エースコンバット8のSteam版(パソコン版)で、先行アクセスの期間中にクラッシュ、つまりゲームが途中で強制終了してしまう不具合が出ている、とGame*Sparkが9月30日に報じました。
9月30日の記事では、マルチプレイで遊ぶ2台目のノートパソコンの候補として、中古のマウスコンピューター G-TUNE E5-165(89,100円と99,000円)を挙げました。「最低条件に届くのかは心配なまま」とは書いたのですが、それとは別の心配が出てきてしまいました。この記事は、その続きです。前回の記事はこちらです。


エースコンバット8のSteam版
開発側のお知らせとGame*Sparkの記事を読むと、いま分かっているのはこんなところです。
- 先行アクセスは9月29日から始まっていて、正式発売は10月2日(金)の午前7時です。PS5、Xbox Series X|S、パソコン(Steam)で出ます。
- 報告されているのは、遊んでいる途中でゲームが強制終了するクラッシュです。Game*Sparkによると、9月30日の18時時点で、Steamのユーザーレビュー2,753件のうち72%が好評で、評価は「やや好評」でした。
- 開発側は、お知らせ「Steam版におけるクラッシュ不具合について」で、原因を調べていると伝えています。
クラッシュの原因、開発側の見立て
お知らせには、こう書かれています。
現時点での調査では、本事象は特定のハードウェア構成のみに起因するものではない可能性が高いことを確認しております。引き続き原因の特定を進めており、詳細が判明次第、あらためてご案内いたします。
どんなパソコンでクラッシュしているのかは、このお知らせにもGame*Sparkの記事にも書かれていなくて、原因はまだ調べている途中のようなので、続報を待ちたいですね。
PS5版やXbox版は?
PS5版とXbox版でもクラッシュが出ているかどうかは、どちらの文章にも出てこないんですが、PS5をすでに持っている方なら、ソフト1本ですみます。楽天では通常版が8,980円でした(10月1日時点。10月2日発売の予約受付中です)。
ゲーム機を買い足す話ではなく、すでに持っている方の選択肢として置いておきます。
いま整えておきたい3つの設定
開発側のお知らせには、「ご利用の環境によっては、以下の設定をご確認いただくことで症状が改善する場合がございます」とあります。直ると言い切っているのではなく、「改善する場合がある」という言い方です。原因が分かるまでの間に試せること、ということだと思います。やることは3つです。
- グラフィックドライバーを、推奨バージョンにそろえる。グラフィックドライバーは、グラフィックボード(画面の絵を描く部品です)を動かすためのソフトです。お知らせには「推奨バージョン以外をご利用の場合は、ゲーム起動時に表示される推奨バージョンへの更新をお試しください」とあります。
- ゲームを入れたSSDに、16GB以上の空きを作る。お知らせの言葉では「ゲームをインストールした後のSSDに16GB以上の空き容量を確保いただく」です。ストアのページに書かれている必要な空き容量は150GBなので、その150GBとは別に16GB以上、という意味だと思います。
- Windowsの仮想メモリを、有効にしておく。仮想メモリは、メモリが足りなくなったとき、SSDの一部をメモリの代わりに使う仕組みです。ふだんは最初から有効のはずですが、設定を変えた覚えがあるなら、「システムの詳細設定」の中で見てみてください。
なぜこの3つなのかは、お知らせに書かれていないので、理由も続報で分かるといいなと思います。
中古ノートのG-TUNE E5-165は?
前回挙げたG-TUNE E5-165は、SSDが1TB、メモリが32GBでした。数字の上では、SSDの空きは作りやすそうに見えます。ドライバーと仮想メモリは、届いてから設定を見ることになりそうです。
10月1日にもう一度楽天で探すと、Core i7-12700H搭載の99,000円の商品は出てきました。89,100円のCore i7-11800H搭載のほうは、探しても出てこなくて、もう売れてしまったのかもしれません。商品ページに保証の期間が載っていないのは、前回と同じです。
SSDの空きが足りないとき
いらないファイルを消してもまだ足りないときは、SSDを増やす方法もあります。ノートパソコンは、SSDを足せる場所があるかどうかが機種によって違うので、買う前に自分の機種の仕様を見てください。
メモリが足りないとき
ストアのページに書かれている推奨は、メモリ32GBです。Game*Sparkが9月28日に伝えたベンチマークの記事によると、海外のGameGPUという媒体が最高設定で測ったところ、メモリの使用量はどの解像度でも30GBほどで、推奨の32GBに近い数字でした。クラッシュと関係があるのかは、まだはっきりしないんですが、メモリが16GBのノートなら、足せるかどうかを調べる価値はありそうです。
ノートパソコンのメモリは、DDR4かDDR5かで規格が違い、機種ごとに合うものが決まっています。下のカードはDDR4用です。買う前に、自分の機種の仕様で合うかどうかを確かめておくと安心です。
推奨スペックギリギリでは…?
お知らせを読んで、ぼくが最初に思ったのは「推奨スペックギリギリの環境では、絶対ダメじゃん…」でした。クラッシュの原因は、これなんじゃないかな、と。ぼくたちがこれまで、なんとかエスコン8を遊ぼうとして調べてきたことが、急に心配になりました。しかも前回の中古は、推奨どころか最低条件に届くかどうか、という機械でした。
ただ、開発側の言葉をそのまま読むと「特定のハードウェア構成のみに起因するものではない可能性が高い」とあります。ギリギリの機械だけの問題、とは限らないのだと思います。かといって、高い機械なら安心、とも言えないのかもしれません。原因が出るまでは、どちらとも決められないところです。
それでも、仮にギリギリのノートパソコンを買って、クラッシュして使い物になりませんでした、では話になりません。前回挙げた中古は89,100円と99,000円で、10万円近い買い物です。買っても意味がなかった、となったら、と思うと心配になります。
では、お金を出して高いほうを買えばいいのか、というと、値段が重いんです。楽天で、ストアのページの推奨に書かれているRTX 3070より新しい世代のグラフィックボード「RTX 5060 Laptop」を積んだゲーミングノートを探すと、検索の最初の5件は250,600円から375,600円でした(検索語は「ゲーミングノート RTX 5060 Laptop」、10月1日)。RTX 5060 LaptopがRTX 3070と同じくらい動くのかはさておき、もう高グレードのパソコンを買える値段じゃないですよね、この時代。
上のカードは、そのうちメモリ32GB・SSD 1TBのMSI Cyborg A15です(楽天のMSIストアで273,600円)。Amazonのカードでは、同じシリーズでSSDが512GBの構成になります。推奨に届くかどうかは別にして、いまの新品ノートの値段の目安として置いておきます。
いま買う?それとも待つ?
待つなら、見ておきたいところはこのあたりです。
待つ場合に気になるのは、中古は一点ものだということです。前回の記事のときは在庫が1台のものもあり、待っているあいだに売れてしまうかもしれません。それでも、10万円近い買い物で、買ってからクラッシュして遊べないと分かるほうが痛手は大きいはずです。原因はまだ調べている途中なので、急ぐ理由がなければ、発売後のお知らせを見てから決めても遅くはなさそうです。急いで買う理由が「在庫がなくなりそうだから」だけなら、返品や保証の条件をお店に聞いてからにしませんか。
すでに買った方は、届いたらまずドライバー、SSDの空き、仮想メモリの3つを見てください。
ノートを買わずにクラウドで
ぼくは、時代はクラウドゲーミングだと思っています。重いゲームの計算は遠くのデータセンターのパソコンがやってくれるので、手元のノートパソコンが当たりかはずれかは関係なくなります。もうゲーム機を買う時代じゃない気さえしてきます。ギリギリのノートパソコンを買って意味がなかったら、誰が責任を取るのよ。責任を取る方法は一択、エスコン8はクラウドゲーミングに出てきなさいよ! というのがぼくの本音です。とはいえ、開発側は構成だけの問題ではない可能性が高いと言っているので、クラウドなら落ちない、とまでは言えないはずです。
ただ、エスコン8をいま遊べるクラウドは、まだ無さそうです。9月16日に書いた下の記事で、日本で正規に契約できるクラウドを探してみたんですが、エスコン8を配信しているところは見つかりませんでした。それから2週間ほどたった10月1日も、Xboxストアのエスコン8のページにクラウドで遊べる印は付いていないようで、GeForce NOWとPlayStationも、エスコン8が加わったという知らせは、まだ出てきていないようです。


Xboxは、XBOX Wire Japanで、11月からGame Passに入らなくても、クラウドのプレイ時間を買って、持っている対象ゲームをストリーミングできるようになると発表しています。そして「11 月には、価格、追加時間の購入方法、対象ゲーム、提供地域、残り時間の確認方法について、さらに詳しい情報をお知らせします。」とも書いています。エスコン8が対象ゲームに入るのか、日本で使えるのかは、11月の発表で分かりそうです。
ちなみに、前作のエスコン7も、2020年にGeForce NOWから離れたそうです(いきさつは9月16日の記事に書きました)。その後また遊べるようになったという話は見かけないので、クラウドに来るかどうかは、ゲームを出している会社の考え次第という面もありそうです。
まとめ
- Steam版のクラッシュは、開発側が原因を調べている途中で、特定のハードウェア構成だけの問題ではない可能性が高いと言っています。
- いまできるのは、ドライバーを推奨バージョンにそろえる、SSDに16GB以上の空きを作る、仮想メモリを有効にする、の3つです。
- 買うかどうかは、10月2日の発売後のお知らせと、11月のXboxの発表を見てからでも遅くはなさそうです。
原因や対応状況が分かったら、この記事に書き足します。ほかの道を調べた回は、PCスペックを調べた回と、ミニPCで安く遊ぶ道を探した回にまとめています。

コメント