「ウェルパーク 狭山中央店 閉店」で検索してここに来られた方へ、先に結論から書きます。ウェルパーク狭山中央店は2026年8月30日(日)の午後6時で閉店します。ぼくの生活圏にあるお店で、LINEで届いたチラシで知りました。スマホの画面に「閉店のお知らせ」の文字が出たとき、正直「えっ、あそこが?」と声が出ました。すぐに思ったのは「なんで?」です。その答えも先に書いておきますね。閉店の理由は、どこにも出ていません。そのかわり、近所の方にいちばん役に立つ話が1つあります。手元のウェルパークポイントは、返金してもらえません。この記事は、そこから書き始めます。
ウェルパーク狭山中央店の閉店は8月30日(日)午後6時。まずポイントを使い切ってください
いちばん実利のある話から書きます。持っているウェルパークポイントは、8月30日の午後6時までに使い切ってしまうのがいちばん確実です。理由は、チラシにはっきり書いてあります。
チラシに書いてあったこと
ぼくが受け取ったチラシには、こう書かれていました。原文のまま引きます。
日頃は、当店をご利用いただきまして、ありがとうございます。誠に勝手ながら、当店は8月30日(日)午後6:00をもちまして、閉店させていただきます。これまでのご愛顧に、心より感謝と御礼を申し上げます。
何度読み返しても、書いてあるのは日付と時刻だけなんです。理由らしい言葉は「誠に勝手ながら」の一言だけ。チラシを閉じたあとも「で、なんで?」がずっと残りました。とはいえ、ぼくが自分の目で見た現物はこのチラシですから、閉店の日時についてはここがいちばん確かです。
ポイントは他店で使えますが、返金はしてもらえません
同じチラシに、ポイントの扱いが書かれていました。こちらも原文のままです。
ウェルパークポイントカードに関しましては下記店舗を含め、他のウェルパーク店舗でもそのままご利用いただけます。
※お客様の保有するウェルパークポイントに関しましては、返金対応はいたしかねますので、他の店舗でご利用のほどお願い申し上げます。
整理すると、こうなります。
- ポイントが消える、とは書かれていません。他のウェルパークの店ならそのまま使えます。
- ただし現金に換えることはできません。「返金対応はいたしかねます」と明記されています。
- つまり、他のウェルパークまで行く予定がない方にとっては、8月30日の午後6時が実質的な期限になります。
案内された5店は、どれも狭山市内ではありません
チラシの地図には、近隣店舗として次の5店が載っていました。
- ウェルパーク 川越南大塚駅前店
- ウェルパーク 川越南大塚東店
- ウェルパーク 所沢青葉台店
- ウェルパーク 所沢狭山ヶ丘店
- ウェルパーク 新所沢西口店
店名を見て、ちょっと固まりました。5店とも川越市か所沢市で、狭山市内のウェルパークは1店も案内されていないんです。ふだん歩きや自転車で狭山中央店に通っていた方が、ポイントを使うためだけにこの5店のどれかへ行くのは、正直かなり大変だと思います。だからこそ、8月30日までに使い切ってしまうのがいちばんラクなんですよ。
なんで閉まっちゃうんでしょう。理由がどこにも出てきません
ここからが本題です。ぼくがいちばん知りたかったのも「なぜ閉まるのか」でした。先に結論を書くと、2026年8月2日の時点で、閉店の理由を説明したものは1つも見つかりませんでした。
あちこち探してみたんですが
ニュース、地域の情報サイト、不動産の情報、建築計画のお知らせをまとめているサイト。検索の言葉も「ウェルパーク 狭山中央店 閉店」から少しずつ変えて、思いつくかぎり探しました。
結果はゼロ件です。閉店の理由が書かれたページどころか、この閉店を報じたページ自体が1件も出てきません。「ウェルパーク 狭山中央店 閉店」で検索しても、この記事が出るまでは何も出てこないはずです。
ただ、これは「どこにも書かれていない」という意味ではありません。ぼくが探せたのは、検索でたどれる範囲までです。どこかに小さく出ているのを見落としている可能性は普通にあります。もしご存じの方がいたら、ぜひ教えてください。
閉店の理由を追いかけたのは、実は今回が初めてじゃないんです。同じ狭山市で、模型店のケイ・ホビーが突然閉まったときにも似たことを調べました(なぜあの模型店は突然消えたのか?ケイ・ホビー閉店の真相と、最後に見た店員の笑顔)。あのときも、はっきりした説明はどこにもありませんでした。お店が閉まるときって、理由が語られないほうがふつうなのかもしれませんね。
業界が傾いているのかと思ったら、まるで逆でした
閉店と聞くと「ドラッグストアって、もう厳しいのかな」と思いたくなりますよね。ぼくもそう思いました。でも数字を見たら、まったく逆を向いていました。経済産業省がまとめている統計に、こうあります。
販売額は前年比5.5%の増加、店舗数は同3.6%の増加となりました。販売額は、ドラッグストアの統計調査で前年比が算出可能な2015年以降、一貫して増加で推移しており、2025年も堅調に推移しました。
出典はこちらです。2025年小売業販売を振り返る;5年連続の増加となった小売業販売(経済産業省 経済解析室ニュース)
2025年のドラッグストアは、売上も店舗数も増えているんです!しかも同じページによると、伸びにいちばん効いたのは「食品」で、前年比9.1%増。ドラッグストアの販売額の3分の1くらいを食品が占めているそうです。薬屋さんというより、もう食料品店に近いんですね。言われてみれば、ぼくもウェルパークでお菓子や飲み物を買っていました。
というわけで、「業界がダメになったから狭山中央店も閉まったんだ」という説明は、どうやら当てはまらなさそうです。
「サンドラッグに客を取られたのかな」と思ったんですが
次に浮かんだのが「近くのサンドラッグやウエルシアに、お客さんを持っていかれたんじゃないか」でした。最初はぼくもそう思い込んでいました。でも、調べてみたら、どうもそう単純な話ではなさそうなんです。
まず、そもそもぼくは狭山中央店がどれくらい売れていたのかを、何ひとつ知りません。知らないまま「負けた」と決めつけるのは、さすがに乱暴ですよね。
そしてもう1つ、こっちのほうが面白かったので詳しく書きます。Googleの検索窓に語を打つと出てくる候補(サジェスト)を、3つのチェーンで同じ条件で数えてみました。「○○ 閉店」で出てくる3語以上の候補の数です。
| 調べた語 | 3語以上の候補の数 |
|---|---|
| ウェルパーク 閉店 | 11件 |
| サンドラッグ 閉店 | 54件 |
| ウエルシア 閉店 | 154件 |
これを見て、ぼくは自分の思い込みを引っ込めました。「勝った側」だと思っていた2社のほうが、閉店を調べられている数はずっと多いんです。ウエルシアにいたっては「ウエルシア 閉店 ラッシュ」なんて候補まで立っていました。
つまり、これは勝ち負けの話ではないんですね。大手のドラッグストアは、どこも店を閉めていて、同時にどこかで店を開けているんです。閉店の検索が並ぶのは、大きなチェーンならどこでも起きることで、ウェルパークだけの兆候ではありませんでした。
もちろん、この数え方には限界もあります。「閉店」という言葉には「今日は何時に閉まるのか」を調べている人も混ざりますし、候補の件数は店舗数の多さにも引っぱられます。それでも、同じ理屈を使えば「サンドラッグは閉店ラッシュだ」とも言えてしまうわけで。そんなふうに何にでも当てはまる理屈は、結局なにも言っていないのと同じですよね。
看板は違っても、たどるとどちらもイオングループ
ここからは、調べていていちばん驚いた話です。ウェルパークという会社が、いま何の一部なのかという話。
ウェルパークは2024年9月にウエルシアの完全子会社になりました
日本経済新聞が2024年4月19日に、こう伝えています。
ウエルシアホールディングス(HD)は18日、いなげや子会社でドラッグストア事業を手掛けるウェルパーク(東京都立川市)を完全子会社にすると発表した。9月2日付でイオンといなげやからウェルパークの全株式を取得する。取得額は約84億円。
つまりウェルパークは2024年9月2日から、ウエルシアの100%子会社なんです。ぼくはこれを読むまで、ウェルパークとウエルシアは名前が似ているだけの別会社だとばかり思っていました。実際、2024年8月まではその理解で合っていたんですけどね。
そのウエルシアは、2025年12月にツルハの完全子会社になりました
話はさらに上へ続きます。ウエルシアホールディングスは2025年11月27日に東証プライム市場での上場をやめ、12月1日にツルハホールディングスの完全子会社になりました。統合が完了したことは、Impress Watchが2025年12月2日に報じています。
ツルハとウエルシアの経営統合が完了。売上高2兆円超のドラッグストアチェーン誕生(Impress Watch)
2社を合わせると、店舗数はおよそ5,600店、売上高は2兆円超。日本でいちばん大きなドラッグストアチェーンになりました。
そしてマルエツも、たどるとイオンでした
ここが今回いちばんの発見でした! 思わず「えっ、そうだったの」と声が出ましたよ。図にすると、こうなります。
- イオン → ツルハホールディングス → ウエルシアホールディングス → ウェルパーク
- イオン → ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス → マルエツ
ウェルパーク狭山中央店から歩いてすぐのところに、マルエツ入間川店があります。ぼくはずっと、この2軒はまったく別々のお店だと思って使い分けていました。日用品はこっち、食材はあっち、みたいに。ところが株を持っているところをたどっていくと、どちらも同じイオングループに行き着くんです。ライバル同士だと思って眺めていた2軒が、上のほうではつながっていたんですね。この街での買い物って、思っていたより選択肢が少なかったのかもしれないな、とちょっと考え込みました。
ただ、これはぼくが読んだ報道とウィキペディアの記述で確かめたところまでです。それぞれの会社が出した資料そのものまでは読んでいません。ウェルパーク側の並びは2024年9月2日時点の記載にもとづくもので、統合のあとに所属が動いていないかまでは分かりませんでした。
それから、「統合したんだから、重なっているお店を整理しているだけじゃないの」とも考えました。ありそうな話ですよね。でも、そう発表した文書は1つも見つかりません。時期が近いからといって結びつけるのは、たぶん違うんだろうと思います。
買い物はどこへ行けばいいのか
お店が1軒消えるというのは、要するに買い物の足が1本減るということです。ここは実際の距離で見ていきます。
歩いて行ける範囲にあるお店
ウェルパーク狭山中央店(狭山市中央1-3-29)を中心に、周りのお店までの距離を出してみました。
| 場所 | ウェルパーク狭山中央店からの距離 |
|---|---|
| 星乃珈琲店 狭山店 | 約31m |
| マルエツ 入間川店 | 約345m |
| サンドラッグ 狭山店 | 約482m |
| セキ薬局 狭山市店 | 約754m |
| 狭山市駅 | 約912m |
| 狭山市役所 | 約990m |
| ウエルシア薬局 狭山台店 | 約1,022m |
| ウエルシア薬局 狭山北入曽店 | 約1,209m |
| ウエルシア 狭山東三ツ木薬局 | 約2,132m |
この数字、1つだけ注意して読んでください。地図の上で直線を引いた距離の概算であって、歩いた距離ではありません。住所を国土地理院の検索に投げて座標を出し、そこから計算しました。座標は街区の代表点に丸められているので、実際に道を歩けばこれより長くなります。
こうして並べてみると、いちばん近い買い物先はマルエツ入間川店で約345m、次がサンドラッグ狭山店(狭山市中央4-16-16)で約482mということになります。どちらも歩ける距離ではあります。ただ、いま目の前にあったお店が消えて、そこから数百メートル先まで歩くことになります。これって、体力のある人とそうでない人とでは、意味がまるで違ってきますよね。
処方箋を出せるウエルシアは、狭山市内では1km以上先です
「近くにウエルシアがあるでしょう」と思われた方へ。ここも確かめました。厚生労働省の地方厚生局が出している保険薬局の一覧(令和8年7月1日現在・埼玉県)で、狭山市内のウエルシアを全部拾うと3店です。狭山台店、北入曽店、東三ツ木薬局。いちばん近い狭山台店でも、直線で約1,022mあります。
ただしこの一覧に載るのは「処方箋を受け付ける指定を受けたお店」だけです。調剤をやっていないウエルシアがあれば、この一覧からは漏れます。なので「狭山市内のウエルシアは3店です」と言い切るのはやめておきますね。はっきりしているのは、処方箋を出せるウエルシアが3店あって、どれも1km以上先だということです。
ちなみに、狭山市駅の近くにあるセキ薬局の正式な店名は「セキ薬局 狭山市店」でした。「駅前店」という名前のお店は、この一覧にはありませんでした。
狭山市は65歳以上が3人に1人。車のない方はどうすれば
ここが、ぼくがいちばん気になっているところです。車で15分の距離は、車を持っている人にとっては距離のうちに入りません。でも狭山市は、そうでない人がかなり多い街なんです。
| 項目 | 数字 | 時点 |
|---|---|---|
| 狭山市の人口(ピーク) | 162,240人 | 1995年(総務省 統計ダッシュボード) |
| 狭山市の人口 | 142,751人(速報値) | 2025年(総務省 統計ダッシュボード) |
| 65歳以上の割合 | 32.25% | 2020年(社人研 令和5年推計の基準年実績) |
| 65歳以上の割合 | 33.96% | 2025年 推計(令和5年推計) |
| 65歳以上の割合 | 41.60% | 2045年 推計(令和5年推計) |
人口の2行は総務省の「統計ダッシュボード」から取った数字で、2025年は速報値です。65歳以上の割合の3行は、こちらの推計から取りました。日本の地域別将来推計人口 令和5(2023)年推計(国立社会保障・人口問題研究所)
調べていて思ったのは、数字には必ず「いつの」を付けないと話がずれるということです。よく見かける「狭山市の高齢化率は32.25%」は2020年の実績値で、2026年のいまの姿ではありません。同じ推計の2025年の数字は33.96%です。人口のほうも、1995年の162,240人から30年で約1万9千人減っています。ぼくが子どものころに比べて街が静かになった気がするのは、気のせいじゃなかったんですね。
国が「買い物困難者」を数えるとき、ドラッグストアは「店舗」に入っています
今回調べていて、いちばん「なるほど!」と思ったのがこの話です。農林水産省の研究所が「食料品アクセスマップ」というものを出していて、買い物に困っている人の数を全国の市区町村ごとに推計しています。その定義の原文がこちらです。
食料品アクセス困難人口とは、店舗まで500m以上かつ自動車利用が困難な65歳以上高齢者を指します。店舗は、食肉、鮮魚、野菜・果実小売業、百貨店、総合スーパー、食料品スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアが含まれます。なお、2015年以前ではドラッグストアは含みません。
出典はこちらです。食料品アクセスマップ(農林水産省 農林水産政策研究所)
読み飛ばしそうになりますけど、大事なのは「ドラッグストア」が名指しで入っているところです。国が買い物の不便さを数えるとき、ドラッグストアは食料品を買える店として正式に数に入っているんです。つまりドラッグストアが1軒消えることは、制度の上でもちゃんと「買い物がしにくくなった」に効くということなんですね。
同じ調査による狭山市の数字が、これです。
- 食料品アクセス困難人口(65歳以上):約1万4千人(14,248人)
- 65歳以上の人口に占める割合:29.90%(およそ10人に3人)
- うち75歳以上:8,688人(75歳以上の36.12%)
いずれも2020年の数字です。メッシュごとの按分で出した推計値なので、1人単位で正確な人数ではありません。それでも狭山市には、車が使えなくて買い物に困っている65歳以上の方が1万4千人規模でいるという桁は分かります。この数字を見てから、あの店の駐車場と、店の前を歩いていた人たちのことを思い出しました。
ウェルパーク狭山中央店が閉まって、この数字がどれだけ動くのかまでは、ぼくには計算できませんでした。約345mのところにマルエツ入間川店がありますから、ゼロかもしれません。ただ、「近くに店があるんだから平気でしょ」と軽く言ってしまうのも、なんだか違う気がするんです。毎日の買い物で往復数百メートル増えるというのは、地味にこたえますよ。
現実的な話をすると、これから買い物のたびに数百メートル余分に歩く方が出てきます。歩いて運べる量には限りがありますから、買い物用のキャリーカートを使うという手はあります。ぼく自身は使っていないので使い心地は書けませんが、2026年8月2日に楽天で「ショッピングカート 折りたたみ 保冷」と入れて調べてみたところ、価格は4,500円くらいから3万円近くまで幅がありました(値段はそのときどきで変わります)。値段の差は、だいたい自立するか・車輪が4輪か2輪か・保冷バッグが付くか・折りたたんだときの重さで付いています。段差の多い道を通るなら4輪で軽いもの、生鮮品を運ぶなら保冷付き、というのが選ぶときの分かれ目になりそうです。
跡地には何が来るんでしょう
正直に言うと、ぼくがいちばん知りたいのはここです。そしてここも、さっぱり分かりませんでした。
調べてみたんですが、何も出てきません
建築計画のお知らせ、不動産の売地やテナント募集の情報、企業からの発表、地域のニュース。「狭山市中央1 売地 テナント募集」みたいな言葉でも検索してみました。
結果は1件もヒットしません。後継のテナントも、建物を壊す話も、土地の売り買いも、表に出ているものは何も見つかりませんでした。
といっても、これは「跡地は決まっていない」という意味ではありませんよ。ぼくに言えるのは「2026年8月2日の時点では、何も出てきていない」ということだけです。もう決まっていて発表がまだ、というのは普通にありますよね。
ぼくとしては
ここからは、ただの住民としての勝手な願望です。
ぼくとしては、跡地がただの企業の事務所になるのがいちばんイヤです。コンビニならまだいいですが、できればコンビニより安く売っているお店に来てほしいなあと思います。あの立地で毎日の買い物ができなくなるのは、単純に困るんですよ。あそこ、車でも自転車でも歩きでも寄りやすい場所なんです。あの便利さがそのまま無くなるのは、もったいない気がします。
とはいえ、これはただの願いであって、何かを聞いたわけではありません。何か分かったら、この記事に追記しますね。
隣の星乃珈琲店と、この土地の記憶
星乃珈琲店は隣で営業を続けています
ウェルパーク狭山中央店のすぐ隣に、星乃珈琲店 狭山店があります。住所は狭山市中央1-3-26で、直線でおよそ31m。同じ「中央一丁目3番」の街区の中です。
この星乃珈琲店、ぼくが前を通るときはだいたいお客さんが入っていて、いつも盛況に見えるんです。だから今回、隣が閉まると知って余計に「え、なんで?」と思いました。もちろんこれはぼくが外から見た印象で、売上を知っているわけではありません。ただ、隣り合った2軒のうち片方が閉まって、片方は変わらず賑わっています。それを見ていると、「立地が悪かったんだろう」という単純な話ではないんだろうな、とは思うんですよね。
ちなみに、この2軒が同じ建物なのか別棟なのか、駐車場を共用しているのかまでは、ぼくもちゃんと見ていませんでした。次に行ったときに確かめてきます。
ご近所の方はどう思っているんでしょうか
この記事でいちばん書きにくかったのが、ここです。近所の方がこの閉店をどう受け止めているのか、ぼくは聞いて回っていません。お店の前で誰かに声をかけたわけでも、アンケートを取ったわけでもないので、正直まったく分からないんです。
「みんな困っています」と書けばそれらしくはなりますけど、話したこともない方の気持ちを勝手に代弁するのは、やっぱり気が引けます。
だから、ぼく一人の話として書きます。歩いて行ける買い物先が1つ減るのは、単純に困ります。あそこで買っていたものを、これからは別のどこかで買わないといけません。頭では「マルエツもサンドラッグもあるし」と分かっているんですけど、生活のリズムに組み込まれていたお店が抜けるのって、思っていたよりも落ち着かないものですね。
ここには昔、ファミコンショップ「桃太郎」とマクドナルドがありました
ウェルパークが2015年に開く前、この一帯には別の景色がありました。ぼくの記憶の話です。
ファミコンのカセットを中古で売って、買い取りもやっていた「桃太郎」というお店がありました。これは間違いありません。ぼくはあの店に通っていました。そしてその隣にマクドナルドが併設されていました。
ひとつだけ注釈を入れると、ウェルパークの敷地ぴったりの場所だったかというと、そこは自信がありません。あのあたりは向こう側にトヨタ系のお店なんかも並んでいて、記憶の中では「この一帯」という、もう少し広い範囲を指している気がします。番地まで言い当てられるほど、はっきりは覚えていないんです。
狭山台の「桃太郎」は、その前は「ユーアンドアイ」でした
この桃太郎、実は狭山台にもありました。そして狭山台の桃太郎は、その前は「ユーアンドアイ」というファミコンショップだったんです。ユーアンドアイが潰れて、桃太郎という名前になった。これも覚えています。
で、ぼくの推測なんですが、その狭山台の桃太郎が、ウェルパークになる前のこの場所に引っ越してきたんじゃないかと思っています。時期の感じからいって、たぶんそういう流れです。ファミコンショップが1軒、街の中で場所を移して、やがて消えて、その跡地にドラッグストアが建った。そのドラッグストアも、今年で終わります。
調べてみて、ひとつ面白いことが分かりました。桃太郎をやっていたのは株式会社ランシステムという会社で、1985年に狭山市で生まれた会社です。登記上の本店は、いまも狭山市狭山台四丁目にあります。ネットカフェの「自遊空間」を展開している、あの会社です。桃太郎の1号店は1989年4月に入間市で開いたそうで、つまりあのファミコンショップは、この街から始まったチェーンだったということになります。子どものころに通っていた店が地元発だったと知ると、なんだか嬉しいですね。
マクドナルドが消えた理由は、噂話しか知りません
併設されていたマクドナルドがどうしてなくなったのかは、ぼくもよく分かっていません。これは完全に噂話として聞いてください。当時「地主さんとお金のことで揉めたらしい」という話を耳にした覚えがあります。それで撤退になったんじゃないか、と。裏を取ったわけではまったくないので、そういう話を聞いたことがある、という以上のことは書けません。
ついでに、狭山市のマクドナルドの現在地も整理しておきます。よく「狭山カルフールのマック」と言われますが、あの建物、いまはマクドナルドどころかカルフールでもありません。2002年に開業したカルフール狭山が2010年にイオン狭山店へ変わり、2023年に建物の運営がヤマダデンキへ移りました。いまは1階がヤマダデンキで、2階にイオンスタイル狭山が入っている形です。ミニ四駆のコースを見に行ったヤマダデンキ狭山店が、まさにその建物ですね。ぼくが見るかぎり、あそこにマクドナルドはありません。
そして中央一丁目にマクドナルドがあったという記録は、ネットで探せる範囲では1つも出てきませんでした。桃太郎のほうも、店名は見つかるものの、どの番地にあったかまでは分かりません。ぼくの記憶ははっきりしているので、記録が残っていないだけだと思っています。今度、図書館で昔の住宅地図を見てこようと思います。分かったらこの記事に書き足しますね。
狭山市駅東口はどうなるのか
もう1つ、地元で気になっている話に触れておきます。狭山市駅の東口から大きな通りが延びていて、街の投資はそちらへ向かっているように見えるんですよね。昔からある通りのほうは、置き去りになってしまうんでしょうか。
東口の区画整理は、実はもう終わっていました
先に1つ、ぼくの勘違いを白状させてください。
狭山市駅東口の土地区画整理事業は、これから始まるのではなく、2018年8月にもう完了しています。埼玉県知事による換地処分の公告が行われ、2019年3月には完成記念碑の除幕式まで済んでいるそうです。ぼくはずっと「東口はこれから開発される場所」だと思い込んでいたので、これは意外でした。
ただし、これはウィキペディアで確認したところまでです。市が出した公告そのものまでは読んでいないので、そのつもりで読んでくださいね。
いま延びているのは「狭山市駅加佐志線」です
では、いま工事が続いているのは何なのか。都市計画道路「狭山市駅加佐志線」の、まだ整備されていない区間だと思われます。狭山市駅東口から東へ延びて、加佐志のあたりで工業団地日高線につながる幹線道路です。未整備区間は約930mで、2026年度末の開通を目指して工事が進んでいる、とされています。
この「930m」「2026年度末」という数字は、検索で出てきた要約から拾ったものです。ここも、そのつもりで読んでください。
西口は「あえて大型商業を入れなかった」再開発でした
比べる材料として、西口の話も書いておきます。狭山市駅西口の市街地再開発事業は2012年6月に完了しています。施行したUR都市機構のページに、事業の経過が載っていました。
ウィキペディアによると、この再開発で面白いのは、駅前広場にあえて大規模な商業施設を誘致せず、市民広場を置いたという設計方針が採られたことです。全国でよくある「再開発ビルを建ててテナントを募集する」型を、意識して避けたんですね。その後、2015年3月31日に西友狭山市駅前店が閉店して西口の買い物の便が心配された時期があり、2019年にベルク狭山入間川店が入って持ち直した、という流れもあったそうです。
東口ばかり良くなって、こっちは置いていかれるんでしょうか
で、肝心の問いです。市の投資や商業の集まりは東口へ向かっているのか。昔からの通りは置き去りになるのか。
正直、ここはぼくにも分かりませんでした。市の総合計画や立地適正化計画をちゃんと読み込んだわけではないので、「東口に流れている」と言い切るのは、ただの当てずっぽうになってしまいます。
ぼくが言えるのは、狭山市駅の東でも西でも、そして今回の中央一丁目でも、お店が閉まったり開いたりを繰り返してきたということくらいです。西友が閉まり、ベルクが入り、ケイ・ホビーが消え、そして今回ウェルパークが閉まります。街ってこうやって入れ替わり続けるんだなあ、と、あらためて思いました。
閉店の話ばかりだと気が滅入るので、狭山でいまやっている催しの記事も置いておきますね。狭山市立博物館の「クルマ展」で、会期は2026年9月6日までです。

まとめ:ウェルパーク狭山中央店の閉店で、覚えておいてほしいこと
今日の話を、ざっとおさらいしますね。
ウェルパーク狭山中央店は、2026年8月30日(日)の午後6時で閉まります。なぜ閉まるのかは、探した範囲では何も出てきませんでした。ドラッグストアという業界そのものは縮んでいなくて、2025年は販売額が前年比5.5%増、店舗数も3.6%増。近くの大手に負けたという話でもなさそうで、閉店の検索件数を並べてみたら、むしろサンドラッグやウエルシアのほうが多いくらいでした。看板は違っても、ウェルパークもマルエツも、たどると同じイオングループだったというのが、今回いちばんの驚きです。そして国が買い物困難者を数えるときの「店舗」には、ドラッグストアがちゃんと入っています。だからお店が1軒消えるのは、思っている以上に生活に効く話なんですね。
跡地に何が来るのか、桃太郎とマクドナルドが正確にはどの番地にあったのか、街の投資が東口に向かっているのか。このあたりは分からずじまいでした。分かったらこの記事に書き足します。
で、いちばん大事なのはポイントの話です。「ウェルパーク 狭山中央店 閉店」で検索してここにたどり着いた方は、まず手元のポイントを確かめて、8月30日の午後6時までに使い切ってしまってください!返金はしてもらえませんし、案内されている5店はどれも狭山市の外です。これがこの記事でいちばん役に立つ話だと思います。
もし「あそこは昔こうだったよ」とか「跡地はこうなるらしいよ」とご存じの方がいたら、ぜひ教えてください。ぼくもこの街に住んでいる一人として、次に何が来るのかを見届けたいと思っています。

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