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ケイ・ホビーの代わりはどこにある?埼玉ミニ四駆サーキット聖地巡礼の旅

AIで調べてみた
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ケイ・ホビーの突然の閉店から、しばらくの時が経ちました。SNS上では今も、閉店を惜しむ声や、シャッターが閉まった店舗を訪れる「聖地巡礼」の報告が後を絶ちません。しかし、悲しみに暮れてばかりもいられません。ぼくたちミニ四駆レーサーは、走らせてこそレーサーです。心のモヤモヤを晴らすには、新しいコースでマシンをセッティングし、ライバルたちとコンマ1秒を競い合うしかありません。ケイ・ホビーという偉大すぎる「ホーム」を失った今、ぼくたちはどこへ向かえばいいのでしょうか。これは、同じように路頭に迷うすべてのミニ四駆難民に捧げる、新たな聖地を探す旅の記録です。まずは、ぼくたちが何を失い、何を求めるのかを定義し、その基準を持って、川越周辺のサーキットを巡る旅に出たいと思います。

2025年8月17日のケイ・ホビー
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さらば、わが心のホームサーキット

新しい場所を探す前に、まず、ぼくたちが失ったものがどれほど大きく、かけがえのないものであったかを、改めて心に刻む必要があります。なぜ、ケイ・ホビーは多くのレーサーにとって、単なる模型店ではなく「ホーム」であり「聖地」だったのか。その素晴らしさを具体的な言葉で定義すること。それが、新しいホームを探すための、唯一の羅針盤になるはずです。

我々は何を失ったのか?「5つの柱」の再確認

ケイ・ホビーの魅力を支えていたのは、大きく分けて5つの柱でした。これら全てが、高いレベルで満たされていたからこそ、我々はあれほどまでに夢中になることができたのです。

  1. サーキットの質: いつでも走らせられる常設の大型コース。定期的に変更される走りごたえのあるレイアウト。
  2. ピットスペースの環境: 快適な作業スペースと、充電やメンテナンスを可能にする充実した設備。
  3. パーツの品揃え: 「ここに来れば何とかなる」という絶対的な安心感を与える、圧倒的な在庫量。
  4. スタッフの専門性: 初心者から上級者まで、誰もが頼れる知識と愛情を持ったスタッフの存在。
  5. コミュニティ機能: 日々の練習の成果を発揮できるレースイベントと、レーサー同士が切磋琢磨できる環境。

これらの一つでも欠けていたら、ケイ・ホビーは聖地にはなり得ませんでした。この5つの柱こそ、ぼくたちが次の場所に求めるべき、譲れない条件なのです。

あの日の静けさと、貸し切りのコース

言葉で語るだけでは、あの場所の空気感は伝わりません。幸いにも、ぼくの手元には、閉店前に撮影した何枚かの写真が残っていました。これらは、ケイ・ホビーがどれほど深く、ミニ四駆という文化を理解していたかを示す、何よりの証拠です。

壁一面に貼られた、お店独自のレース「GT-ADVANCED」の膨大なレギュレーション。そして、レーサーたちの名前とタイムがびっしりと書き込まれた、手作りのタイムアタックボード。自分の名前を書き込む時の、あの誇らしい気持ち。上位ランカーのタイムを見て「次は絶対に抜いてやる」と誓った夜。すべてが懐かしく、そして愛おしい記憶です。

そしてこの写真は、閉店わずか数日前の8月15日、ぼくが息子と訪れた時のプレイゾーンの様子です。夏休みの日曜日でしたが、時間帯のせいか、ミニ四駆のコースは驚くほどに静かでした。コースを独り占めする形で、ぼくの息子だけが夢中になってマシンを走らせていた、とても贅沢な時間でした。この素晴らしい場所が、この親子の時間を見守ってくれているようでした。

比較のための「ベンチマーク・チェックリスト」

この思い出と感謝を胸に、ぼくは、新しいホームを探すための客観的な物差しとして、**「ケイ・ホビー・ベンチマーク・チェックリスト」**を作成しました。今後、様々なサーキットを訪れる際には、このリストを使って評価していきたいと思います。

大項目チェック項目
1. サーキットの質常設か?/ コース規模・レーン数 / レイアウト変更 / ラップタイマー有無
2. ピットスペース席数・広さ / 電源コンセント / エアダスター等の設備
3. パーツ品揃えGUP充実度 / 限定品・オリジナル品 / 工具・ケミカル類
4. スタッフの専門性相談できるか / 初心者への対応
5. コミュニティ機能店舗レース有無・頻度 / タイムアタック掲示板など
6. 付帯情報無料駐車場 / 車・自転車でのアクセス / 利用料金 / 営業時間

特に、工具やマシンを車で運ぶレーサーにとって、「無料駐車場」の有無は死活問題です。ケイ・ホビーが当たり前のように提供してくれていた、この恵まれた環境を基準に、新たな聖地を探す旅を始めましょう。

https://amzn.to/3HXKunl

新たな「ホーム」を探す旅へ

このチェックリストを携え、ぼくは、川越を中心としたエリアに存在する、ミニ四駆サーキットを持つお店の調査を開始しました。ケイ・ホビーが残した大きな空白を埋めてくれる可能性のある、4つの有力な候補。それぞれの場所が、どんな魅力と個性を持っているのか。徹底的なファクトチェックに基づいた、詳細なレポートをお届けします。

【川越エリア】精文堂(せいぶんどう)

まずは、同じ川越市内にある老舗「精文堂」さん。ケイ・ホビーの長年のライバルとも言える存在で、多くの地元レーサーが思い浮かべる最初の選択肢ではないでしょうか。

  • 所在地: 埼玉県川越市脇田本町6-3
  • 公式サイト: https://ms-seibundo.com/
  • X (旧Twitter): https://x.com/seibundohobby
  • 調査結果:
    • サーキット・ピット: 2階のホビーフロアに、常設の3レーンサーキットとピットスペースが完備されています。**利用料は嬉しい「1時間無料」**です。ただし、ラップタイマーとピットの電源については、常設されているか明確な情報は確認できませんでした。
    • パーツ品揃え: ミニ四駆ステーションであり、基本的なパーツは揃っています。
    • コミュニティ・イベント: 「精文堂CUP」の開催実績はありますが、公式サイトを見る限り、直近でのイベント開催は確認できませんでした。
    • 駐車場: 有料です。提携コインパーキング(5台)があり、料金は100円/20分。これは大きなマイナスポイントです。
    • 営業時間(2F ホビー): 平日 12:00~19:30、土日祝 10:00~19:00。元旦定休。

【狭山エリア】HD-BASE(エイチディーベース)

次に、川越のすぐ隣、狭山市にある「HD-BASE」さん。個人経営ならではの、非常に熱心なコミュニティがあると評判のお店です。

  • 所在地: 埼玉県狭山市富士見1丁目15−38 小沢ビル
  • 公式サイト: https://hdbase.site/
  • X (旧Twitter): https://x.com/hdbm4wdrc
  • 調査結果:
    • サーキット・ピット: 屋内に本格的なサーキットとピットスペースを完備。公式サイトやXの写真から、ラップタイマーと各席の電源が完備されていることが明確に確認できます。
    • 利用料金: 有料制です。料金体系は平日・土日祝で細かく設定されています。(例:平日大人1時間550円/最大2,480円)
    • コミュニティ・イベント: ナイトレースなどが非常に高い頻度で開催されており、Xでのレポートも詳細。かなりレースに特化した、レベルの高いコミュニティがあるようです。
    • 駐車場: **無料駐車場(8台分)**があります。これは非常に大きな魅力です。
    • 営業時間: 平日 17:00~24:00、土曜 12:00~24:00、日曜 12:00~20:00。月曜定休。仕事帰りのレーサーにとっては最高の環境かもしれません。

HD-BASE 施設ご利用案内

営業時間
曜日営業時間
月曜日定休日
火曜日17:00~24:00
水曜日17:00~24:00
木曜日17:00~24:00
金曜日17:00~24:00
土曜日12:00~24:00
日曜日12:00~20:00

【補足事項】

  • 最終入店は、閉店時刻の2時間前まで。
  • お客さんのいない場合は、閉店時刻の1時間前に営業を終了することがあります。
料金

料金は平日土日祝で異なります。

プラン平日料金(1時間 / 最大料金)土日祝料金(1時間 / 最大料金)
大人¥550 / ¥2,480¥660 / ¥2,980
子供(中学生まで)¥440 / ¥1,490¥550 / ¥1,980
親子パック ※1¥660 / ¥2,980¥770 / ¥3,480
付き添い ※2¥440 / ¥1,490¥550 / ¥1,980

【補足事項】

  • イベント時や貸切の料金については、別途告知されるか、直接お店へのお問い合わせが必要です。
  • ※1 親子パックについて: お子様または保護者様のどちらか一方が遊ぶ(マシンを走らせる)プランです。座席は1席+補助座席の利用となります。
  • ※2 付き添いについて: マシンを走らせる大人の方に、付き添う方のためのプランです。付き添いの方は座席の利用が可能です。

【さいたまエリア①】タムタム 大宮店

少し足を延ばして、さいたま市にある大型総合ホビーショップ「タムタム 大宮店」さん。その圧倒的な規模と品揃えは、多くのホビーファンを惹きつけています。

https://amzn.to/4n4uRtc
  • 所在地: 埼玉県さいたま市見沼区春野2-8 Patria東大宮3F
  • 公式サイト: https://www.hs-tamtam.jp/shop/oomiya.html
  • 店舗ブログ:https://ameblo.jp/tamtam-oomiya/theme-10098059608.html
  • X (旧Twitter): https://x.com/tamtam2005oomiy
  • 調査結果:
    • サーキット・ピット: 屋内にミニ四駆サーキットと広大なピットスペースがあります。しかし、ラップタイマーの常設や、ミニ四駆用ピットで電源が自由に使えるかは、明確な情報が確認できませんでした。
    • パーツ品揃え: 総合ホビーショップの名に恥じない、圧倒的な品揃えが期待できます。
    • コミュニティ・イベント: 店舗ブログを精査したところ、タミヤ公式の**「ミニ四駆ステーションチャレンジ」**が定期的に開催されており、非常に活発なコミュニティ活動が確認できます。
    • 駐車場: **施設の巨大なパトリア東大宮駐車場(840台)**が利用可能。満車で困ることはまずないでしょう。
    • 利用料金: 不明です。行ってみます!
    • 営業時間: 10:00~21:00、年中無休。

【さいたまエリア②】イエローサブマリン 大宮本店

こちらも、さいたま市にある大手ホビーショップ「イエローサブマリン 大宮本店」さん。カードゲームやプラモデルに強いイメージがありますが、ミニ四駆にも力を入れているようです。

  • 所在地: 埼玉県さいたま市北区宮原町3-561
  • 公式サイト: https://yellowsubmarine.co.jp/shop/大宮本店&プレイソフト宮原店/
  • X (旧Twitter): https://x.com/ys_honten
  • 調査結果:
    • サーキット・ピット: ミニ四駆ステーションとして3レーンサーキットとピットスペースが常設されていますが、こちらもラップタイマーと電源の常設は確認できませんでした。
    • コミュニティ・イベント: 過去に大会の開催実績はありますが、Xアカウントを調査した限り、2024年以降、店舗主導のミニ四駆レースイベントの告知は見当たりませんでした。
    • 駐車場: **専用駐車場がありません。**車で行く場合は、近隣のコインパーキングを探す必要があります。
    • 利用料金: 有料です(買い物レシートまたは利用料。例:平日200円、土日祝500円)。
    • 営業時間: 平日 12:00~20:00、土日祝 11:00~19:00。年中無休。

比較表で見えた、それぞれの「個性」

さて、個別の調査結果が出揃いました。これを、ぼくたちの「ケイ・ホビー・ベンチマーク」と比較し、一覧表にまとめてみましょう。◯△×、そして「不明」という評価で、各店舗が持つ「個性」と「強み」が一目瞭然になるはずです。

聖地の代わりは、どこにある?比較一覧表【最終版】

(評価基準:◯=ケイ・ホビー同等かそれ以上、△=少し劣る or 条件付き、×=劣る or 無し、不明=確認できず)

チェック項目ケイ・ホビー精文堂HD-BASEタムタム大宮イエローサブマリン大宮
常設サーキット
ラップタイマー不明不明不明
ピット(電源等)不明不明不明
パーツ品揃え
専門スタッフ
店舗レース×
無料駐車場××
利用料金
営業時間

川越周辺エリアの選択肢

この表から見えてくるのは、川越から最も近い**「精文堂」さんと「HD-BASE」**さんの、全く異なる個性です。精文堂さんは、1時間無料という圧倒的な気軽さがありますが、駐車場の問題やイベントの現状、設備の不明点が気になります。一方、HD-BASEさんは、利用料金こそ高めですが、無料駐車場、深夜までの営業時間、そして何より活発なレースコミュニティと、ケイ・ホビーの「レース道場」としての一面を、より先鋭化させたような魅力があります。

少し足を延ばせば広がる世界

もう少し広域に目を向けると、さいたま市の**「タムタム 大宮店」さんが、総合力で非常に高い評価になることが分かります。巨大な無料駐車場、豊富な品揃え、そして活発なイベントと、多くの面でケイ・ホビーに匹敵するポテンシャルを持っています。一方、「イエローサブマリン 大宮本店」**さんは、駐車場の問題と、レースイベントが現在行われていない点が大きなハードルとなりそうです。


完璧な代替地は、存在しない。 それが、今回の調査でぼくが至った、一つの結論です。ケイ・ホビーが持っていた、あの絶妙なバランス…すなわち、初心者が気軽に立ち寄れる温かさと、上級者が本気で打ち込める環境、そしてそれらを支える圧倒的な利便性。その全てを兼ね備えた場所は、そう簡単には見つからないでしょう。

しかし、絶望する必要はありません。それぞれの場所に、それぞれの素晴らしい個性と魅力があることも、同時に分かったからです。 この旅は、失われたものの大きさを再確認する旅であると同時に、まだ見ぬ新しい出会いを探す、希望の旅でもあります。

机上の調査は、ここまでです。 次はいよいよ、この比較表とチェックリストを手に、実際に店舗を訪れてみたいと思います。その空気感を、この肌で感じるために。 この聖地巡礼の旅は、まだ始まったばかりです。

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