他社のAIハブにつなげる状態にありました。つながらないのはソーラー式のC410だけです
- MindBaseがそれを受け取ってくれるとは、まだ誰も言っていません。Ankerの広報が語ったのは「Matter対応の他社カメラを統合する計画がある」という未来形の一文だけで、価格も発売日も公式サイトすらまだ無い状態です
- Matterの認証を取ったTapoカメラは3機種ありますが、いずれもうちの6つより新しく認証されたもので、うちの手持ちには1つも当てはまりませんでした
- 一方、SwitchBot AIハブは「RTSP対応他社製カメラも接続可能。最大8台までの2Kカメラ」と公式にうたって、2025年11月からもう売られています
7月の記事で感じた「カメラはTapo優勢なのに、AIステーションはSwitchBotに惹かれる」というねじれには、ちゃんと理由があったことになります。SwitchBot AIハブが他社カメラに対して開かれた作りだったからこそ、あのとき惹かれていたんですね。
SwitchBot AIハブもMindBaseも、ぼくはまだ手元に持っていません。今回分かったのはあくまで公式ページ上の話で、実際にうちのTapoカメラをSwitchBot AIハブに接続してみないと、映像がどこまで安定するかは分かりません。SwitchBot AIハブを実際に手に入れたら、RTSP接続がどこまでうまくいくか試して、この記事に追記しようと思います。MindBaseについても、価格と発売日が公表され次第、続報を書くつもりです。



コメント