「claude code ブログ 自動化」という方法を、ぼくは3つとも実際に試してみました。きっかけは、Obsidianを使った知的生産の発信をしている飯塚浩也さんの動画「AIをいちいちメンテナンスする必要はありませんClaude Code/Codex自動化【Obsidian】」です。この動画で紹介されていたのは、AIエージェント(Claude CodeやCodexなど)に、ドキュメントや知識、ルールを定期的にチェックさせて、自動でメンテナンスさせるという手法でした。ポイントは、AIが差分(ズレ)を見つけても、その場ですぐには直さないという設計。必ず「ここが違います、こう直しましょうか」と一度人間に確認してから反映する、という約束が組み込まれています。今日は、この動画を参考に、ぼくが実際に設定して動かした3つの自動化を、出た結果そのままで手順ごとに紹介します。
参考にしたのは、こちらの動画です(飯塚浩也さんのチャンネル)。
「claude code ブログ 自動化」を、3つとも試してみた共通のやり方
ぼくが使っているノートの保管庫は、だいたいこんな構造になっています。3つの自動化は、それぞれこの中の別々の場所を対象にしています。
動画で見た「提案してから直す」という設計
まず、3つの自動化に共通する考え方から説明します。動画で紹介されていたのは、AIに定期的にチェックさせて、ドキュメントや知識、ルールを自動でメンテナンスさせる手法でした。ここでいちばん大事なのは、AIが古くなった記述や矛盾を見つけても、その場でいきなり書き換えないという設計です。必ず「ここが違います、こう直しましょうか」という提案だけを出して、人間の返事を待つ。確認してOKを出して、はじめて反映される。この「提案してから直す」という約束があるからこそ、安心して自動化を任せられると感じました。
なぜ3つとも試すことにしたのか
動画では、この手法が使える対象として、ドキュメント・知識、そしてルールの3種類が紹介されていました。せっかくなので、1つだけ試して満足するのではなく、3つとも実際に設定して動かしてみることにしました。同じやり方が、対象が変わっても本当に通用するのかを、自分の目で確かめたかったからです。
3つとも同じ3ステップで設定した
ぼくは今回、この考え方を使って、3つの対象(ドキュメント・知識/メモリー・ルール)でそれぞれ自動化を試しました。3つとも、やり方は同じ3ステップです。1つ目は対象を決めること。何を定期的にチェックさせるかを、まず1つに絞ります。2つ目は頻度を決めること。対象が変化する速さに合わせて、週1回か月1回かを選びます。3つ目は「見つけても勝手に直さず、必ず提案してから」という確認の約束を、AIへの指示(プロンプト)にはっきり書いておくことです。この3ステップさえ押さえておけば、対象が変わっても同じやり方で応用できます。
3つ目の「確認の約束」は、実際にはこんな文面をAIへの指示に入れています。対象の部分を毎回書き換えるだけで、どの自動化にも使える共通の型です。
「〇〇の内容が実態とズレていないか確認してください。ズレを見つけても、その場で書き換えないでください。まず『ここがズレています。こう直します』という提案を提示し、私が承認したら反映してください。」
自動化1:ドキュメントの自動更新
さっきの図でいうと、ここです。
対象と頻度
1つ目に試したのは、ドキュメントの自動更新です。対象に選んだのは、ブログ運営で使っている、ある投稿ツールの説明書(README的なメモ)でした。この説明書には、その投稿ツールで何ができるか、どう使うかがまとめてあります。頻度は週1回にしました。毎日チェックさせるほど頻繁にツールの仕様が変わるわけではありませんし、逆に月1回では変化に気づくまでの間が空きすぎると感じたからです。
実際にAIへ渡した指示は、こんな文面です。
「このドキュメントの内容が実態とズレていないか確認してください。ズレを見つけても、その場で書き換えないでください。まず『ここがズレています。こう直します』という提案を提示し、私が承認したらドキュメントを更新してください。」
実際にやってみた結果
設定を作った直後、次の週を待たずに、その場で1回手動で動かしてみました。結果として、実際にズレが1件見つかりました。内容はこうです。ブログ運営で使っている、ある画像アップロード用のツールが、実は画像だけでなく、ゲームアプリのような単体HTMLファイルのアップロードにも対応していたのに、説明書にはそのことが書かれていなかったんです。面白いのは、このゲームアプリのアップロード機能、実はぼくが以前から使ったことのある機能だったという点です。このブログでミニゲームを紹介した記事(ランキング機能付きブラウザテトリスの開発記事)を投稿したときに、まさにこの機能を使っていました。使っていたのに、説明書のほうにはそれが記録されていなかったわけです。
提案から確認までの流れ
AIはこのズレを見つけても、その場で説明書を書き換えませんでした。「ここが違います。こう直します」という提案だけを提示して、返事を待ってくれたんです。提案の内容を読んで、「たしかにこの機能について書かれていないな」と確認できたので、そのままOKを出しました。OKを出すと、その場で説明書が更新されました。自分で一文字も打たずに、確認と承認だけで直った形です。
自動化2:知識・メモリーの自動更新
さっきの図でいうと、ここです。
対象と頻度
2つ目に試したのは、知識・メモリーの自動更新です。対象に選んだのは、ふだん思いついたことを書き留めているメモでした。頻度は週1回にして、事業のアイデアになりそうな内容があれば、「アイデア一覧」への転記を提案する、という設定を作りました。ここでも約束は同じで、AIが勝手にアイデア一覧へ書き加えることはせず、「こういう内容がありました。アイデア一覧に加えましょうか」と提案するところまでにしています。
実際にAIへ渡した指示は、こんな文面です。
「この1週間で増えたメモを見て、事業のアイデアになりそうな内容があれば、アイデア一覧に加えるべきかを提案してください。勝手に書き加えず、まず提案だけにしてください。」
実際にやってみた結果
実際に動かしたところ、直近の期間を見ても新しいメモが見つかりませんでした。実際にはここ1か月ほど、新しいメモを書いていなかったんです。ここで大事だと思ったのは、AIが「何か見つけなければ」と無理にひねり出さず、「該当なし」と正直に報告してくれたことです。見つかったことだけが自動化の価値ではなく、何も無ければ何も無いと素直に言えることも、同じくらい大事な結果だと感じました。
自動化3:ルールの自動更新
さっきの図でいうと、ここです。
対象と頻度
3つ目に試したのは、ルールの自動更新です。対象に選んだのは、AIエージェントに渡している行動ルールのメモでした。頻度は月1回にして、古くなった記述や、重複した記述が無いかを点検してもらう設定にしました。ルールは知識ほど頻繁には変わらないので、ドキュメントや知識より間隔を空けています。この対象を選んだのは、AIエージェントに渡すルールこそ、放っておくと矛盾や重複がいちばん溜まりやすい場所だと感じていたからです。
実際にAIへ渡した指示は、こんな文面です。
「このルールの内容を確認してください。古くなった記述、重複した記述があれば指摘してください。指摘内容を提示し、私が承認したものだけを反映してください。」
実際にやってみた結果
実際に動かしたところ、こちらも「該当なし」でした。理由は、直近ですでに手動でルールを見直し済みだったからです。AIエージェントについてあれこれ考える中で、以前AIエージェントについて考えた別の記事でも書いたような試行錯誤をしていたので、ルールのほうはすでに整理済みだったんですね。これも、無理に指摘を作り出さなかった結果だと受け止めています。
3つを比べてみると
比較表で見る
ここまでの3つの自動化を、対象・頻度・見つかったことで一覧にしてみました。
「該当なし」も意味のある結果
表にしてみると、ズレが実際に見つかったのはドキュメントの1件だけで、知識・メモリーとルールは「該当なし」でした。でも、この「該当なし」が2つとも並んだこと自体、ぼくにとっては意味のある結果です。AIに定期チェックを任せると、「何か見つけないと格好がつかない」という力が働きそうなものですが、今回はそうならず、無いときは無いと正直に報告されました。これは、動画で見た「提案してから確認する」という設計が、ちゃんと利いている証拠だと思っています。
まとめ。今日から真似できる3ステップ
今日から真似できる3ステップ
最後に、今回の内容を実際に真似できる形でまとめます。
1つ目は、自分が持っているドキュメント・メモ・ルールの中から、「今、実際とズレていそうなもの」を1つだけ選ぶことです。全部を一気にやろうとせず、まずは1つに絞るのがコツだと感じました。2つ目は、頻度を決めて設定することです。対象が変化する速さに合わせて、無理のない頻度(週1回・月1回など)を選べばいいと思います。3つ目は、「見つけても勝手に直さず、必ず提案してから」という確認の約束を、AIへの指示に必ず入れることです。
迷ったら「確認ステップ」だけは外さない
もし1つだけ外せないポイントを挙げるとしたら、この確認ステップです。ここを省略して全部自動で書き換えさせてしまうと、今回のような安心感は得られなかっただろうと思います。ブログ運営のいろいろな試行錯誤は、以前Claude Codeでブログ運営を試した別の記事でも書いているので、興味があれば読んでみてください。
今回使ったルーティンの仕組みについては、Anthropic公式のドキュメント(Automate work with routines、※英語サイト・自動翻訳推奨)に詳しい説明があります。ドキュメントの整合性チェックのような使い方も例として挙げられていて、ぼくが今回試したこととも近い内容でした。Claude Code自体の全体像は公式の概要ページ(※英語サイト・自動翻訳推奨)にまとまっています。
「claude code ブログ 自動化」を3つとも試してみて、いちばん印象に残ったのは、AIが「該当なし」も正直に報告してくれたことでした。見つけても勝手に直さず、必ず確認してから反映する。この約束さえ守られていれば、思っていたより手間なく自動化を任せられると感じています。
追記(2026-08-06):この記事を書いたあと、3つともこのまま使い続けることに決めました。実際にやってみると、最初に決めた頻度(週1回・月1回)では少し間隔が長いと感じたので、ドキュメントと知識・メモリーの自動化は週2回、ルールの自動化は月2回に短くしています。ドキュメントの自動更新は、最初に選んだ1つの説明書だけでなく、手元にあるほかの説明書にも対象を広げてみました。

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