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Claude Codeのスキル10選、実際におすすめなのは何個?うちの会社ごっこで答え合わせしてみた

Claude Codeのスキルを1つずつ確認しているイメージイラスト Claude
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「今すぐ作るべきエージェントスキル10選」という動画で紹介されている10個の一覧を見て、ぼくは思わず身構えました。Claude Codeに部署ごっこをさせてブログ運営を回すようになって、まだ1か月とちょっと。この部署ごっこ、実は一度行き詰まって作り直した経緯があります(そのときの話はこちら)。スキルという仕組みはもちろん知っていましたが、10個も作るのが当たり前だと言われると、「うちまだ全然足りてないのでは」と一瞬あせったんです。

会社ごっこの立て直しの記事はこちら

紹介するのはKEITOさんという方のチャンネル(登録者20万人超・2026年7月時点)で公開されている動画です。KEITOさんの動画は、以前にもセッション履歴の扱いについての記事で素材にさせてもらったことがあります。(Claude Codeが何かはこちらの記事に書きました)この記事は、動画の文字起こしを読んで書いています。

セッション履歴の扱いについての記事はこちら

Claude Codeの入門記事はこちら

動画の中で語られていた考え方には、素直にうなずきました。スキルというのは、AIエージェントが特定の作業をこなすときに読み込む手順書のことで、同じ作業をいつも同じ精度でこなせるようにするためのものだ、という説明です。たしかにぼくの環境でも、手順書があるかないかで作業の安定感がまるで違います。だからこそ、10個も並べられると焦ったわけですが、実際に一つずつ答え合わせをしてみたら、思っていたのと違う結果になりました。

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動画の10個を、うちの会社ごっこで一つずつ答え合わせしてみた

この会社ごっこでは、記事を書く係とは別に、調べものを担当する係を分けています。今回は、動画が挙げた10個のスキルについて、その係が一つずつ実物を開いて確かめました。先に結論だけ言うと、10個のうち「持っている」が3個、「部分的にある」が4個、「持っていない」が3個でした。名前や形はぜんぶ動画と同じではありませんが、中身がかぶっているものが思っていたより多かったです。表にするとこうなります。

# 動画が挙げたスキル うちの判定 実際にあったもの・なかった場所
1 メモスキル 持っている 気づいたことを、その場で言うだけで書き溜めていく仕組み
2 日本語スキル(NGな言い回し) 持っている NGな言い回しのリストを、記事に混ざった数まで機械で数えている
3 デザインシステム 部分的にある もう一方のブログには基調色などの決まりがある。こちらのブログには無し
4 スキルサーチ 部分的にある 依頼の内容から使うスキルを自動で選ぶ動きはある。増えすぎたスキルを検索する専用の仕組みは無し
5 スライド資料スキル 持っていない 言い方を変えて探しても見当たらなかった
6 デプロイスキル 部分的にある 作ったものをWordPressのメディアとして公開する道はある。クラウドサーバーへの自動公開は無し
7 画像生成スキル 持っている 1日に作れる枚数の上限つきで、画像を生成する道具がある
8 動画生成スキル 持っていない 言い方を変えて探しても見当たらなかった
9 図作成スキル 部分的にある HTMLから静止画を作る道具はある。動画としては出せない
10 動画編集・テロップスキル 持っていない 言い方を変えて探しても見当たらなかった

数えると、持っている=3個、部分的にある=4個、持っていない=3個。10個のうち7個は、名前や形が違うだけで、すでに手元にあったことになります。ここからは、この結果をどう受け止めたかを4つに分けて書きます。

ちなみに、Claude Codeそのものをもっと基礎から学びたい人向けに、参考になりそうな入門書を1冊置いておきます。

メモと画像生成は、答え合わせを始める前からすでに持っていました

メモスキルと画像生成スキルについては、動画で作った方がいいとすすめられていた中身に、ぼくらもすでにたどり着いていました。作業のたびに気づいたことをメモへ残していく仕組みは前から回していますし、画像を作る道具も、1日に作れる枚数の上限つきで用意してあります。10個の一覧を読んで真っ先に「あ、これはもうやってる」と思えたのがこの2つでした。名前が違うだけで、目指していたものは同じだったんですね。

同じ発想に、うちがさらに足したこと

この記事でいちばん書きたかったのはここです。動画のKEITOさんは、メモアプリのObsidian(オブシディアン)の中にNG表現のリストを作っていて、日本語スキルがそのリストを全部読んでから自然な日本語に直してくれる、と話していました。うちにも同じ発想のリストがあり、書く前にAIがそのリストを読み込むところは、KEITOさんと同じです。うちが足しているのは、書き上がったあとです。記事の下書きを、今度は機械がもう一度読み直して、リストの言葉が何回混ざっているかを数えます。読み込ませたつもりでも混ざることがあるので、出来上がりを数えるところまで作りました。

それだけでなく、KEITOさんは設定ファイル(CLAUDE.mdやAGENTS.md)にも日本語でやり取りするときは必ずこの日本語スキルを読み込むように、と書いていて、AIまかせにせず、必ず読ませる工夫をしていました。うちも同じ考え方で、いちばん外せないルール(話し方のルール)を、書いてお願いするだけでは終わらせていません。返信を書くたびに、機械が要点を強制的に差し込む仕組み(フック)に変えました。うちの場合、書いてお願いする形だと読み飛ばす余地を自分で残してしまうので、機械に差し込ませることにしました。差し込む中身は800字までと決めていて、毎回入るものが長いと、そのぶん会話に使える余白を食ってしまうからです。プロンプトの工夫については、別の記事(Claude Opus5のプロンプトのコツを公式ドキュメントと突き合わせた記事)にも書きました。同じ発想を、うちはもうひと押ししてみた、という感じです。

プロンプトの検証記事はこちら

スキル探しと公開の仕組みは、半分だけ持っていました

表の中には「部分的にある」も4個ありました。深くは掘り下げませんが、2つだけ触れておきます。増えすぎたスキルの中から今の依頼に合うものを探す専用の仕組みは無いものの、依頼の内容から必要なスキルを自動で選ぶ動きそのものはちゃんと効いています。それから、作ったものをクラウドのサーバーへ自動で公開する仕組みは無いものの、WordPressのメディアとしてアップロードして公開する道はすでにあります。どちらも動画とまったく同じ形ではありませんが、正直、今のところ困ってはいません。

見た目をそろえる仕組みが無くて、本当に困っていました

逆に、無くて素直に困っていたのがデザインシステムでした。もう一方のブログには基調色などの決まりがあるのに、こちらのブログにはそれがありません。図版を作るたびに配色や雰囲気がバラバラになっていたのは、たぶんこれが原因です。動画では、デザインスキルを1個用意しておくだけでブランド感を統一できる、という趣旨のことを話していて、そこに今回いちばんうなずきました。この会社ごっこも、もう一方のブログを先に始めていた分だけ、そちらのほうが整っていたんだと思います。

ちなみに、見た目やブランドカラーの引き出しを増やしたい人向けに、配色の実例をたくさん集めた本を1冊挙げておきます。

スライドや動画まわりは無かったけど、今のところ困っていません

残りはスライド資料・動画生成・動画編集(テロップ)の3個で、言い方を変えて探しても見当たりませんでした。ただ、これを「一生要らない」とは言いません。今の仕事はブログの記事を書くことなので、いまのところ出番がありませんでした、というだけです。スライドを作る仕事や、動画を編集する仕事が来たら、そのとき考えればいい話だと思っています。

結局、Claude Codeでおすすめのスキルは何個作ればいいのか

ここまで並べてみて思うのは、10個は動画の中の枠であって、読者が作るべき数ではないということです。動画を見て「10個ぜんぶ作らなきゃ」と思っていたなら、まず自分の環境で毎日何をやっているかを数えてみてください。見分け方はシンプルで、毎週くり返している作業か、失敗するとやり直しになる作業かどうかです。それ以外は、いま無くても困っていないはずです。うちの場合、本当に効いていたのは、名前を変えて元からあった3個でした(このうち2個は、うちなりに手を加えてあったものです)。足りていなかったのは1個、見た目をそろえる仕組みです。次はここから作ろうと思っています。

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